2013年1月4日金曜日

習慣制御

昨日は新しく出来たパチンコ店にインスパイアされたわけだが、この話は僕の研究テーマの一つである習慣形成に通じるものがある。おそらく、ランダムに選択したとある週末に、これまたランダムに選択したとあるパチンコ店で突撃アンケートを行ったならば、そこにいる来店者の多く
はリピーター客であることが判明するだろう。つまり、程度の差はあれ、パチンコをすることが生活の一部として定着している人たちである。昨夜もこのブログで書いたことだが、多くの人たちは「勝ち負け」を言えば、負けている人たちで、パチンコをすればするほど、金銭的損失を重ねているわけである。もちろん「息抜き」の対価としてお金を支払っているお客さんもいるんだろうが、やっぱ多くの人は「一発当ててやろう」と目論んでいるんじゃないかな。負けるのになぜ続けるのか?「負けていることに本人が気付いていない」といったこともあるだろうが、「これまでの負けを取り返してやろう」という執着や、「勝った時の気持ち良さが忘れられない」といった快楽の記憶も強力な動機になっていると思う。以前にマラソンに絡めてこのブログで書いたことがあるが、人間は客観的に見て自分に不利益なことをたやすく習慣づけてしまう一方で、有益なことはなかなか習慣化できなかったりする。新年迎えたばかりだし、今一度、自分の習慣を仕分けしてみても良いかもしれないね。「資産となる習慣」と「負債となる習慣」。運動制御って言葉はあるけど、「習慣制御」って言葉もアリだと思うな。

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