2012年7月8日日曜日

G線上のアリア

三木でクラシックコンサートがあるというので、息子の「音育」と僕自身の息抜きを兼ねて行ってきた。ボストンにいた頃はボストン・シンフォニーによく行ったものだ。まだ小澤征爾がミュージック・ディレクターをしていた頃である。あちらではクラシック音楽にしろサイエンス
にしろ、普通の庶民の生活の一部を成していることをよく感じたものだが、ここではそういうこと全然感じないんですよね。クラシックは妙に高級なものとして捉えられているし、サイエンスはオタク(変わった奴)のお遊びみたいな扱いだもんね。ま、どちらも輸入モノだから根付かないのは仕方がないのかもしれないけれど。。。

で、今日はそんな話がメインではなくって、弦楽奏のお話。

「大三弦」という若い衆三人グループが中心となったストリング・アンサンブル。前半はパッフェルベルの「カノン」に始まり、バッハの「G線上のアリア」、アンダーソンの「タイプライター」「フィドル・ファドル」、ビーバー、モーツァルトの「トリオ」と続き、休憩を挟んでグリーク「ホルベルク組曲」、ブリテン「シンプルシンフォニー」へと進んで行った。どれもキレイでとても良かった。息子も2時間、退屈した様子もなく聴いていました。

途中、コンサートマスターのMCで「G線上のアリア」という曲名が生まれたエピソードを教えてもらったのだが、もともとはバッハの管弦楽組曲何ちゃらかんちゃらというものだったらしい。バッハの生存中には全く注目されなかった曲だったのだが、彼の死後100年経ったある時、イケイケのお姉ちゃんバイオリニストが「これ、G線だけで弾けるじゃん」と演奏会のリハーサルか何かで言ったことがもとで、「G線上のアリア」となり、バッハの代表作の一つとなったとか。。。ホントかどうか分からないけど、あってもよさそうな話ではある。。。

さっきネットで見つけたので興味があったらどうぞ。小澤征爾指揮:G線上のアリア

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