今日の午後は4年生の「代替医学」の一環で白川台整骨院にお邪魔した。僕、実は人付き合い悪いようで、いろいろと人脈持ってんだぁ♪...で、神戸のことを良く知らない人のために白川台がどういうところかと説明しておくと、住宅街だね。須磨区の名谷というところから北にちょっと行っ
たところ。不便です。
で、そんなハンデもあって当初、学生の集まりも悪かったわけだけど、結局12名の学生が今日の見学に参加しました。院長の安田先生からいろいろとお話を伺ったんですが、なかなか理学療法士(PT)の学生さんは聞く機会がないであろうお話でした。PTの人たちって、民間の治療院がやってることを一段低いものとして見てる傾向にあると思うんだけど、それは本当にごく一面だけを見ての偏狭な認識じゃないかと思うんですね。僕は個人的には、今たとえPTが開業権を得たとしても、巷の民間治療院に勝てるところは本当にごく僅かになるんじゃないかと思ってます。
安田院長には、自営で患者さんを診るということはどういうことかということを、僕のリクエストもあってお話して頂いたのだが、どうも「自営」とか「自費診療」とか言うと「金儲け = 卑俗なこと」みたいに思う人たちもいるんですよね。ま、今日参加した学生はみんな意識の高い人たちだったので、そんなパブロフの条件反射的に浅く考える人たちはいなかったんだけど、セラピストや学生の中には、「営利」という言葉に対して抵抗を示す人たちもいるんです。
確かに治療院を経営して繁盛すれば、利益も上がるだろうし、営利事業を行っていることになるんだろうけど、そんなの一般の病院も同じですよ。何か違います? ただ、病院に勤めてる場合には、その事業の一部に(歯車として)組み込まれてしまっていて、集団的な営利行為に自分が参加してるという事実が見えにくくなっているだけですよ。直接的に行う金儲けは悪で、間接的に行う金儲けは善だなんて、ばかげた勘違いだと思います。
ま、今日はこんな話だけをしたわけではなくて、巷の病める人々のニーズがどこにあるのか、また我々はそれに対して何ができるのか、といったことまで話は及んだわけだが、4年生のみんなにはどこまで届いただろうか。時間を経ても事ある毎に思い出される卒業前の一コマとなれば良いですね。
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