2013年12月31日火曜日

2013年、僕的ブログランキング

今年も残すところあと90分。大晦日です。紅白始まってるんだろうね。僕はNHKの受信料払ってないから観る権利がないんだ...。てか、家にTVがないんだぁ...。

で、さっきから本読んで、夕食して、それから、今年はどんなブログ書いたんだろうと、1月から順にスキャンしてたんだけど、せっかくなので、「僕的10選」を紹介して、今年のブログを締めたいと思います。

ほんとはタイトルのとおり第1位から順にランキングした方が面白いのかもしれないんだけど、それぞれ質的に違うものなので、「目にとまった10本」ということでご理解下さい。


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2013年、僕的ブログ10選
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やっぱり、ケーズだな。
激闘の午後
妻とふたりで
やる気の管理学
先生、◯◯って出ますか?
癒されるほどにシンメトリック
四つの安心、想いをカタチへ
昨日の話の続きなんだけど
暇つぶしリハビリテーション
で、それでも統合と解釈と

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今年も1年、お読み頂き有難うございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい。

2013年12月27日金曜日

箱庭療法、いや、ミラーセラピーかな^^

さて、今日から本格的に休暇です。何しようかな?って実は予定はぎっしり詰まってるんですが、それでも隙間の時間はたくさんあるものなんですよね。この空いた時間に何をするか...って考えることはもちろん大事なことなんだろうけど、それとセットで、何を絶対にしないか、を決めておくこともとても重要なことなんだろう。。。僕の場合、この休みのテーマは「整理」です。いろんな(有形無形の)ものを自分にとって気持ちの良いカタチに整えること。「お片づけ」と言っても良いかもしれない。どんなカタチが現れ出るのか、いずれにしても今の僕の心の中にあるものがそこに映し出されることになるのだろうと思う。箱庭療法、いや、ミラーセラピーかな^^。ま、それはどちらでも良いんだけど、とりあえず今から旅行にデマっす。

2013年12月25日水曜日

ヘンゼルとグレーテル

今年もまたクリスマスがやって来て、幸運な子供たちは朝目覚めた時にサンタさんからのプレゼントを受け取ったことだろう。僕も今日の午後、父から息子への贈り物として、遅ればせながら駅前の書店で絵本を買った。去年は「ハーメルンの笛ふき」で、今年は迷いに迷った末、「ヘンゼルとグレーテル」。お菓子の家ですよ。「絵本」とか「メルヘン」というジャンルにごまかされてしまいそうだけど、実はどちらも小学校の低学年に向けた心温まる本ではないんですよね。HとGなんて、まぁどう見ても殺し合いの物語ですよ。多くの読者はたぶんHやGに感情移入して読むことになるんだろうけど、信頼できるはずの人たち(この物語では両親)が実は自分たちを抹殺しようとしていたり、森の中で見つけた甘いお菓子の家の住人が実は自分たちを喰いものにしようとしている悪魔(魔女)であったりと、自分がそれまで生きてきた人生と重ね合わせて読み進める大人の読者も少なからずいるんじゃないかと思うんだよね。もちろん、7歳の息子にそんな言葉でこの物語を理解することを求めているわけではないけれど、いつの日か、息子とこの絵本について熱く語り合える日が来れば良いなと思っています☆

2013年12月24日火曜日

イブ

イエーイ!今日はXmasイブだぜぇ〜。と言っても、僕、クリスチャンじゃないし、神様の選定には特にこだわりないし、いろんな宗教があるのは単に本当の神様についてのバリエーションがあるだけだと思ってるし、別にお祝いする確たる理由は無いと言えば無いんだけど、Xmasツリーとかサンタの赤い服とか何匹ものトナカイが雪の中を橇引いてシャンシャン鈴鳴らしたりするのって結構好きなんだ〜。僕にとっては、大学の方も今日でほぼ終わりで、夕方に学生とゆっくり話したりしてたんだけど、理学療法士の学校って別に国立大学だから立派なことを学べるのかというと実はそんなことはないんだということを学生もちゃんと認識してくれていて安心したよ。結局は大学の名前とかじゃなくって、そこで教えてる人次第だからね。この世界は特に。。。僕たち私立だけど、うちの大学にしかないものってのも実は結構あるよね。

2013年12月23日月曜日

タネマキは済んだらしい

先日ある人とコーヒーを飲みながら話してたら暦の話をしてくれた。マヤ暦。その話によると今年の10月31日から12月21日までの52日間が一つのサイクルの始まりで、昨日22日からそれを引き継ぐ新たな52日が始まったとか。グレゴリオ暦における春夏秋冬のようにそのサイクルは四つのサブサイクルからなり、さらにその四つのサブサイクルはそれぞれ13日間からなる四つのサブ・サブサイクルから成り立っているという。。。でまぁ、その話の中で大事だったことは一昨日終わった第1サイクルが「種まき」のサイクルで、昨日から始まった2番目のサイクルがそれを育てるための「水やり」のサイクルだということなのだけど(いずれも僕の理解に基づく言葉で正式にどう呼ぶのかまでは知らない)、自分の中ではなんか11月と12月でタネ蒔いたと言うかネタ見つけたと言うか、そんな始まりの感覚はあるんだよね。第2サイクルの最初のサブサイクルが新年1月3日までの13日間で、その間にそのタネだかネタだかの活かし方を練ると良いらしいのだが、ここは一つこのサイクル論に乗っかってみようかと思っている。

2013年12月21日土曜日

もうすぐそれでメシ食っていくわけだからさ

今日の午後は3年生の実技試験(OSCE)があった。約20名からなる全員に同じ問題を出し、5分間で模擬患者の評価をしてもらった。いつものことながら問題には少しひねりが入っていたので、自らが得た検査結果に戸惑う学生も少なからずいたみたい。同じ課題に取り組んでも学生ごとに振る舞いは大きく異なるんですよね。つまり、問題文と模擬患者から得られる一つ一つのサインの読み取り方が学生によって大きく違うということですよ。検査測定の正確さはある程度練習を重ねることでエラーの幅を縮小していくことが出来ると思うし、実際に多くの学生は具体的に「これを測って下さい」と言われればそれが事前に練習してきたものである限りかなり正確に測ることができるんだけど、状況に応じて何から測り始めれば良いのか、またその次に何を測れば良いのかという検査測定の組み立てにおいて大きく差が出てしまうんですよね。野球のピッチャーにたとえて言えば、コーチに「ストレートを投げろ」「カーブを投げろ」と言われればそのとおりに投げることができるんだけど、打者の様子や試合の状況に応じて自分で配球を組み立てることが十分にできないってことですよ。それにしても、もう少し検査技術自体も磨いた方が良いと思うよ。もうすぐそれでメシ食っていくわけだからさ。

2013年12月20日金曜日

明日はオスキー!

もう夜中になっちゃったんだけど、明日はOSCEだよ〜。平たく言えば3年生の実技試験。これを読んでるうちの卒業生は随分と懐かしい思いをしているに違いない。分かる分かる。頑張ったもんね。君タチ。。。でも実はこのOSCEって臨床PT演習の中では得点の稼ぎどころなんでっせ。レポート一本書くこと思たら得点効率いいでっせ。型決まってるしね。問題は予想出来るしね。ほかのステーションは分からないけど、僕のところは大きなミスがなければ、特にリスクマネジメントがちゃんと出来てさえいたら、8割は取れると思いまっせ。平常心。集中力。明日のキミに期待してるよ。

2013年12月19日木曜日

僕には読みたい本がある

最近、読みたい本がたくさんあって暇があれば読んでいる。どこに行くにも鞄の中には本がある。これから仕事(生業)に直接繋げていくための仕込みとして読んでいるんだけど、その中にはこれまでほとんど読んで来なかった脳に関する読み物系の本とかリハビリ系の本とかも含まれている。今一度、ワクワクするような読書体験、できれば良いなと思ってます。もっと時間が欲しいよ。

2013年12月18日水曜日

予防理学療法をもう一度

前回のブログ「ムムっ、予防理学療法?」の続きを書いてみましょうか。僕、この手のこと良く知らないんで手元にある断片的な情報をもとに思いつけることしか書けないんだけど、僕レベルの知識の人って、理学療法士の中にも少なからずいるんじゃないかな?みんながみんな理学療法士の仕事を規定する法令やその解釈に精通しているわけではないと思うんですよね。

前回のブログでは、

「理学療法士なんだから理学療法士って名乗って当然でしょ?」

ということと、

「『予防理学療法』って言葉は使わない方が良いんじゃないの?」

ということをその趣旨として記載したわけだが、あの文書の意図するところって、結局何なんでしょうね? つまり、身体に障害のない者に対する所謂「予防理学療法」には医師の指示を必要としないから、医師を介さずどんどん予防理学療法やっちゃって問題ないですよってことなんですかね。

でもそれだと、厚労省の通知文を踏まえる限り、予防理学療法は「理学療法以外の業務」ってことになるんだよね。つまり、予防理学療法は理学療法じゃないってことですよ。。。コレ、何かと混乱のもとになるんじゃないですかね。

Preventive physical therapy is not physical therapy...

国際学会とか(あるいは国内でも神経科学会とか。たとえば。)でこんなこと言ったりしてたら、随分と変な顔する人たちも少なからずいると思いますよ。

また、例の文書の中には、厚労省からの通知を踏まえ、「理学療法士に求められる社会的な期待と責任を十分に自覚し、これまで以上に医療職として、他の医療職種と連携して適切な理学療法を提供してください。」ともあるんですが、この文書って理学療法業務ではない予防理学療法に関する文書なんですよね。医療職として提供する理学療法の話ではないと思うんですけども。。。

理学療法士が医療職として合法的に出来ることって、厚労省の通知文の中にある言葉を使えば、「(医師の)診療の補助( =理学療法業務)」だけだと思うんですよね。理学療法以外の業務である予防理学療法は医療職としては提供できないんじゃないんですかね。

違うんかな...? よく分かんないね^^。

2013年12月16日月曜日

ムムっ、予防理学療法?

先日から Facebook で何人かの人たちがこの記事(http://www.japanpt.or.jp/00_jptahp/wp-content/uploads/2013/12/for_pt_20131213.pdf)をシェアしていて僕も読んでみたんだけど、今イチよく分からないところもあるんですよね。皆さんは分かりますか?

「厚生労働省医政局通知(理学療法士の名称の使用等について)について」と題された理学療法士の団体(会員)向けの文書で、何やら最近、お役所から「理学療法士は理学療法士と名乗って良い」とのお達しがあったとか。

これって、今まではそう名乗っちゃいけないってことだったんですかね?

同医政局からの通知文は、

「理学療法士が、介護予防事業等において、身体に障害のない者に対して、転倒防止の指
導等の診療の補助に該当しない範囲の業務を行うことがあるが、このように理学療法以外
の業務を行う時であっても、「理学療法士」という名称を使用することは何ら問題がないこと。また、このような診療の補助に該当しない範囲の業務を行う時は、医師の指示は不要であること。」

であったとのことなのですが、別に厚労省からこんなことわざわざ通知されなくても理学療法士が「理学療法以外の業務」を行う時に自分が理学療法士であることを伏せる義務はないと思うんですけどね。また医師の指示も必要ないですよね。

たとえば、理学療法士がラーメン屋を始めて、店の看板に「理学療法士の店主がつくるリハビリ・ラーメン!」とか、店主が理学療法士であることを名乗る宣伝文句入れても法的には何ら問題ないでしょ。いや、世間的にも問題ないと思うな。医師の指示も必要ない。だってラーメン作ってそれを売るのって理学療法以外の業務だもんね。。。

えっ、そういう話じゃないって?

あっ、まぁ、通知文の中の「介護予防事業等」というところが大事なんですよね。。。そうそう、それは僕も何となく分かります。

でもですね、介護予防事業等で行う診療の補助に該当しない範囲の業務は、上の通知文では理学療法以外の業務なんだから、ラーメン屋さんするのと同様に、当然、医師の指示は必要ないし、別にその業務を行う人が理学療法士であれば、そのように名乗って何ら問題ないんじゃないんですかね。厚労省が言うように。

これまで何が問題だったんでしょう...?

んで、これはこれでスッキリしないところはあるんですが、僕がこれよりもさらに良く分からないのは、上の会員向けの文書の中で「予防理学療法」なる言葉が使われていることなんですよね。

同文書の中には、「予防理学療法を実施する際に、『理学療法士を名乗って良いのか』『医師の指示は必要 か』という疑問が浮上してきました」というくだりがあるのですが、
理学療法士を名乗るのは良いとして(上の話でもそうなんですが、理学療法士免許が一日の中で「ON-OFF」するわけではないからね。理学療法士はいつでもどこでも理学療法士です)、「予防理学療法」という限りは医師の指示は必要なんじゃないんですかね。必要ですよね?

厚労省の上記通知文では「理学療法以外の業務」=「診療の補助に該当しない範囲の業務」には医師の指示は必要ないとされているけど、裏返せば(現行法では当然のことですが)、理学療法業務を行う時には医師の指示が必要であるということであり、「予防理学療法」と呼ばれるような理学療法にも医師の指示が必要であることは当然のことのように思われますけどね。だって、「予防理学療法」って理学療法なんでしょ?

医師の指示なしにやりたければ、「予防理学療法」って言葉、使わない方が良いんじゃないんですかね?

「理学療法士を名乗るかどうか」よりも、「『予防理学療法』という言葉を使うかどうか」を検討した方が良いように思いますけどね...。

何か、良く分かんないんだよなぁ...よくあることだけど。

2013年12月14日土曜日

ブログ2013.11

2013年11月(記事数:26)

いつの間にか12月も半ばを迎えていて、今年も残すところあと少し。もうすぐお正月ですね。そろそろ今年一年を総括し、新年に向けての抱負を具体的に考える時期となりました。振り返れば、帰国してから僕自身にとっての成功のカタチについてずっと考えてきたように思うのですが、来年はそれが今よりももっと具体的なものになるよう生きてみたいと思います。「僕自身にとっての...」と言ってしまうと随分と内向きベクトルのように聞こえるかもしれませんが、自分自身をこの世の中で活かすことなく自分自身が成功することはあり得ないことなので、結局のところは社会との関わり方を自分なりに確かなものにすることなのだと思います。







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 野球関連
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3勝3敗
楽天が優勝した

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 レポート関連
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で、それでも統合と解釈と
卒論の〆切が迫ってます。

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 代替医学関連
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あした代替医学
フィロソフィカル・メディスン
またあした代替医学
あしたは鍼刺します。

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 健康教育関連
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白鳥のように
事業プラン・コンテスト

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 大学・授業関連
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えっ、中止?
公募制推薦入試
I'm a good teacher...
利用者の声

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 就職関連
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レターって無いよね

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 CBR関連
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CBR ホリデーパーティー

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 その他雑記
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2013年12月13日金曜日

贈る言葉

OSCEの練習2回目終了。3年生の臨床理学療法学演習。身体動かすのも大事だとは思うけど実技ばかりやるのも退屈するので、今日は4年の二人にお願いして臨床実習に向けての心構えについて話してもらった。時間は30分ほどだったんだけど、伝わるものはあったんじゃないかと思っている。そういうのは僕が話するよか、つい最近実体験してきた人たちが話する方が「生放送感」が出て良いんですよね。

2013年12月12日木曜日

今どきの40代後半大学准教授

12月らしい午後の日差しの中、仕事場を抜け出し髪を切りに行った。そう、散髪ではなく髪を切りに行ったんです。滞米時には「Supercut」、帰国後は「理容◯◯」then「とこや◯◯」と、安く短くなれば良いというコンセプトでここ20年ほどやってきたんだけど、もろもろの条件が揃い今日はとあるヘアサロンにお邪魔した。普段はメンズをしない美容師の先生に特別にお願いして切ってもらったんだけど、基本的にデザインはすべてお任せ。やっぱ切り方、違うわ。。。ま、あんま急に変わると居心地が悪くなるので今日のところは無難にまとめて頂いたのだが、方向性は「今どきの40代後半大学准教授」だね。これから中長期的なプロジェクトとして進めていくつもり。

2013年12月11日水曜日

LINE始めました。

今日の午後はうちの学部生の研究で日立の人に光トポの解析についてコンサルしてもらってその後夕方からラボ・ミーティングで各メンバーの研究について僕がコンサルした。研究室のメンバーとの連絡やらやり取りやらコミュニケーションやらラポールやらをプロモートするためにLINEを始めることになった。実は以前にアカウントは作っていたのだが結局バブルで息子と遊んだりするだけに終わっていてまた端末が違うと別アカウントが必要だとかで今日新たに「坂本年将」とのユーザー名で登録しラボメンバーからなるグループを作成した。まだちゅかい方はよう分からんのだけどもしLINEで僕を見かけたら声かけてやって下さい。ヤッホー!

2013年12月10日火曜日

出会い系忘年会♡

みなさん、お元気ですか〜?

いよいよ CBR(脳とリハビリ研究所)のホリデーパーティーが近づいてきました!

来週です。来週。12月17日火曜日。

皆さんが他にもいろんな忘年会に出なくちゃいけないってことは僕も重々承知していることではあるんだけど、それでも声をかけずにはいられないくらい、僕、このパーティーには思い入れがあるんです。

普通、忘年会って言ったら、職場の付き合いで一次会して、それから仲の良い数人が居酒屋だかスナックだかクラブだかで仕事の愚痴言ったりカラオケしたりするだけじゃないですか。新たな出会いって、まぁ無いですよね。。。

CBR の集まりはどれもそうなんだけど、基本、初対面の集まりに重きが置かれてます。夏やった淡路での学会もそうだったし、名古屋(5月)や浜松(10月)でやった食事会でも新たな出会いがありました。

だからさ、この年末御用納めのパーティーにも是非ともこれまで会ったことない人たちと知り合いたいわけですよ。うちの学生もそれ楽しみにしてるんです。

2〜3時間、たったの数千円で一生のお付き合いが始まる可能性だってあるわけです。

たとえば、今、大学院に進学しようと考えてて、どこのラボにしようか調べてる人たちや、誰かと組んで今やってる研究をさらに発展させたいと思っている人たちがいれば、是非このパーティーでその可能性を探ってみて下さい。

と言っても、別に研究絡みでなくちゃいけないかと言うと全然そんなことはなくって、単に「何となく気になった」ってだけでも全く構いません。

あ、そうそう、更に言うなら、別に初対面じゃなくても、学院の卒業生とか、これまでどこかで既に僕やCBRと関わりのある人たちの参加ももちろん大歓迎ですよ!


☆☆☆

日時:12月17日(火)午後7時〜9時半
場所:阪急王子公園駅近くのカフェ
会費:5,000円(フルコースの料理+飲み放題です^^)

☆☆☆

申込みは下記いずれかからお願いします。

メール:info@toshiz.net
Facebook:http://facebook.com/toshiznet
電話:078-974-2374(CBR直通)

12月13日(金)〆切です。

皆さんからの連絡、お待ちしています☆

坂本年将

2013年12月9日月曜日

悲しいよね

先日、I先生のクリニックで施術してもらった話(「打った打った」)はこのブログにも書いたことなんだけど、その後ここに書き留めておきたかったことがなかなか書けずにいた。こうやって言いたいことを言えずに過ごしてしまうことって、人生においては少なからずありますよね。。。んで、それはどういうことかと言うと、予防的に身体のチェックアップとメンテをするとしても、それを依頼するための選択肢に理学療法士(PT)が含まれていないってことですよ。つまり町の理学療法クリニックにひょこっと行って、そのまんまPTの先生に診てもらうことができないってこと。市民にとってPTへのアクセッシビリティー(accessibility)って悪いよね。手術するとか、脳梗塞起こすとか、認知症になるとか、よっぽど悪くならない限りお目にかかれない存在のような気がする。開業できない医療職って、悲しいよね... (T_T)

2013年12月8日日曜日

美人ってこんな感じなのかもね

今朝は日が昇ると同時に体をお越し、落ち葉拾いと草むしりを行った。朝の空気はいいね!町内清掃。でも僕ら家族はその指定された時間に出かける用事があったので、一足お先に役目を果たしたわけですよ。

その後急いで神戸に向かい、僕は一人で北野のスタバへ。コーヒー飲んで、本読んで、出かけに近くのガススタンドを探したんだけど、この辺りってあんまGS無いんですよね。おまけに日曜は空いてない店舗もたくさんある。ガスメーターはとっくに0だし、こりゃ困ったね。。。

ようやく見つけた2号線沿いの出光でまぁコト無きを得たのだが、ガソリン入れてくれた50過ぎの店員さん(おっちゃん)が運転席のドアを開け、僕に話かけてきた。野球帽にジャンパー着て、地声も大きく、かなりフレンドリー。。。

「アルファロメオのグループあるん知ってる?」
「みんなで若狭自動車道走るんよ」
「αしかそのグループ入られへんねん」
「渋いでぇ。20台ほどαロメオが並ぶんや」
「調べたら出て来るよ」
「ま、穏やかに走ってや〜」

......思えば車を乗り換えてから、僕に声かけして来る人の数は増えている。。。やっぱ男が多いよ。車を介した僕へのアクセス。何か不思議なリスペクトみたいなものまで感じる時もある。。。GS出てからちょっと考えてたんだけど、美人の女性ってひょっとするとこんな感じなのかもね。つまり、自分のこと良くも知らない男たちがにこやかにやたらと声をかけて来るってことですよ...

2013年12月7日土曜日

神戸の爺さん

今日は午前中に家でウダウダして、午後から神戸にお出かけした。あのぅ、一口に「神戸」って言っても広いからね。僕の住んでいる地区も一応神戸市の一部なんだけど、普通、わざわざ「神戸」って言ったら、三宮とか北野とか元町とか、まぁ、せいぜい神戸駅の西側先端までのことを言うんだと思う。「ニューヨーク」って言ったら、誰もバファローのことを意味しないのと同じようにさ。。。んで、そこ行って何したかっつーと、飯食ってお買い物したんだけど、行きの43号線で信号待ちしてたら横断歩道を一人のご老人が危なかったしそうに杖ついて歩いてる。一見、背中の曲がったヨボヨボの爺ちゃんが...って思ってよく見たら、この人、かなりお洒落なんだよね。。。茶色のボーラーハットに同色系の仕立ての良いスーツ着て、突いてる杖も「つえ」と言うより「ステッキ」と呼んだ方がふさわしい。。。まぁ、少なくとも80代は行ってるね。僕も爺ちゃんと呼ばれる歳になったら、ああいう神戸のハイカラな爺さんになりたいもんだ。あの杖、特注かな?

2013年12月6日金曜日

‘施術系セラピスト’

さっきまでメルマガ(【脳とリハビリ】)最新号の原稿を書いていたんだけど、いつも理学療法士や作業療法士や言語聴覚士などの所謂リハビリ専門職者をどう短く表すかに困るんですよね。PT・OT・STと略記すれば良いのかもしれないけど、読者にはリハビリ職以外の人たちもいるし、個人的にこういう「リハビリ通」の言葉を使うのは出来るだけしないようにしてるんです。ま、「セラピスト」と言えばたぶん伝わるとは思うんだけど、別にPTやOTやSTたちだけが世の中でセラピストと呼ばれているわけではないもんね。だから時々は「リハビリ系セラピスト」なんて言ったりもしてるんだけど、文脈によってはしっくり来ない時もある。今日なんかは「痛み」の話で、「痛みに対するリハビリ療法をしてる人たち」を意味したかったんだけど、リハビリ療法って言ってもiPS使った再生医療なんかもリハビリ療法と言えばリハビリ療法なわけで、こりゃ困ったな...って思ってたら、ふっと ‘施術系セラピスト’ という言葉が天から降りてきた。なんちゅうか、薬とか科学テクノロジーとかそんなのを介在しないで生身の腕一本で勝負する感じのセラピストだよ。こう言っちゃえば鍼灸師さんなんかもこの中に含まれてくるんだろうし、うん、これは使えるかもね。

2013年12月5日木曜日

裁判痩せ!?

先日、教員同士で話をする機会があり、学生たちの成績について話が及んだのだが、一人の教員が、ある学生について、成績が振るわないのはその学生の身体的特徴に原因があるとの旨、話をしていた。つまり、例えばですよ。成績が悪いのは脚が短いからだとか、鼻が上を向いているからだとか、太り過ぎているから、猫背だから、色白だから...といった類いのことですよ。

ひょっとすると、そういう身体的特徴と学力との間には強い関連性があるといった科学的エビデンスが存在するのかもしれないけど、そういうことについての言及はなかったんですよね。少なくとも僕の印象からすれば、その特徴と成績が相関するようには思わなかったし、たとえ相関するとしても、その学生においてどうなのかなんてまず分からないことだと思うんですよ。

んで、まぁ、ちょっとここには看過し難い問題が潜んでいるようにも思われたので、念のため、うちのハラスメント相談室にこの件を「報告」させて頂きました。ま、学生に直接言い放たれたことではなかったので、「ハラスメント案件」というわけではなかったんだけど、一応、人の身体的特徴に基づく侮蔑的発言とも取れるものだったし、実はその教員って、この件だけではなく、結構、人の身体のことを気軽く口にする人だったので、人権問題にも繫がっていくのかなぁ、それだったら、大学の人権問題委員会に繫がってるH相談室が適当な窓口なのかなぁ、と思ったわけですよ。

ちなみに、以前、僕もその人に、僕のお尻について寸評されたことあったんですよね^^。僕、日本に帰って来た頃は結構、無駄な肉付いてたんだけど、減量して急にスマートになった頃があったんです。で、その頃だったと思うんだけど、その人が僕のお尻眺めて、

「もうちょっと肉欲しいなぁ...」

って言ったんですよ。

ま、別にケツに十分な肉付いてなくても僕自身は大して気にもしてないわけだけど、そういうことをその人が軽く口にすること自体がスゴく嫌というか、随分と不愉快な思いをした覚えがあります。これってつまり、たとえば背の低い人に「もうちょっと背欲しいな」とか、髪の毛の薄い人に「もうちょっと髪欲しいね」とか言うのと同じことだよね。

また、別件なんですけど、以前、たぶん減量してた同じ頃だったと記憶してるんですが、僕がその人に、このブログでも時々話題にしている裁判の話をしたことがあったんですよ。そしたらその人、なぜだかエラいはしゃいじゃって、

「裁判してるんやぁ〜」

みたいな感じで、僕と顔を合わせるたびにその話持ち出してた頃がありました。んで、ある日、廊下で会った時に、僕の身体見て、

「裁判痩せ!?」

って、フロアに響き渡る大声で言うんですよ。。。

ま、これもね。別に僕、裁判してること隠してるわけじゃないし、どちらかと言うと喜んで公開してるわけなんだけどさ。事件の当事者でもないそんな「おのぼりさん」みたいな人に気安くそんなこと言われたくないよなぁ、と、これまた不愉快、てか、随分と恥ずかしく思った覚えがあります。あっ、「恥ずかしい」、と言うのは、「裁判」とか「痩せてる」とかいうことじゃないですよ。あくまでも別の意味においてです。。。

んで、話を戻すと、まぁ、そういうバックグラウンドもあったんで、相談室に冒頭の話を持ち込んだわけですが、、、思ったよりも話が長くなってきましたので、この続きはまた次回以降にしてみたいと思います。。。

2013年12月4日水曜日

ヒミツ保護法案

やんややんや言ってるね。ヒミツ保護法案。テレビでもかなり騒いでんじゃないのかな。僕はテレビ観ないんで実態は良く分からないんだけどさ。知らない間に国会で可決されて、もうすぐ法令となり施行される勢いだとか。この法案について何かを語るほど僕はこの法案の意味するところを理解しているわけではないのだが、誰のための法案なのかはちょっと理解しておきたいところではありますね。基本的に我々国民のために代議士さんやらお役人さんたちが作った法案のはずなんでしょうけど、なんで多くの人たちが声を大にしてこれに反対してるんでしょうか。そもそもこの法案って、国民の基本的人権にも関わる重要なものじゃないかと思うんですけど、去年の衆議院選挙とか今年の参議院選挙とかで争点にされていたんですかね? これに反対している人たちの中には、こんなの法令化するんだったら自民党には投票しなかったよ、って人もいると思いますけどね。有権者にしてみれば、頼んでないことまで勝手にするなよ、って気持ちが強いんじゃないでしょうか。ま、僕たちが住むこの世の中というのは、別に法律があろうがなかろうが数多くの秘密に満ち溢れているわけですが、今の政府がどうしても急いでこの法案を通したいその理由まで秘密にしているのであれば、それは良くないことですよね。

2013年12月3日火曜日

ブルンストロームって意味ないの?

今日の午後、臨床PT演習でOSCEの練習した。いや、僕じゃなくって学生。僕は問題作って採点する係。ブルンストローム(BS)やったんだけど、先日あるベテランのセラピスト(大学の先生)から「BSって意味ないよね」みたいなこと言われたんよね。片麻痺の回復を表す物差しじゃないんだって。その先生の言うことには行動レベルの回復と相関するのはCTやMRIにおける病巣面積だということなのだが、ホンマかな? まぁ、ホンマかも知れないんですけど、それはさておき、学生はBS学んでおく必要あると思うけどね。実習先の病院で使ってるとかいう実務上の理由だけじゃなくって、共同運動や分離運動という概念を学んだり、動作の難易度というものを考察する上でも役に立つと思うよ。たとえばBSでステージⅢの人の方がⅣの人よりADL(日常生活で出来ることの)レベルが高いといったことはあるのかもしれないけど、IQだけでその人の年収が決まらないのと同じことで、「運動の分離性」だけで活動レベルが決まるわけではないからね。感覚機能や高次脳機能、筋力、可動域、痛み、発症後の運動体験なんかも総体的な運動パフォーマンスに影響するんだろうし、BSと behavior のレベルが見かけ上、相関しないからと言って、BSが役に立たないと言うほど単純なものではないんじゃないかと僕は思います。いずれにしろ、学生がBSを使ってみて役に立たないと思うんなら、もっと役立つものを使えば良いわけで、役に立つか立たないか彼らが判断するためにも教えておく必要はあるんじゃないかと思いますよ。

2013年12月2日月曜日

グッっジョブっ

息子が学校でお祭りのビラ貰ってきて昼過ぎに農業公園行ってきた。ぶどう栽培してワイン作ってんですよね。この公園で。そうなんです。神戸学院大がある神戸市西区にはワイナリーもあるんです。出来たワインは「神戸ワイン」という名で売られています。神戸市立。ワイン工場でワインの瓶詰め見学したり、広場ではバーベキューしたりも出来ちゃいます。ま、実は僕は何のお祭りなのか良く分かんないで現地入りしたんだけど、どうやら地元の農協がここで運営している販売所が開業何周年だとかでいろんな催しをしてたみたい。「神戸牛」とか「神戸ワイン」とか、「神戸」と名の付くものをなんやかんやババっと買ったら抽選券を一枚もらった。それで息子がその一枚でガラガラポンとタマを出したら、なんと茶玉の三等賞!!!... 賞品はこれまたなんと神戸ワインのフルボトル!!!...赤はすでに買ってたので白にした。初めて来てワケも分からず買い物してこんな良いコトあるなんてなんかスゴい得した気分。Good job, my son...。

2013年12月1日日曜日

打った打った

今日の午後は糸井先生が開業する三宮のクリニックに伺った。軽くお話してさっそく施術台に横たわり、頚、腰、足裏へトントントントン鍼を打つ。腓骨神経や尺骨神経の支配領域にもバンバン打ち込んで頂いて結構ビリビリやりました。筋の拘結は探せば身体の至る所にあるわけで、マッサージ(触診)と組み合わせてメディカルチェックの一環として定期的に打ってみるのも良いですね。

2013年11月29日金曜日

事業プラン・コンテスト

午後の3限・4限に4年の「健康教育論」という科目でプレゼン大会を開催した。学生一人一人に「健康」をキーワードとする事業を立案させ、それを各自発表してもらったのだが、予想以上に楽しかったね。学生も初めは何のことやら全くワケが分からなかったみたいなのだが、結構楽しんでくれたみたい。そういう視点って、大事だと思うよ。え、どんな視点?...だから、そういう視点だってば...。各自のプランで出て来たアイデアは彼らの了解をもらっていないのでここでは語ることはできないのだが、僕自身、考えてもみなかったこともあったりして、すごく勉強になった。みんな本当にやりたいことはまた別にあるんだよね。

2013年11月28日木曜日

レターって無いよね

昨日だったか一昨日だったか、お知り合いのK先生が twitter に求人に関する書き込みをされていた。K先生は中堅以上中年以下の理学療法士で、病院リハ部門の管理業務も担われ、とてもアクティブなツイッター(ツイートする人)でもある。書き込みのテーマは単純化して言うなら「どのようにして優秀な学生を獲得するか」というものだった。確かにまともなチームリーダーならチームのパフォーマンスを最大化するために良い人採用したいわね。ま、「良い人」の定義はそのリーダーによってかなり変わってくるんだろうけど、いずれにしろ、素養のある人材を見つけるためのルートはあった方が良いと思う。僕もほかの人に混じってその書き込みにコメントしたんだけど、やっぱ「紹介」って有力な手段だと思うんですよ。具体的に言えば教員による学生評価。だって学校の教員は学生が就職活動を始めるまでにその学生に数年間にわたり関わってるわけだから、病院側が採用前にちょろっとする面接だけでは分からないことも知っている可能性は大なんですよね。アメリカの大学では通常「letter of recommendation(「レター」と略されることも多い)」と言って、学生のアドバイザー(大学教員)が成績表だけでは分からないその学生の特質を書きしたためた「推薦書」なるものを応募書類に含めるんですが、日本では、と言うか、少なくとも僕の周辺に限って言えば、そういう「口コミ情報」は仕組み上、考慮されてないですね。この村社会ニッポンにおいて不思議とそういう文化は育ってないんですよ。

2013年11月27日水曜日

卒論の〆切が迫ってます。

うちの学生は卒業するまでに「卒業論文」を書かなくてはならないのだけれど、その提出〆切が明後日に迫っている。僕のラボ(周りはなぜか「ゼミ」と言ってるけど)の学生はすでに与えられた空白(A4用紙4枚)を文字と図で埋めていて、中にはもう提出稿まで仕上げている者もいる。そうそう、こんなの早く仕上げちゃえば良いんだよ。ちょっとくらい上手く書いたからと言って、別にそれでどうこうなるってもんじゃないんだしさ。クオリティーよりスピードだよ。。。僕らの学生時代に卒業研究なんてものがあったのかどうかよく覚えてはいないんだけど、確か「症例研究」みたいなものは卒業要件として書いた気がする。そうそう、今、思い出した。玉津で診た脊損患者さんのお話だった。たしかA4用紙に20枚くらい書かなくちゃいけなかった覚えがある。。。それに比べればA4に4枚なんてチョロいチョロい。図表と文献膨らませて、とにかく隙間を埋めていけばなんとかなるって。

ダイエットしてます。

実は少し前から食事と運動に気を使ってるんですよ。いや、別に美容のために体重を落とそうとかどうしようとか言うんじゃなくって、病気の予防ですね。と言うのも、うちの父方の家系がどうやら糖尿病のキャリアーで、おそらく僕の何番目かの染色体にインスリンの変異型が乗っかってるように思うんです。若い頃は大した運動もせずに何でも無制限に食べてても全くの健康体だったんだけど、最近はそんな風にしてるとちょい検査値がレンジをはみ出すようになってきた。。。節制の基本は甘い物を控えることと定期的なランニング(+ジムでの筋トレ)。今まではこれさえしっかりしてれば身体は素直に反応してくれてたんだけど、これからはどうだろうね。いずれにしても僕が出来ることは自分に対するルールを策定することとそれを守り通すことしかないんだけどさ。これもまた自然との戦いですな。

2013年11月25日月曜日

600なんて通過点さ

つい先日、このブログ「脳科学者の身辺雑記」への投稿数が600を超えた。予定よりも少し早い到達である。それほどエキサイティングな毎日を過ごしているわけではなく、どちらかというと退屈で凡庸な日々を繰り返しているように思うのだが、不思議とブログの話題に困ることはあまりない。たぶん日記の類いを書き続けて行くのに躍動的な生活をする必要はないということなのだろう。てか、見かけの凡庸さの中に何らかの光を見出していくことこそが、日々の暮らしを言葉に換えていくことの意味じゃないかと僕は思う。

2013年11月24日日曜日

ボジョレー産のヌーボーさん

昨日はうちの4年生の卒業研究発表会があり、みんな祝日勤務で盛り上がった。僕は午後のお買い物でもうひと盛り上がりしたんだけどさ(ってそれはまぁいいか...)。で、まぁ卒業研究に関して言えば、これで4年は一仕事終わった感じだね。まだ論文の提出は残っているけど、11月が過ぎれば後は国試に集中することになる。就職がまだの人はちょっと心の荷が重いけど、そこはもうほら、ツベコベ言っても仕方ないからやるしかないんだよね。。。そして忙しい4年生に代わってというか、彼らの an achievement を祝福して、今夜、僕はボジョレー・ヌーボーで乾杯した。酒を飲むための確たる理由はあればあるほど良いものだ。

2013年11月22日金曜日

鍼灸師って道もあるよね

今日の午後は鍼灸師の糸井先生にご来校頂き、鍼治療の講義と実習を行った。なかなかいいね。この「代替医学」という科目。特に盛り上がったのは自分で自分の前脛骨筋に鍼を打つという局面だった。トントン、トンっと、「響く」まで打ち込んで、そこから「捻り」を加えて巻き込みます。イテテテテ〜。これって脳科学の守備範囲にも入るペインリハなんだってば。。。だって痛みを感じるってことは脳が刺激されてるんだからさ。刺激されたらいろんなものが出るんだってば。。。エギゾサイトーシス。。。で、ここから話の流れは変わるんだけど、学生は卒業したらリハの研修会巡りをしてポイント貯めていくよりも鍼灸師になるための学校行くこと考えた方が良いかもしれないよ。一つの可能性として。

2013年11月21日木曜日

あしたは鍼刺します。

4年生の代替医学も大詰めを迎えようとしています。明日(22日)は鍼灸師の糸井裕之先生にご来校頂き、いよいよ鍼を生身の身体に打ち込んで行こうと思います。ま、鍼を打つのはやり方を教えてもらえばその場で下手なりにも出来るようになるわけだけど、それよりも鍼治療の基本的な考え方を学んでもらえればと思います。評価と治療プログラムの立案ですな。え?統合と解釈? ま、それは評価の中の一つの手続きとして学びましょう。

2013年11月20日水曜日

先生の趣味は何ですか?

先日、ある学生からインタビュー受けたんだけど、「先生の趣味は何ですか?」って聞くんだよね。こういうの面と向かって聞かれてもどう答えようかスゴく迷う。要は「仕事以外に何してますか?」って聞いてるんだと思うんだけど、そりゃいろいろやってるわね。てか、仕事も趣味の一つだと言える。「趣味」という言葉の中には「好き」という思いが含まれていて、「仕事」という言葉には「好き」もあるだろうけど「義務」という観念も少なからず込められているように思う。でも、基本的に僕は自分が楽しいと思うことしかやらないので、生活のすべては趣味から成り立っているというのが、最も正確な表現なのかもね。でも、こんなこと言ってもたぶん良く分かんないだろうし、僕自身も何が趣味なのか良く分かんないんで、便宜的に「仕事が趣味です」と答えておくことにした。

2013年11月19日火曜日

CBR ホリデーパーティー

今日も寒い。でもこんなのは屁みたいなもの。ニューヨークやボストンはもっと寒い。アメリカではこの時期になるとサンクスギビングと言ってターキー(七面鳥)を丸焼きする。家族・親戚が一同に介し、みんなでそれを突つくんです。日本のお正月みたいもんですね。僕も研究室のボス(Ann や Chip)に招かれて、一緒にターキー食べさせてもらった覚えがある。。。で、この TG が終わると今度はクリスマスに向けて「ホリデーパーティー」が立て続けにあるんだけど、今年は CBR(脳とリハビリ研究所)の HP を開催しようと思ってます。ホリデーパーティー と言うのは日本で言う「忘年会」みたいなものなのだが、強いて言えば、もうちとパーティー色があるものだ。日にちとしては、12月17日火曜日の夜(7時頃〜)を考えているんだけど、人数がそれなりに集まれば会場貸し切りで脳とリハビリに関するプチセミナーも行うつもり。場所は三宮近辺のカフェで、会費はオードブルからデザートまでの料理に飲み放題を付けて5000円程度になると思う。神戸、芦屋、西宮といった兵庫の人たちばかりでなく、大阪の人たちにも是非とも参加して欲しいと思ってます(申込み・問合せ: info@toshiz.net。件名は「ホリデーパーティー」でお願いします)♡

2013年11月18日月曜日

おっちゃんの怒りをもう一度

今日は結構寒かったね。神戸。で、今日は天気のこととか細々とした仕事のこととかネット通販でモイスチャークリーム買ったこととか、そんなことしか書くことないので、ブログを書こうかどうしようかちょっと迷ってたんだけど、さっき何気に去年の今頃に書いたブログを整理してたら懐かしい記事が見つかった。「おっちゃんの怒り」。ちょうど一年経つんだね。。。あのおっちゃん、あれからあの焼肉屋には行ってないんかな。僕も店長が変わってからサービスの質が落ちたので最近は行ってないんだよね。。。去年この記事を見逃したという人は是非読んでみて下さい。「おっちゃんの怒り」。

2013年11月17日日曜日

白鳥のように

昨日の午後はバレエ・インストラクターでもありヨガ・インストラクターでもある山本麻衣子先生にご来校いただいた。4年生の「健康教育論」の授業です。今年が2回目となります。ヨガのお話と実習から構成されたレッスンだったんだけど、同じ「身体運動」に関わる授業でも、理学療法士の通常のカリキュラムにある「運動療法」のそれとはちょっと違う視点で運動について学ぶことができたんじゃないかと思う。ま、学生がそれに気づいて自らの理学療法にそのエッセンスを取り込んでいけるかどうかはまた別の話になるわけだけど、少なくとも、教員として学生がそれに気づくチャンスを提供することはできたんじゃないかな。去年のブログにも書いたのだが、多くのリハビリ療法が身体から入って行くのとは対照的に、今日の山本先生のお話にあったヨガでは心の在り方に主眼が置かれているように思うんですよね。これはちょっと昨日受講した学生にしか分からない内輪ウケの話にはなるんだけど、患者さんに一度言ってみても良いかもしれないね。「白鳥のように寝返りして下さい」って。

2013年11月15日金曜日

ヨーガだよ、全員集合!

漢方・薬膳、終わりました。今日は横田先生に加え、先週、著書(『雪美のたべものごよみ/薬膳散歩』)を出版された、よこたクリニック薬局長の日下雪美先生にご登壇いただいたよん。日下先生は薬剤師でもあり鍼灸師でもあり、また上海の大学に留学され中医内科医師でもあるというトリプルライセンスの持ち主で、これまでに北里大学東洋医学研究所等でもご活躍されています。今日は上の著書に沿う形で薬膳における基本的な考え方をご講義頂きました。先生の新刊書(約170ページ、2000円+税)に興味のある方は info@toshiz.net(坂本宛)にメール下さい。限定販売なので書店ではお買い求め頂けません。。。そして、そして明日はまた新たなイベントとして4年生の「健康教育論」でヨガをします。運動療法室に午後3時。ヨーガだよ、全員集合!

2013年11月14日木曜日

またあした代替医学

さあさあ、またまた木曜日がやってきた。つーことは明日は金曜日だ。4年生は3限4限と代替医学だからね。明日の講義は漢方と薬膳。うちの大学にも薬学部と栄養学部はあるんだけど、漢方薬とか薬膳を使った食事療法とか学生に教えてるんですかね。ま、いずれにしても、うちの理学療法の学生は運動療法のほかにこれらについてもこの科目で学べるんだから、恵まれてるよね。

2013年11月13日水曜日

利用者の声

前回のブログでは「授業改善アンケート」という名の学生による教員評価について少し触れたが、今夜はそのアンケートの自由記載欄に書かれたコメントを幾つか紹介したいと思う。以下、引用。

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◆「多様な統計法を学び、論文の書き方や体裁も学んだ。優れた研究とは何かも考え、今後の卒業研究に生かしたい (^^)」(理学療法研究論)

◆「先生の授業は今までどれも楽しかったです。こんな授業が増えたらもっといいなと思います♡」(理学療法研究論)

◆「研究のやり方から、優れた研究とは何かを学んだ!!」(理学療法研究論)

◆「これから卒論を書いていくことになるが、この授業があることで少しはスムーズにいけそうかなと思います☆」(理学療法研究論)

◆「理学療法研究論の講義を受けるまで統計学に触れることはありませんでしたが、研究を行う上でこれはとても重要なものであると感じました。また研究についても今までは役に立つ、役に立たないという風な考えが強かったのですが、研究論文の書き方などを学んで研究の見方が変わってきたように思います♪」(理学療法研究論)

◆「統計の公式を用いた計算練習も授業でやりたかったです ( ̄O ̄)」(理学療法研究論)

◆「t、F検定の例題をしていただけたらもっとわかりやすかったと思います(~。~)」(理学療法研究論)

◆「研究についてなじみがなかったが、どんなものかていねいに解説があったため、これからの卒論に向けて取り組むためのスタートになった。統計には種類がたくさんあってそれぞれ難しかったが基本を学ぶことができたと思うヽ(^。^)丿」(理学療法研究論)

◆「ありがとうございました。興味をもてました m(_ _)m」(脳神経科学Ⅰ)

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コメントを頂いた皆さん、どうも有難うございました。

2013年11月11日月曜日

I'm a good teacher...

今日、大学の自室で片付けしてたら、今年前期の「授業改善アンケート」の集計表が出てきた。コレ何かというと、学生による先生評価です。学部ごとに質問項目は違うみたいなんだけど、うちは15項目の質問からなっていて、学生がそれぞれ5段階評価をするわけですね。GPAなんかと同じく、アメリカの物まねとして、僕がアメリカ行ってる間に日本の大学に広まったようです。たぶん流れから言うと、まずは東大などの旧帝大で導入されて、その後、その他の大学が他所(よそ)もやってるから...という感じで追従して行ったんじゃないかと思う。で、実はコレ、学生には一般的に言って授業の質を評価するだけの確たる基準がないので、個人的には結局のところ「人気投票」みたいなものになってしまい、あんま意味がないんじゃないかと思ってたんですよね。。。だからここしばらくは授業時間を削るのも勿体ないし、このアンケートやってなかったんだけど、今年の前期はちょっと気が向いて最後の授業で取ってみたんですよ。で、その結果が上の集計表にまとめられていたんだけど、よく見ると、15項目の平均点(5点満点)が3年生の「理学療法研究論」で4.5点、2年生の「脳神経科学Ⅰ」で4.6点だった。どちらも僕が単独で教えている科目なので、僕自身に対する評価となる。学部の平均が4.0点なので、コレ、かなり良いスコアですよね。これまであんま意味ないと思ってたアンケート調査だけど、コレ、かなり意味あるように思えてきたな...

2013年11月10日日曜日

学校行くのヤだなぁ...

うちの息子は一応毎朝学校には出かけるが、学校が好きなわけではない。お勉強嫌いなんだって。分かる分かる。その気持ち。面白くないばかりか、世の中に出た時にそれがどう役に立つのか分からないよね。僕も小学生の頃、学校の勉強大嫌いだった。日曜の夕方になると、いつも憂鬱な気分になってたもんです。明日、学校行くのヤだなぁって。

2013年11月9日土曜日

公募制推薦入試

今や大学入試には様々な種類のものがあるが、今日は本学において「公募制推薦入試」という名の入試があった。僕は試験監督。でも「待機」。だから入試会場での仕事はなく、所定の場所で時を過ごした。今年は何の弾みか本学への志願者数が急増し、なおかつ学長によれば近頃公表された高校生が入学したい大学のランキングとやらにおいて飛躍的なゴボウ抜きがあったらしい。ほかの学部のことまでは良く分からないのだが、うちの理学療法に来る学生に聞いてみると結構口コミ効果って大きいみたい。このブログを読んで頂いている方々の中にはリハビリ職以外の方も少なからずいるわけだけど、もし周りで理学療法士になりたいっていう若者がおられましたら、是非とも神戸学院大学を勧めて頂きたいと思います。

2013年11月8日金曜日

フィロソフィカル・メディスン

今日の午後は僕がオーガナイズする代替医学の授業で「よこたクリニック」の横田直美先生に講義して頂いた。この科目は臨床実習を終えた4年生を対象に彼らがそれまで学んできた西洋医学とは異なる考え方の医学に触れてもらうことをその趣旨とするものである。いずれにしろ医学は医学なので、その目的は人々の健康(回復・維持・増進)にあるわけだが、その目的を達するためのアプローチの仕方が医学の流派によって違うということである。現在、どうして西洋医学がこれほどまでに世間に行き渡ることになったのか、僕には詳しく語るだけの知識はないのだが、おそらく治療の効果が他の医学に基づくそれよりも大きいというようなことばかりではないのだろう。英語という言語が他の言語と比べ広く世界に浸透していたとしても、英語がその他の言語と比べて必ずしも優れた言語であるというわけではないように。。。西洋医学がルネッサンス以降に発展したサイエンスをベースとする学問であるならば、今日、横田先生がお話された代替医学はサイエンスも包含するフィロソフィー(哲学)に基づく学問と言えそうです。代替医学(医療)のことを英語で alternative medicine と言ったりしますが、一つの呼び方として、philosophical medicine なんてものがあっても良いかも知れない。

2013年11月7日木曜日

あした代替医学

今日2つ目のブログ。
一つ目はこっち
4年生の授業。
明日(8日)3・4限連続。
代替医学。
講師は、よこたクリニック院長の横田先生。
教室151E。
忘れないようにね。

ブログ2013-10

2013年10月(記事数:27)

短いようでも振り返れば割と長い10月だった。前月書いたのにもう忘れてしまっているブログって結構あるんですよね。あるある。タイトル見れば大まかな内容も含めて思い出すんだけど、放っておいたらどんどんドンドン忘れていく。時どき、このブログ読んでくれてる人からずっと昔に書いた記事の話されてこちらが啓発されちゃうこともある。自分でスカっと書けたと感じる記事は大抵読んでる人にもスカッと届いてるようには感じているけど、たまに何気なく書いたものが読み手に深く届いちゃってることもあるんですよね。前者のパターンはそれはそれで暖かいものを感じるのだが、後者は後者で「おかしみ」のような趣がある。皆さん、これからも読んで下さいネ♡


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 研修会関連
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 リハビリ関連
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 就職関連
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ノッてるかい、就活?
早い人というのは・・・
初任給ってどうなの?
ぜんぶ決まった

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 訴訟関連
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ダメならそろそろなんだけど
申込みは無かったよ
思いは態度で示そうよ

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 マラソン関連
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降水確率は0%
晴れているのに曇り空

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 車関連
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完売しました
ロメオのジュリエッタ

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 その他雑記
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世界大学ランキング
モーツァルトの方が好きかもね
見えないものを見るということ
なんと話題は研究の話!
神戸市長選挙
genuin に。
レッドソックスが優勝した

2013年11月5日火曜日

で、それでも統合と解釈と

昨夜は学生レポートにおける「統合と解釈」について若干の私見を述べたわけであるが、これって、どこから出てきた慣習なんでしょうね。僕らが学生の時にこういう項目立てしてたかどうか記憶が定かではないのだが、どこかで生まれて知らぬ間に広がったんでしょうね。それともうちの学生の間だけで限局的に根付いているのかな。毎年、毎年、僕の症例レポートでは「イントロ」を書いて「症例」で行った理学療法についてまとめ「考察」で自分のやったことを批評しなさいって伝えてるんだけど、それでもほとんどのレポートで「統合と解釈」って付いて来るんだよね。ま、主張したい事実とそれを裏付ける証拠が整理整頓されて記載されていれば項目の名称なんてどうでも良いとは思うけど、統合して解釈するって考察ちゃうん?というような疑問は生じないようにまとめたいですよね。じゃないと、リハビリ屋さんたちだけで盛り上がってるうちは良いけど、そこから外に出た時にずいぶんと恥ずかしい思いするんじゃないかと思うんですよね。。。

2013年11月4日月曜日

統合と解釈と考察と

世間はここ数日連休で、大学祭とかもあったりしたわけだけど、僕に提出するためのレポート書いてた学生もいるかもね。この金曜日〆切だから。3年生の臨床PT演習。僕、日本に帰ってきて、学生の症例レポート読むようになってずっと不思議に思ってることがあるんだけど、「統合と解釈」って何なんでしょうね? いや、この言葉の意味は分からないでもないんです。散らばってる事実を統合して解釈するんですよね。。。そう、これだけなら分かるんですよ。でもですね、これに別立てで「考察」ってのもレポートの項目の一つとして付いてくるんですよね。統合して解釈するのと考察するのは異なる種類の行為なんでしょうか。スゴく不思議です。

2013年11月3日日曜日

楽天が優勝した

3勝3敗の五分で迎えた第7戦。結局、最後は田中が出てきて楽天が優勝した。これまで弱い立場にあった町の商店街が取り立ての厳しい地主やら税務署やらを打ち負かしたみたいなあまり良い例えではないな...、そんな爽快感のある日本シリーズだった。。。巨人はおそらく昨夜の田中攻略で力を使い果たしていたのかもしれないね。MVPはシリーズ無失点の美馬だったけど、やっぱ、田中が先発で投げた2試合がスゴく効いていると思う。。。浮き沈みの激しいパリーグの中で、来年はオリックスが優勝するなんてこともあるんだろうか。あったら京セラだけじゃなくって、神戸でもやって欲しいもんだね。。。おめでとう、東北楽天ゴールデンイーグルス。

3勝3敗

朝、息子の音楽会に出た後、外出していて、さっき帰ってきたばかりなんだけど、出先でテレビ見てたら田中が負けてまた五分五分になった。日本のプロ野球の話です。今日で楽天が勝つだろうと思ってたんだけど、予想が外れたね。これで本当に分からなくなった。心情的には楽天に勝って欲しいけど、巨人は巨人でいろいろと背負っているものがあるだろうからそう簡単には負けんわね。ネット企業と新聞社との熾烈な戦い。明日(もう今日か...)の第7戦が楽しみです。

2013年11月1日金曜日

えっ、中止?

さあ、今日から11月で明日からは大学祭なんだけど、聞くところによれば予定されていた3日間のうち4日(月)のプログラムが中止になったとか。理由は公表されていないようなんだけど、何かあったんかな...。なんで公表しないんだろ? 気になるね。。。ま、個人的には今どき学祭なんて世間的にはあんま流行んないんじゃないかと思ってて、学生たちも「ほかの大学もやっているから...」ってことで何となく毎年続けてる感じもするんだけど、こんなことはあんま言わない方が良いのかな。大学の広報活動の一環でもあるんだろうしね。。。とにかく、今年に関しては準備してたのに残念だったね。

2013年10月31日木曜日

レッドソックスが優勝した

今日はハロウィン。と言っても、日本は関係ないでしょ、って僕の世代は思うんじゃないかな。ジャック・オー・ランタンとか広まり出したの最近だよね(でもないのかな...)。少なくとも90年代前半までは無かったよ。僕の知るアメリカ(東海岸)ではこのハロウィンからクリスマスに向けてお祭りモードに入って行くわけだけど、ちょうどこのハロウィンから冬が始まるんですよね。寒い地区では必ずこの時期に初雪が降ります。それもパラパラではなくドカッと降る。ワールドシリーズを雪の中でやってるのも見たことあるな。確かレッドソックスの昔の映像だった気がする。北海道みたいなもんだからね、ボストンは。6年ぶりの優勝か。盛り上がってるんだろうね。。。甲子園から始まり、ヤンキー・スタジアム、フェンウェイ・パーク、ほっともっとフィールド神戸へと、これまで球場のある街に移り住んできたわけだけど、一番盛り上がりに欠けているのは、この街、神戸だね。4年後の市長選では、「地下鉄」や「空港」だけではなく、是非とも「野球」を争点にしてもらいたいもんだね。

2013年10月30日水曜日

genuin に。

突然ですが、今、2年生の脳神経科学Ⅱでシナプスの話をしてるんだけど、いろいろと勉強になるところがありますね。ま、一応、僕は教壇に立って教える立場にあるので自分が勉強するよりも学生に勉強してもらわないといけないわけですが、一般的な話として、おそらく学校の授業で一番学んでいるのは実は生徒ではなく先生なんだろうと思います。

学生は理学療法士を目指している人たちなので、シナプスとか遺伝子とか、まぁ別に詳しく知らなくてもやっていけると言えばいけるんですが、変な話、ちゃんとした話をすれば多くの学生は genuin に興味を持つんですよね。ま、ややこしい(複雑な)話になってきたり、細かい(厳密な)話になってきたり、考えなきゃいけない(知的な)話になってくると、顔色が悪くなる学生も少なからずいることはいるんですけども。。。

そうですね。高校までに身につけるべき学力が問われるような局面に直面すると、一気に学生の元気がなくなることは、これまでの僕のティーチングキャリアの中で実感してきたことではあるのですが、一方で、理学療法の「評価」とか「治療」とか「統合と解釈」とか、そういったことよりもこういった局面において genuin に知ることの喜びを感じる学生もまたいるということも、これまでの僕のティーチングキャリアの中で実感してきたことではあるんですよね。

2013年10月29日火曜日

ロメオのジュリエッタ

さて昨日は車の売却の話をしたわけですが、興味のある方のために、そして僕自身が忘れないうちに「個人売買」の手順について少し書いてみますかね。売手側の視点で簡単にまとめると次のようなステップを踏んでいきます。

ステップ1:売価を決め、買手と契約する。
ステップ2:買手に車庫証明書と印鑑証明書を取得してもらう。
ステップ3:売手は印鑑証明書のほか、住所変更があれば住民票を取得。
ステップ4:買手・売手が上記書類、車検証、実印を持参し管轄の陸運支局へ。
ステップ5:支局窓口で各種書類提出(下注参照)
ステップ6:ナンバープレート交換(交換する必要がある場合)
ステップ7:支払・車両引渡完了

注:譲渡証明書、移転登録申請書、自動車税・自動車取得税申告書、手数料納付書、申請代理人がいる場合は委任状も提出。

たくさんの書類があるようには見えるけど、基本的には車検証に記載された情報を用紙に転載していくだけとも言えます。書類への記載が間違ってても、僕の場合は、窓口の人が勝手にササッと直してくれてたので、大事なことは、陸運支局に行った時に支局では発行できない車庫証明書とか印鑑証明書とか住民票とか実印とかを忘れず持参することだと思います。でないと、出直しになりますからね。

陸運支局での手続に約40分、書類やプレートの交付にかかる法定費用は全て合わせて5000円ほどでした。。。ちなみに車屋さんに頼めば、この登録の代行だけで3〜4万円かかるんですよね。。

そんでもって、今日から僕は新たな車に乗ることになったのだけれど、結局イタリアの車に決めました。アルファロメオのジュリエッタ。お店の人によれば、フェラーリのデザイナーがデザインしたフェラーリの実用車版だと言うことです。いつかはこれで峠を攻めてみたいと思ってます。安全運転でね。。。

2013年10月28日月曜日

完売しました

ひと月ほど前にこのブログで売りに出していた車を本日お引き渡しさせて頂きました(「誰か車要りません?」「特別ブログ価格です!!!」)。話自体は数週間前に決まってたんだけど、車庫証明やら印鑑証明やら何やかんやで今日になった。売値は表示どおり10万円。証明書代(約3000円)と名義変更にかかる諸費用(約2000円)だけ相手方にご負担頂いたんだけど、ディーラーでは別途、普通にかかってくるリサイクル費やら自動車税やら納車費用(洗車・ガス代など)はこちら負担とさせて頂きました。僕にとってはもちろん良いお話だったんだけど、買い手にとっても、お店で買ったらトータル22〜23万円はするところを10万円ちょっとで買えるんだから悪い話ではなかったと思います。ま、何を買うにしろ、そのものの本当の価値はそれを手放す時まで評価できるものではないのかもしれないけれど、少なくとも売買のコンセプト自体は win-win であったと思う。車を高く売るなら個人売買。そして車を安く買うなら個人売買です。

2013年10月27日日曜日

神戸市長選挙

珍しくテレビのある場所で日本シリーズ第2戦観てたんだけど、楽天の田中ってスゴいピッチャーだね。初めて見た。直球が速いのはもちろんだけど、変化球のバリエーションもたくさんあって、頭と心も強いと来ている。我らがオリックスのエース金子千尋も絶賛する豪腕です。。。で、これとは全然関係ない話なんだけど、今日の夕方、神戸市長選挙の投票に行ってきました。ある人(その人も神戸市民)と会っていて、一緒に投票行きませんかということになったんだけど、投票直前に、僕がある候補者に入れようと思うって話したら、その人それまで誰に入れるか一応決めてたみたいなんだけど、結局僕が口にした候補者に投票したそうです。僕もそうなんだけど、無党派層って気まぐれですよね。ま、選挙って、僕にとってみれば宝くじみたいなところがあるし、そういう意思決定の仕方も全然アリだと思うけど。。。そんで最後に野球の話に戻るんだけどさ、あの一塁はどう見てもアウトだよね.....。でもそんなことがあったとしても、僕はこのシリーズは楽天に勝って欲しいと思ってるんだ。震災復興の願いを込めて。。。

2013年10月26日土曜日

僕が脳卒中になるまでに

昨夜は昨日学生と見学に行ったデイサービスセンターでの一コマについて、どちらかと言うとセラピスト側から眺めた時のことを書いてみたんだけど(「プラトーの後に」)、僕、実は見学しながら自分が今よりも年取って70や80になった時のことも考えてたんですよね。。。脳梗塞になって、身体の自由が効かなくなって、病院での治療を終えて、なんとか歩けるまでには回復した状態。退院するやいなや、ダイレクトメールやらダイレクトフォーンやらが、やたらと僕のもとにやって来るんですよ。もちろん介護業者さんたちから。。。で、その時、僕が今ある各種デイサービスのお世話になるだろうかと考えたんだけど、出来ることなら自宅で過ごしたり、自分のテイストに従って、不自由な身体なりにも自分の好きなように生活を構築していきたいと思うんじゃないかなぁなんて思ったりしたんですよね。もともと群れて何かをしたいと思う人間ではないし、たぶん老人になっても一般的にみれば孤独な生活を好んで生きていくんじゃないかと思うわけですよ。。。で、こうなったとすれば、今ある介護サービスのスタイルだけ存続したりすると、40歳から掛け続けた来た介護保険料が掛け捨てになるんだよね...。僕が脳卒中になるまでに、誰か、孤独好きなご老人向けの自立支援プラン、考えてくれないかな。。。

2013年10月25日金曜日

プラトーの後に

雨、降ってるね。台風が来てるらしい。と言っても、ここらはシトシトぴっちゃん程度で可愛いもんですけど。。。今日の午後は4年生の授業で学院近くのデイサービスセンターへ。デイサービスというのは、僕も実は正確には知らないんですけど、主にご自宅で生活されているお年寄りに半日なり一日なりご自宅とは違う環境で過ごしてもらうためのサービスです。利用者の大半は脳卒中の後遺症などを持っていたりして、介護保険を使って利用されています。

サービスの内容は、施設によって様々なんでしょうが、今日お伺いした「リハ・リハ」さんでは、おしゃべりのための憩いの場はもちろんのこと、さまざまな運動器具やキッチンの設備などもあって、利用者さんたちは、お話したり、身体を動かしたり、料理を作ったりして時間を過ごすようです。ま、身体に障害を持ったお年寄りのためのテーマパークと言うか健康ランドと言うかスポーツジムと言うか、とにかく利用される方が楽しく有意義に時間を過ごすための仕掛けが施された空間なんだと思います。

最近、本当にこういうお年寄りのためのお店って多いですよね。僕はいつも思うんだけど、街を歩いていてちょっと周囲を見渡せば、そこにはコンビニがあり、整骨院があり、デイサービスセンターがあるって感じだね。つまりこれらのサービスを必要としている人がこの世の中にはわんさかいるってことですよ。

見学の方は、作業療法士でもある大浦社長とうちの卒業生のH先生に案内して頂いたんですが、H先生との雑談の中で、実際にサービスの効果をどう測るかといった話になりました。歩く速さとか、足腰の強さとか、身体面ではなかなか目に見える効果を生み出すことは難しいようなんだけど、うまく行けば、サービスを受けることによっての利用者さんたちの気持ちの変化はあるんだろうね。

話を聞きながらふと思ったんだけど、たとえばうちの学生って運動機能的にはプラトー(頭打ち・横ばい)じゃないですか。でも教育を受けることによって気持ちは日々変わっていくわけで、それを僕らは「成長」と呼んだりする。だからさ、デイサービスの利用者さんにしろ、リハビリの患者さんにしろ、身体機能の改善がたとえ頭打ち(プラトー)になったとしても、理学療法なり作業療法なりを通してその人がその人の人生の中で成長することを手伝ってあげることは出来るのかもしれないね。ま、ちょっとセラピーのレベルとしては形而上的な意味において高くなるのかもしれないけど。

2013年10月24日木曜日

ぜんぶ決まった

僕の研究室の4年生は今日で全員就職が決まりました。ま、「全員」と言っても実は今年は二人だけだったんだけどね。ほら、うちはさ、優秀なのしか来ないから、毎年、就職関係も早いんだ...。今日報告してくれた学生は歴史のあるリハセンターに決まったんだけど、実は僕もこのセンターには学生時代に実習でお世話になったんですよね。兵庫県を代表する、と言うか、いつかは日本を代表する理学療法士になってくだされ。期待してます。

2013年10月23日水曜日

施設見学だーい

4年生への確認連絡なんだけど、今週金曜日(25日)に「健康教育論」の授業でデイサービスセンターを見学します。午後2時からの部と、3時からの部と、それぞれ自分の班の時間を間違わないように現地集合して下さい。移動は4〜5人一組でタクシーを利用するのが最安最速だと思います。学院の正門前にも神明タクシー(そんな名前だったと思う)の乗り場ありますよね。僕は使ったことないですけど。。。

見学施設:リーバルスタジオ リハ・リハ

所在地:神戸市西区北別府1丁目3-2
(学院坂を下り、道なりに第2神明伊川谷インター方面へ。左手ガス・ステーション隣)

現地で会いましょう。

2013年10月22日火曜日

なんと話題は研究の話!

今朝キャンパスで、ある先生に呼び止められてちょっと立ち話してたんだけど、なんと話題は研究の話!このキャンパスで教員とアカデミックな話をすることなんてまず無いことなんだけど、どうやらある学会でお知り合いから僕の話を聞かれたらしく、ボストンにいた頃にやっていたショウジョウバエの話になった。久しぶりにハエや線虫の話して盛り上がったんだよね^^。人間のような(他の動物と比べて)重層的な構造からなる動物では案外単純な解析しかできなかったりするんだけど、単純な動物使うと複雑な操作や解析も比較的簡単にできたりするんだよね。見かけの現象が複雑そうに見えてもバイオロジカルな原理が単純なもの、あるいは単純なものの組み合わせで出来ているのであれば、バイオロジストとしてはわざわざ複雑な系を使う必要はないんですよ。ハエだから単純、人間だから複雑って、そんな単純なもんじゃないんだよね。その立ち話でも話してたんだけど、理学療法士でこの手のこと本当に理解している人って本当に少ないんですよね。

2013年10月21日月曜日

見えないものを見るということ

今日で3年生を対象にした「臨床理学療法学演習」が終わりました。と言っても僕のパートだけなんですけどね。オムニバスと言って、複数の教員で担当している科目なので、演習自体はまだまだ続きます。2症例やったんですけど、それぞれ学生にとっては勉強になるケースだったと思う。ここでケーススタディをちゃんとやれるかどうかで4年の実習の成否が決まると言っても過言ではない。実際の患者さんが目の前にいない状況でリアルにイメージできたら、実習で診る患者さんの理学療法は随分と簡単に思えるかもしれないよ。実習では、患者さんを実体として自分の目で見れるわけだからね。ま、いずれにしても、最終的には目に見えるものよりも見えないものをどれだけ評価できるかが大事なわけだけどさ。。。みんなからのレポート、期待しています。

2013年10月20日日曜日

モーツァルトの方が好きかもね

昨日は神戸の東部教会という山手の教会で室内楽のコンサートがあった。僕のチェロの先生が主催したものだったんだけど、バロックからモーツァルトそしてシューベルトへと時を追って順序よく進んでいくプログラムだった。息子(7歳)と二人で行ったんだけど、彼は魔笛の変奏曲が一番気に入ったとか。実は僕もなんだよね^^。昔はモーツァルトよりもバッハの方が好きだったんだけど、最近はモーツァルトの方が好きかもね。。。

2013年10月19日土曜日

思いは態度で示そうよ

前回から読む)

昨夜はこの件で「申込」と「承諾」の話をしたんだけど、今日のナイトセッションは「意思表示」をテーマにしたいと思います。

本件は契約解除の態様が一つの争点になっているわけだけど、原告、被告、裁判官がみんな違うこと言ってるんですよね。

原告(僕):被告の責めに帰すべき債務不履行解除である。
被告(お相手さん):原告の責めに帰すべき債務不履行解除である。
裁判官:原告・被告の合意による合意解除である。

日本の裁判って弁論主義と言って、当事者が主張していない事実に基づき判決することはできないんだけど、本件では原告・被告の主張とは別に裁判官が勝手に合意解除を認定しちゃってるんですよね。。。

で、それはそれでかなりおかしいんことではあるんだけど、今日はひとまずこの問題は置いておいて、「意思表示」の話をしなくちゃいけない。

前にもここで書いたことなんだけど、「債務不履行解除」って契約の相手方が債務不履行を為した時に生じる解除権に基づき行われます。従って、裁判でこの解除を主張する時には、相手方の債務不履行を立証する必要があるわけです。

結論を言えば、本件においてお相手さんはその立証をすることができず、むしろ、お相手さんに債務不履行があったという認定がなされたわけですが、裁判官は双方の上記主張を退けました。。。

お相手さんの主張が退けられるのは、上記立証ができなかったわけだから理解できるとして、お相手さんに債務不履行があったんなら、僕の解除の主張は認められても良さそうなもんですよね。

裁判官らの理屈を言えば、契約解除に必要な「解除の意思表示」を僕がしていないということになるらしいのですが、これを理由に僕側からの解除を認めないとすると、それはそれで厄介なことになるんです。つまり、

「じゃ、どうやってこの契約は解除されたん?」

ってこと。

お相手さんによる債務不履行解除が成り立たないのは上記のとおりなんですが、裁判官らが認定するような合意解除もまた成り立たないんですよね。

昨夜も書いたことだけど、お相手さんは僕に対し一方的に解除通告して契約解除したと主張してるわけだから、解除することに対して僕に同意を求める意図などサラサラなく、合意解除の成立に必要な解除の「申込」はなかったわけです。「申込」がない以上、裁判官らが認定するような合意解除(契約)は成立するはずないんですよ。

だから僕の主張も退けるとなると、ほんとコレ、どうやって解除されたん?って思わざるを得ないんですよね。。。

原告(僕):被告の責めに帰すべき債務不履行解除である。
被告(お相手さん):原告の責めに帰すべき債務不履行解除である。
裁判官:原告・被告の合意による合意解除である。

全滅です。

で、僕はここでちょっと考えてみたんだけど、裁判官らがこだわる「解除の意思表示」って何なんだってこと。そう、裁判官のような権威を持った人たちの言うことって、まずは疑ってみなくてはなりません。。。

確かに民法540条に規定されるとおり、解除権の行使は「意思表示」によってしなくちゃいけないわけだけど、契約上のトラブルって、法律の素人同士が訳も分からずぐちゃぐちゃやり取りして、いつの間にか終わってたなんてことも少なくないと思うんですよね。だから皆がみんな「契約解除通知」みたいな標題付けた文書を相手方に送達して契約終了してるはずはないと思ったわけです。

僕の場合は、当時、債務不履行解除だの合意解除だの、そんなのあることも知らないほど無知だったわけで、「そちらが悪いんだから、それなりのお金は払って下さいよ」って「請求書」と題した文書をお相手さんに送付しました。そして、これが「意思表示には当たらない」との認定を裁判で受けることになったのですが、普通に考えればですよ、たとえ「解除する」と文書等で明言していなくても、解除権を有する人間が契約の終了に関わる清算を求める等のアクションを起こしていれば、その時点で形式はどうであれ、解除の意思表示がなされたと見なされるはずだと思ったわけです。

だってお役所への届出書みたいに解除のための書式が決まってるわけではないし、そういうのをどんどん見なしていかないと、本質よりも形式が優先されるということになりますからね。つまり、文書の内容は同じでも、標題が「請求書」だと解除を認めず、「解除通知」とあれば認めるといったことですよ。。。

そして、この類いのいちゃもんについて争われた裁判も過去に必ずやあるだろうし、僕の解釈に沿う形で判示した判例も必ずやあるはずだと思ったわけです。

そして調べてみたら、ちゃーんとありました、そういう最高裁判例 (^^v。

以下がその一つです。

「所論は、要するに、被上告人は上告人に対して家賃支払の請求をしたことがないし、契約解除の意思表示もしなかつたのに、解除を認定した原判決は違法である、というのである。しかし、原判決は、上告人が特別の事由もないのに、感情的対立から3年6月にわたつて家主である被上告人に全く家賃の支払をせず、将来もそれを期待しえない状況のもとに、被上告人が二ヶ月の猶予期間を置いて上告人に対し家屋の明渡を請求したことを確定した上で、かかる場合には、たとえ催告書中に契約解除の文言を使用していなくても、契約解除の意思表示と認めるのが社会観念上相当であるとしたものであつて、確定事実のもとにおいて右判断は正当として肯認できる。原判決に所論の違法はなく、所論は採用できない。」

【昭和37年05月01日最高裁判所第三小法廷(昭和31(オ)915)】

家賃を支払わない(債務不履行をなす)賃借人に対し、家主が家屋の明渡し(解除による効果の実行)を請求したことで家主による契約解除の意思表示がなされたと認定した判決です。

そしてまたこういうのもありました。

「しかし、被上告人は、本訴請求原因として、所論特約による契約解除のほか、予備的に本件訴状の到達による契約解除をも主張していること記録上明らかであり、そして本件はいずれにしても契約解除を原因として家屋等の明渡しを求めるものであることが明らかである。かくの如く解除権者が訴を提起し、契約解除による効果の実行を求めた場合には、当該訴状が相手方に送達された時に当該契約解除の意思表示があつたと解すべきであることは原判示のとおりであるから、原審が本件訴状の送達をもつて本件売買契約解除の意思表示が上告人に到達したものとしたのは相当であり、論旨は採るを得ない。」

【昭和36年11月09日最高裁判所第一小法廷(昭和35(オ)741)】

二つの判例とも、解除の意思表示が形式的になされていないことが争われた裁判ですが、いずれも解除権を有する者が解除の効果の実行(「家屋の明渡し」)を求めたことで意思表示があったものと認めるものです。

これらを本件に照らし合わせて考えると、解除権を有する者(つまりこの私ですね)が解除の効果の実行(支払い)を、請求書を送付したり裁判を提起したりして相手方に求めたわけですから、たとえ「解除する」との文言が相手方に発せられていなくとも、解除の意思表示がなされたと解するのが妥当であると言うべきなんですよ。

そして、これらの判例に従えば、本件における契約解除は、僕がお相手さんに上記「請求書」を送付した時点で解除の意思表示がなされ成立したことになるはずです。お相手さんの債務不履行(仕事放棄)に基づく解除ですから、僕が裁判で主張した「お相手さんの責めに帰すべき債務不履行解除」が成立したことになります。。。

上記のような最高裁判例がある中で、なぜ本件裁判官らはそれに反する判断を下したんでしょうか? その理由は聞いてみたいところではありますよね。え? そんな判例を知らなかったって? それはまず無いでしょう。だって、僕みたいな素人さんでもネットで簡単にアクセスできる判例なんですからね。裁判官なんだから、判決書く時に関連しそうな判例くらい調べるはずじゃないですか。

知っているのに敢えて判例違反を断行したのであれば、判例違反に加え、裁判官として倫理違反も犯していることになりますよね。

2013年10月18日金曜日

申込みは無かったよ

前回から読む)

坂本センセイの法律講座。昨夜からまた始まりました。「脳科学者の身辺雑記」とか言って、ぜーんぜん脳科学と関係ないじゃーん、って思う人もいるかもしれないんだけど、特にそれについては反論する気はありません。。。もともとそういうブログだからね。

でもですね、法学って実は脳科学のご先祖様である哲学と通ずるところがあると思うんですよ。どちらも実践とか実務とか、身体動かす部分はあるとは思うんだけど、根幹は言葉の連なりによって構成されていて、いろんな言葉の定義の間に矛盾が生じないことを目指してるわけですよね。言葉による世界の調和。

このブログでも「解除って何だ?」とか「合意って何だ?」とか、自分に問いかけ自分が答える作業をしているわけだけど、こういう弁証法って言うんだと思う...って哲学でも使いますよね。。。たぶん

で、僕にとって大事なことは、Aさんが「コレ、1000円で要りません?」ってBさんに聞いて、Bさんが「貰っても良いけど、ソレ、500円だよ」って返した時に、AB間で売り買いの契約が成立したことになるのかどうかってことなんですよね。たとえばの話。

今回の一、二審裁判官の裁きによれば、Aさんの「売る」という意思とBさんの「買う」という意思が合致したので、売買の契約(合意)がAB間で成立したと。。。しかしながら、取引する値段の折り合いがつかなかったので、AさんBさんは裁判で争うことになった、みたいな整理がなされているんですよ。

実際にはお相手さんが「契約を解除します。頂いたお金は返しません」と言ったのに対し、僕が「辞めるのは良いけど、お金払って下さいね」って返したわけですけど。。。

一審の裁判官なんて、僕が「そんな裁きはおかしいんじゃないですか?」って和解の場で言ったら、「あなた、(相手が辞めることを)受け入れたでしょ」なんてこと言って、念押ししてきたんだよね。。。でもね、幾ら念押しされても、「取引価格」も決まってないのに、解除契約(契約を辞めるという契約)が成立するわけないんですよね。僕の常識的感覚に従えば。

それでもって、僕は、そもそも「契約(合意)とは何か」ってこと考え始めたわけなんだけど、調べてみたら契約って「申込」と「承諾」の内容が合致することで成立するんだってことを知りました。「申込」というのは、「コレ、1000円で買って貰えませんか?」みたいなオファーのことで、「承諾」というのは、「ええ、1000円で買いますよ」みたいな、オファーを受ける意思表示のことですね。

そして、これを今回のケースに当てはめて考えると、お相手さんの「契約を解除します。坂本さんの責任です。頂いたお金は返しません」という「申込」と、僕の「辞めるなら、そちらの責任だからお金払って下さいね」という「承諾」の内容が合致したなんて判決が下されているわけなんです。。。

コレ、どうみても合致してないように思うんですけどね。。。

そしてですね。そもそもお相手さんはご自身でも認めるごとく、「契約を解除する」って一方的に解除通告してきたわけで、ご本人に「申込む」なんて意図はさらさらなかったわけですよ。コレ、ちょっと細かい(でも大事な)話になるんですが、「解除」って言うのは、相手が何と言おうが、解除する権利が有りさえすれば解除できる行為で、「単独行為」って言われるものなんです。

たとえば結婚に際し、「僕は君と結婚した」と宣言すれば、相手がどれだけ嫌がろうが婚姻が成立するといった行為です(日本では認められていないと思いますけども...)。

これに対して「申込」という行為は、相手方の「承諾」があって初めて意味を為す(契約に至る)もので、相手方からの承諾があれば契約を成立させる意図を持って行われるものです。結婚にたとえて言えば、「僕と結婚してくれませんか?」っていう問いかけが「申込」になり、相手がOK(承諾)すれば、結婚の契約(婚約)が成立することになります。但し、申込む側は承諾があれば契約を成立させる意図を持たなくちゃいけないわけですから、契約成立の条件としては、プロポーズの時に本当に結婚する意思をその男が持っていなくちゃいけないということになるのでしょうね。。。

で、それはさておき、今回のお相手さんの法廷での言い分によると、上で述べたとおり、お相手さんは単独行為として契約を解除したとしており、「契約を終了しませんか?」なんて「申込」はこちらに対し一切してないんですよね。だから、僕がお相手さんの解除通告に対してどう応えようが、僕とお相手さんの間に解除の契約(合意)が成立することなんてあり得ないわけです。だって、その合意に必要な「申込」がそもそも無かったわけですから。

「申込」と「承諾」の内容合致が怪しいどころか、そもそも「申込」の存在すらないケースに対し「合意(契約)が成立した」と認定した一、二審裁判官らの責任って、なかなか重いんじゃないかと僕は思うんですよね。

なぜ裁判官らがこんな無茶な認定をしたかについては、こうしないことにはお相手さんの支払額が大きく増えてしまうということなんだろうけど、最高裁にはこの認定の是非を、是非ともお聞かせ頂きたいと思ってるんですよね。

もし、「これで良いのだ!」なんてことになったら、「申込」がなくても契約が成立する、なーんて法の基本原則に反する判例を新たに作っちゃうことになるんだもんね。。。

日本の裁判所がどれだけ法を重んじるかが問われているのだと思います。

(次回につづく)

2013年10月17日木曜日

ダメならそろそろなんだけど

さーて、ダメならそろそろウンとかスンとか言って来るんですけどね。最高裁。前にもここで書いたけど、「採択率」は0.2%だから普通は弁論にも至らず「決定」という手段によって請求は棄却されることになる。「上告理由を読んだけど、あんたの言ってることは上告できる理由には当てはまらない」旨の一文が書記官から届いてそれで終わりということですな。ハハハ。。。でもね、もし理由書に書かれた理由が真っ当なものである時にはそんな2、3ヶ月ではカタ付かないようなんですよ。統計によれば、上告状出してから判決まで短くとも1〜2年はかかるみたい。最高裁判決って後のち判例として何十年と残りますからね。たとえば大正時代に書かれた大審院(大日本帝国憲法時代の最上級裁判所)判決も未だに判例として有効で、現代の裁判官らはこれらに反する判決出しちゃいけないことになっているんです。だから最高裁も慎重になりますよね、判決出す時には。。。この件については、9月の終わりに話が中断したままになってるんだけど、またそろそろ続きを書いていきたいと思ってます。取りあえずのテーマは「合意解除」です。

2013年10月16日水曜日

世界大学ランキング

ある雑誌見てたら世界の大学ランキングの記事が出ていて、トップ100位の中に日本の大学はホント数えるほどしか入ってないじゃないか、コレじゃ日本ヤバいぞ!という趣旨の憂国論が展開されていた。いろんな格付け機関があり、順位は評価の仕方によってある程度のばらつきがあるのだが、日本勢は東大と京大の30位前後が精一杯。ランキングによっては、50位以降に阪大、東工大、東北大、名古屋大が入っていたりする。僕の滞米時の印象では阪大よりも慶応の方が上なんじゃないかと思っていたんだけど、慶応は入ってないんですよね。。。ま、「医学部ランキング」ということならまた違った結果になるのかもしれませんけども。このクラスの日本の研究者って仕事をきちんとするという点では世界的にもかなり優秀だと思うのだけど、大学全体として見ればシンガポールや香港の一流校に負けてるんですよね。。。何で負けるのかな? そりゃランキングトップのハーバードや MIT なんかとは比較にならないほど貧乏だというハンデはあるけど、金ばかりじゃないんでしょうね。英語力が弱い? ま、確かにそれもあるだろうけど、ひょっとすると、根っこのところで国民の学問に対するリスペクトが英米や新興アジアに比べ圧倒的に低いからかもしれないよ。。。

2013年10月14日月曜日

晴れているのに曇り空

良く晴れた一日だった。7時前に起きて、朝飯食って、マラソン会場へ。吉岡温泉というところで一泊したんだけど、旅館という名の民宿が立ち並ぶ昔風の小じんまりした温泉街だった。城崎や松江(玉造)はも少しスケールがデカイけど、裏日本的情緒という点では相通ずるところがあるね。晴れてるのに曇り空が記憶に残る、みたいな不思議な情緒なんだよね。。。そんでもってレースの方は、予定どおり軽くジョグするだけに留まった。タイムはピタリ2時間00分00秒...。模範的なペースメーカーだね。一度、中盤でペース上げようとしたんだけど、脚がついてこなかったので、最初から最後まで全く同じスピードでした。歳なんかなぁ...。いやいや、ただ単に打ち込み方が足らないんだと思う。月にちゃんと150 km 走れば、1時間45分は出るはずです。。。神戸に帰って来てから今度は有馬温泉に繰り出した。教科書的にはアイシングした方が良いのかもしれないけど、「ウォーミングダウン」もアリだと思うよ。来年もまたこの大会走ろうと思ってます。

2013年10月13日日曜日

降水確率は0%

世間は連休。体育の連休。身体を育む連休です。。。僕もこれから山陰入りし、明日はマラソン走るんですよね。去年も走った八頭町マラソン。ハーフ21kmです。今年はなぜか僕の中での盛り上がりが今いち欠けているので、単なる温泉旅行になりそうな気配はあるのですが、軽くジョグするつもりで制限時間内に転がり込みたいと思ってます。明日の山陰は晴れ。最高気温28℃。降水確率0%。必ず晴れるみたいです。

2013年10月11日金曜日

初任給ってどうなの?

ここ二日は就職絡みの話をしてきたんだけど、今夜は初任給の話でもしますかね。今の相場ってどのくらいなんだろ? 税込月20万円ちょっとかな。僕らの時代(1990年頃)は確か16万前後だったように記憶してるんだけど、実は、僕、学校出た時に全くと言って良いほど給料のことは気にかけてなかったので、同級生が幾らもらってたのか、あんま覚えてないんだよね。確か最高が20万円くらいだったように思う。で、僕の初任給はと言うと、税込で僅かに10万円を超える程度だったかな。考えたこともなかったけど、年収にして、200万円無かったね、たぶん。同期の中では最安値であったことに間違いはない。20万円もらってた友達は早々にその職場を退職したので、その後、どうなったのかは分からないんだけど、初任給って、その人のキャリアの中でどのくらいの意味を持つものなのか、正直、僕にはちょっと分からないんですよね。もし、就職の決め手の一つが俸給であるならば、それはそれで立派な着眼点であることに間違いはないと思うんだけど、その場合は昇給率も調査して、その勤め先が今後も存続することを前提に、10年後、20年後の年収がいくらになるのか試算した方が良いと思うよ。給料のこと気にする人でも、以外とコレ、してないんだよね。

2013年10月10日木曜日

早い人というのは・・・

昨夜は気の赴くままに就活の話をしたら、僕のラボの学生Y君が内定を取りつけてきた。早さで言えば同級生の中で一番ではなかったが、どちらかと言うと早い方だと言えるだろう。早く決まる学生には共通するポイントがあって、それは早いうちに心を決めてしまっているということだ。何やら当たり前のことを言ってるように聞こえるかもしれないが、たとえば、洋服を街に買いに行ったとして、本当はいろいろと買い揃えたい物はあるのだけれど、「今日は週末に着る赤いシャツを買うんだ」と家を出る時にすでに心を決めているかどうかといったことである。そう、たとえばの話。。。そしてその時、自分がそのシャツに支払える金額まで具体的に決まっているのだとしたら、迷える余地は自ずと限られて来ることになるわけだ。そうなんだよね。早い人というのは、迷う余地をあらかじめ限っている人なんだよ。