今日の午後はほっともっと神戸で兵庫の決勝戦があった。ド暑い中、息子を連れてバックネット裏で観戦した。高校野球をライブで観るのは久しぶり。最後の記憶は、東洋大姫路が愛知の東邦と戦った夏の甲子園決勝戦。たぶん30年以上前だと思う。安井という選手だったと思うが、姫路4番のキャッチャーが9回だったか、延長10回だったかにライトにサヨナラホームランを打ったんだ。ちょうどライトスタンドで観戦していて、打球がこちらにやって来たのを覚えている。。。
あれから僕はご無沙汰だったけど、高校野球は綿々と続いていたんですね。今日の試合は滝川第二と加古川北。
僕としてはどちらが勝っても良かったんだけど、加古川北には昨年出張でお邪魔したこともあり、またいろいろと制約があるであろう公立校なのにどうしてこんなに強いのかという好奇心も手伝い、今日はどちらかと言うと加古北寄りで観戦した。
ピッチャーは加古川北が速球派の西嶋くん。滝川第二はスリークウォーターからクセ球を投げる佐藤くん。序盤は西嶋くんの直球とカーブが冴えて加古川ペース。2回と3回に本田・別井くんの長打で2点を先制する。しかし4回表に滝川の連打と西嶋くんの暴投が重なり一気に逆転。その後、試合の流れは滝川へ。あれよあれよという間に回は進み、終わってみれば、6対2。滝川第二の完勝と言える試合でした。
やっぱり最後は守備の差が出たのかな。滝川の内野手たちのキャッチボール見てたら加古川のそれとは全く違うんですよね。試合の合間にやる内野のボール回しがそのチームの実力を表すのかどうかは分からないけど、なんか今日はそれが僕の目にクッキリ焼き付いたんですね。「細部へのこだわり」と言うんでしょうか。佐藤くんの精神力も見事なものです。「根性」というより「メンタル」と言った方が良いかもしれない。淡々と丁寧に最後までやり抜く精神力。
加古川北は昨年に引き続き準優勝。今年もあと一歩のところで甲子園を逃してしまった。メンバーの皆さんはとても残念でしょうが、僕から見れば、甲子園に出るかどうかなんてホントに小さなことだと思います。もちろん今はそうは思えないかもしれないけど、30代や40代にもなれば、「ちょっと甲子園に出たこと」よりも、野球を通して学んだことをその後の人生においてどう活かしたかの方がはるかに重要であることを理解されると思います。
滝川第二の皆さん、甲子園がんばって下さい。加古川北の皆さん、「普通の野球部」でもやれば出来るという希望を与えてくれて、ありがとう。
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