今日の午後は4年生の「代替医学」に内科医の横田直美先生をお招きした。阪急塚口駅近くにある「よこたクリニック」の院長先生です。東京の医大でバリバリの西洋医学を修められたのですが、臨床に出ていろんな医療の考え方に出会われ、まだ大学病院の医師たちが漢方になんて全く
興味のない30年以上も前から「漢方(も)やりたい」と言ってご自身の診療スタイルを確立されてきた方です。今でこそ「alternative medicine」と言うと、ちょっとオシャレな響きさえある言葉となりましたが、少なくとも僕が臨床をしていた20世紀までは「主流派」からは蔑(さげす)まれていたフィールドだった気がしますね。「alternative」「代替」という言葉自体、「上から目線」じゃないですか。。。そんな中、既存の医療モデルからはみ出すカタチで「統合医療」の実践を目指すクリニックを作られたというお話(実際にはこういう言葉でお話されたわけではないのだが)には学生も聞き入っていましたね。僕が勝手に想像するに、先生が来た道というのはいろんな無理解との戦いでもあったと思うのですが、ご自身は本当にさらっと、楽しげにお話されていて、力みみたいなものとはホントに無縁なんですよね。自分の道を見つけてそれを歩み切ることって、素敵なことだと思います。
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