2012年4月27日金曜日

学院ブランド

実習地訪問を済ませてきた。うちの学生は4年生になると2ヶ月にわたる「臨床実習」に出向くわけだが、この期間中に最低一度、教員が現地を訪問します。学生がつまずいている場合は問題解決のために2度目、3度目の訪問をするなんてこともありますが、実習の経過が順調であれば、先
方への「ご挨拶」が訪問の主な目的となります。

こちらに赴任した頃は、こんなご挨拶するだけの用事を「仕事」と呼んで良いのだろうか(一応「出張」扱いになる)と思ったものだが、最近はずいぶんと慣れてきて、「これで仕事してることになるなんて素敵だな」と思うようになりました^^。

実習施設によって若干異なりますが、訪問すると先方の担当者や学生とお話して1時間ほど滞在します。それで今回も雑談を交えて指導者・学生・教員の三者でお話していたのですが、その中で指導者の方が一言、

「神戸学院の学生さんってみんなよく似てるんですよね」

と仰られました。

どういうことかと言うと、みんな基本的に

  • おとなしくて
  • 良い子で
  • ガツガツしたところがない

実は僕もずっと同じことを考えていたので、これを聞いた時には嬉しくて、何か妙に気持ちが高ぶってしまいました^^。

そうなんですよね。うちの理学療法の学生って概してスマートでギラギラしてないんですよね。「スマート」というのは、もちろん体型の話ではなく、また知的な意味でもなく、「品」という意味に近いんだけど。

確かに「前のめりな積極性」が求められる臨床実習ではマイナスとなる場合もあるのだけど、僕はこれって大事にしたいと思う。これってなかなか得難い特質ですよ。

例外もあるでしょうが、うちのプログラムにはそこそこ裕福なご家庭のご子息ご令嬢が入学されていて(実際に各ご家庭の経済状況を調べたわけではないのだが)、みんなお行儀が良くて、保守的で、確立した既存の体制に歯向かっていくような子はおりません。群れの中にあるエネルギーにうまく乗っかっていくのが得意というか、うまいと言うか。とにかくそういうスキルをこれまでの人生の中で自然に身に付けてきた人たちなんだろうと思う。

学校にはそれぞれ「校風」というものがある。一昔前なら「カラー」、最近では「イメージ」や「ブランド」と言ったりするのかもしれない。うちは私学だから、国立なんかの貧乏臭い感じ(僕の個人的なイメージ^-^)とは違ったものを追求していくべきなんですよね。慶応には慶応の、学習院には学習院のイメージがあるように、神戸学院には神戸学院独自のイメージがあるべきなんです。

校風のない学校なんて・・・
・・・
・・・
(しばし考える)
・・・
・・・
・・・あんこの入っていないタイ焼きみたいなもんだ。

がんばれ、学院キッズ!

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