今朝は容ちゃん一家に朝食をごちそうになった。その後、ヒデさんのお宅に伺い、紅茶を飲みながら1時間ばかりお話した。高層マンションの26階。この建物よりも高い建物は周囲にない。東向きのベランダからは二手に分岐した川が見える。おそらく東京湾へと繋がっているのだろう。空は晴れているが、遠くに見える地平線はぼんやりしている。僕たちの眼下には無数の民家がある。そこに住む人々はそれぞれ今年最後の日をそれぞれの想いと共に過ごしているはずだが、ここにいると街には物音一つなく、ただ静かにモノトーンな時間が流れているだけに見える。ボストンに来てもらったのはもう10年以上も前になるんですね。幸ちゃんはまだ40代で、僕たちはまだ30代だった。写真に映る懐かしい風景の中には今よりもずっと若い僕たちがいる。時の大切さを実感するということは、命の大切さを実感するということである。今年もあと5分で終わる。とても短い時間でしたが、今回ヒデさんと幸ちゃんに再会できて良かったです。
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