学部の科目で「臨床理学療法学演習」という科目がある。3年生の後期に開講される科目で、4年時の「臨床実習」の前哨戦となる科目である。うちの学部が開設されるときに構想を練ってカリキュラムに組み入れてもらっただけに、僕にとっては思い入れのある科目の一つである。ロースクールやMBAでのケーススタディーを参考に科目設計したもので、当時の理学療法教育の世界では「何それ?」「どんなことするん?」「そんなん難しいんちゃうん?」という空気の中で始まったように記憶している。手短に言ってしまえば、学生に架空の症例を提示し、学生がその症例の問題点を分析して、それを基に解決策を考えるといった、至ってシンプルな演習である。今となっては、学外のことは知らないが、学内では「重要だ、うんだ、うんだ」とその重要性を認識してもらっている科目である。(次回ブログ「
OSCE」へと続く)
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