2012年11月21日水曜日

第3のステージ

昨夜は「知識」をテーマに、「知ること」と「使えること」とは次元が違うんだという話をこのブログでしたのだけれど、今夜はそのフォローアップとして、知識の階層性についてまとめておこうと思う。僕の中では昨日の午後芽生えたテーマなので、まだ熟したものではないのだが、放
っておくと忘れてしまうので書き留めておく。僕の個人的なメモとして読んで頂ければ幸いです。

知識の階層性

ステージ1:

見聞したものをただ記憶するステージ。丸暗記。試験などでは、ひねられるとあっさりコケるが、これが出来れば合格点は確保できる。多くの場合、記憶は長期化せず短期記憶のまま消え去っていく。このレベルの知識は実社会との結びつきが希薄である。このレベルを極めた者を世間では「ガリ勉」と呼んだりする。

ステージ2:

記憶した知識を物事の理解や問題の解決に使えるステージ。混沌とした状況に枠組みを与え、理解可能な形へと整理することができる。自分の言葉で問題の成り立ち、そしてその解決に向けての仮説を説明することができる。理学療法士を目指す学生がプロになるためにまず辿り着かなければならばい知識のステージである。自らの知識を操作できるレベルであるため、このレベルに達するためには単に知識を習得するだけでなく、「スキル」を習得しなければならない。

ステージ3:

ステージ2からさらに進化したステージ。混沌とした状況に枠組みを与えるやり方がぶっ飛んでいる。多くの者の目には見えない繋がりを察知し、真に独創的なやり方で問題を解決に導くことができる。このレベルに達した者を、人は天才、名人、達人、イノベーター、変わり者、などと呼ぶ。ステージ2からこのステージへの移行がどのようにしてなされるのか、またそのような移行と呼ぶステップが果たして存在するのかどうかは非常に興味深いテーマである。

以上

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