2012年12月7日金曜日

しまったっ

今日は代替医学の期末試験をしたんだけど、試験の前に授業の一貫として来週予定している治療院見学の案内を学生にした。それで、見学希望者が何人いるかと、手を挙げてもらったんだけど、誰も手を挙げる人はいなかった。0人。これって、何でだろ? ま、出席も取らないし、授業と
言えど本当に行きたい人が行けば良いので、別にゼロならゼロで構わないと言えば構わないのだが、「なんだ、みんな全然興味ないんだ...」って、ちょっとバカバカしい気持ちになったね。僕は個人的には「開業するってどういうことなの?」とか、「病院で雇われて仕事するのと、自営でやるのと、どう違うの?」とか、いろいろ学べる良い機会だと思って準備していたのだが、肝心のお客様に興味がないのなら、一生懸命やっても仕方がないよね。まあ、学生もいろいろ忙しいわね。就職試験とか国家試験とか。見学行くとなったら、半日仕事だし、交通費もかかるしさ。そこまでする価値はないということなのだろう。たぶん。さらに分析してみると、今日期末試験をしたっていうのも悪かったのかもね。彼らの多くにとっては、これで「この科目の用事は済んだ」のかもしれない。大脳生理学的なアナロジーを使えば、すでにジュースを与えてしまったサルにこれから課題を行わせようとしても、サルはもうエサを得るという欲求を満たしてしまっているので、研究者がどれだけ促しても、目を動かしたり、手を伸ばしたりはしないのだ。報酬提示から、行動喚起へ。そしてその後に報酬供与。今日はその手順をきちんと踏んでいなかったことにも原因があるのかもしれない。「これ、単位に関係あんの?」・・・「しまったっ」と思ったけれど、僕には良いレッスンになったと思う。

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