2013年11月8日金曜日

フィロソフィカル・メディスン

今日の午後は僕がオーガナイズする代替医学の授業で「よこたクリニック」の横田直美先生に講義して頂いた。この科目は臨床実習を終えた4年生を対象に彼らがそれまで学んできた西洋医学とは異なる考え方の医学に触れてもらうことをその趣旨とするものである。いずれにしろ医学は医学なので、その目的は人々の健康(回復・維持・増進)にあるわけだが、その目的を達するためのアプローチの仕方が医学の流派によって違うということである。現在、どうして西洋医学がこれほどまでに世間に行き渡ることになったのか、僕には詳しく語るだけの知識はないのだが、おそらく治療の効果が他の医学に基づくそれよりも大きいというようなことばかりではないのだろう。英語という言語が他の言語と比べ広く世界に浸透していたとしても、英語がその他の言語と比べて必ずしも優れた言語であるというわけではないように。。。西洋医学がルネッサンス以降に発展したサイエンスをベースとする学問であるならば、今日、横田先生がお話された代替医学はサイエンスも包含するフィロソフィー(哲学)に基づく学問と言えそうです。代替医学(医療)のことを英語で alternative medicine と言ったりしますが、一つの呼び方として、philosophical medicine なんてものがあっても良いかも知れない。

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