昨日の午後は確定申告書を税務署に提出した。日本のサラリーマンは年末調整という有難いシステムがあるので、普通は自ら申告書をファイリングする必要はないのだが、前年に雑所得が20万円以上あったり、マイホームを購入したり、マンションを人に貸してたとか、株で大損したなんて場合は、する必要がある。あ、そうそう、年収が2000万円以上ある人も申告義務アリです。
税金については、僕はアメリカで多くを学んだ。あちらでは確定申告を「Tax return」と呼ぶ。税務署は略してIRS(Internal Revenue Service)。"Return"というくらいだから、一度納めた税金を返してもらうことが前提である。サラリーマンもみんな申告する。控除の仕組みを理解していないと、受け取れるrefundが受け取れなかったりするので、ファイリングスキルによっては、しがないリーマンであっても還付金に数十万円くらいの差が出てくる。高所得者であれば、数百万、企業だと数千万、数億円といった違いが出てくるだろう(ま、僕は貧民層だったので、このレベルの話は実際のところ良く知らないのだが)。
所得税を自分で申告するのとしないのとでは、税金に対する意識はかなり違ってくると思う。少なくとも僕は自分で申告することで税制についてよく考えるようになった。誰が初めにこんな複雑な課金システムを考案し、構築したのだろう。「国家」というのは巨大な会員制クラブみたいなものなのだが、やはり特権階級にあるクラブの経営者と学のあるスペシャリストが結託して考えたんだろうね。一昔前の小泉・竹中コンビの図式で考えると分かりやすいかもしれない。。。
「法の下の平等」という言葉はあるけれど、「税の下の平等」という言葉はあるのだろうか? たぶん無いと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿