2014年1月31日金曜日

リケジョとイリョジョ

今朝、ネットで新聞読んでたら「リケジョ」がどうのこうのという記事があったんだけど、コレ、「理系女子」という意味らしい。初めて知った。。。昨日このブログにも書いたSTAP細胞のリードオーサー(lead author)が若手の女性で、理系研究者を志す女子学生たちを勇気づけているとのこと。中にはサイエンティストになることを「女だから」という理由で親から反対される人たちもいるらしいのだが、いまだにそういう価値観(というのかな)が残っているんだね。。。ま、僕も自分の子供が科学者になりたいと言い出したら、かなり懐疑的にその道の可能性について根掘り葉掘り聞きたくなるとは思うのだけど、別に「女だから」っていう理由で反対する気は起こらんだろうね。成功する可能性がそれなりにあるのなら男でも女でもやったら良いじゃん。「婚期が遅れる」って、別に科学者にならなくても遅れる女性はたくさんいるわけだしさ。そんなの科学のせいにしちゃ、科学が可哀想ですよ。。。僕自身もMITにいた時の最初のボスは ハーバード出の Ann Graybiel という女性だったし、ほかにもたくさんサイエンティストとして優秀な女の人は周りにいたので、特に「女だから」っていう意識は全然ないんだよね。。。ま、その代わりと言っては何なんだけど、「女だから」どうのこうのという言い訳は受け付けないわけなんだけどさ。。。そもそも「理系女子」って「リケジョ」と言うほど特別なもんなんですかね。。。リハビリ系もPTやOTは一応理系になってるんだけど、彼女たちも「リケジョ」なんかな? ちょっと違うよね。。。いや、全然違うと思う。だってリハビリって、ここだけの話だけど、、、ホントは理系じゃないもんね^^。「リケジョ」じゃなくって「イリョジョ」ってどう? 医療系女子の略。

2014年1月30日木曜日

下世話な話ではあるんだけれど

本日2本目のブログです。1本目はこちら。今日の夕方配信した僕のメルマガ【脳とリハビリ】(第191号)にも書いたことなんですが、いろんなところで話題になってますね。STAP細胞。体細胞を未分化の状態に初期化する点ではiPS細胞と同じなわけですが、その作製プロトコルがiPSよりシンプルだとのこと。でも本当に驚きなのは、体細胞が外界からの刺激によって根本的にその性質を変えてしまうということでしょう。。。なんか抜けてますよね。あ、「抜けてる」というのは何かが欠けてるっていう意味じゃないですよ。スカッとクリーンな研究成果だねって意味です。iPS細胞もそうなんだけど、やっぱ成果物が「電気的活動パターン」とかじゃなくって、「形ある物」だというところが強いですよね。下世話な話ではあるんだけれど、iPSに続くノーベル賞受賞となるんでしょうか? 昔一時期、分子生物学の技術が毎年のようにN賞を受賞したバイオロジストにとっては古き良き時代がありましたが、細胞工学の技術もこのような黄金期を迎えることになるのかもしれませんね。

シラバスでけた

昨日は午後から来年度のシラバスの入力を行った。。。と言ってこの文意が分かる人はごくごく限られているんでしょうね。。。「シラバス」というのは簡単に言えば授業科目の内容をまとめた「授業計画書」と言えるものです。

何年か前から日本の大学でも授業の中身が事前に学生に分かるようにしましょうという話になり、全国的に「シラバス!シラバス!評価基準だ!ほれほれ!ヤイヤイ!」といったムーブメントが起こっています。米国化の一貫ですね。アメリカナイゼーション。

僕が学生であった25年ほど前にはこんなのはなくって、授業がいったいどう進んでいくのか、成績評価はいったいどのようになされるのか、といったことが学期末に成績が出るまで(あるいは成績に関して言えば、成績が出た後も)全く分からなかったことを思えば進歩していきていると言えるのでしょう。。。

ほんでもって最近ではデジカル化の流れもあって、このシラバスを大学内のデータベースシステムにパソコンからカチャカチャ打ち込んで登録するようになっているわけですが、昨日この作業をしてして、実に年間10科目の授業を計画しているんだということに気づきました。以下がそのリストです。


① 脳神経科学Ⅰ(2年生前期)
② 脳神経科学Ⅱ(2年生後期)
③ 運動科学(2年生前期)
④ 理学療法研究論(3年生前期)
⑤ 臨床理学療法学演習Ⅰ(3年生後期)
⑥ 臨床理学療法学演習Ⅱ(3年生後期)
⑦ 代替医学(4年生後期)
⑧ 健康教育論(4年生後期)
⑨ 臨床見学実習(2年生前期)
⑩ 健康科学入門(経営・人文学部対象)


僕にとってコアになるのは①②の「脳神経科学」と④の「理学療法研究論」なのですが、その他の科目もこうして見ると大事ですよね。「運動」とか「臨床」とかね。「代替」や「健康」もサテライト科目としては面白いものだと思います。

まぁ、これらを計画するのは楽しいんだけど、入力はホント面倒なんだよね。それに教育業務って実際のところ人事評価におけるいわゆる「業績」にはならないんだぁ。。。コマ数増えると「単価」も下がってしまうわけだしさ。。。それはそれで悲しいよネ...(T_T)

今日も残り一日ガンバロ...。

2014年1月28日火曜日

おわりおわりおわり

今日で僕が担当する授業科目の試験がすべて終った。これでしばらく正規の授業は無くなるわけだけど、これから採点やら入試監督やらその他もろもろの仕事がある。これらの中にはおそらくやってもやらなくても世間や大学や自分にとってはどちらでもよい仕事も含まれているのだろうとは思われるのだが、僕はサラリーマンなので出来るだけ文句を言わずに回って来た仕事はひとつひとつこなしていかなければならない。意味はさておき、手を動かし時間が流れるということが大事なのである。あ、もちろん採点は重要な業務ですよ。それによって学生が余分に時間を使ったり学費を納めたりしなくちゃならなくなる場合もあるわけですからね。今日の試験はちょっと難しかったみたいです。だれも途中で席を立ちませんでした。「脳神経」に関しては、成績の発表は大学からの通知によって行います。

2014年1月27日月曜日

あしたの脳神経

明日の試験問題作成しました。2年生の脳神経科学Ⅱです。最後の授業で大体のことはお話したので特にここで付け加えることもないのですが、授業の内容をそのまんま理解していてそれを制限時間内に書き表すことができれば100点満点中80点は取れると思います。残りの20点は応用が効かないとちょっと完答するのは無理かもね。いずれにしろ、本質を理解した者がその理解した分に応じて報われる、そんなテストになると思います。あきらめずに、最後まで頑張りましょう。

2014年1月25日土曜日

何か見えて来ましたか?

いよいよ第49回理学療法士国家試験の日が迫ってきました。手元の資料によれば試験日(平成26年2月23日)まで一月を切りました。学生の中には思っていた以上に勉強が進まず、痺(しび)れにも似た焦りを感じている人たちがいるかもしれません。アレっ...こんなはずじゃなかったのに...なんてね。でも、そういうことってありますよ。先輩たちも多かれ少なかれそういう状況をくぐり抜けてきたんだと思う。まずは深呼吸をしてみましょう。それからラジオ体操をするのです。。。で、頭がすっきりしたところで、国家試験というものを今一度俯瞰(ふかん)してみるのです。どういう成り立ちの試験であるのかということを。。。どうですか?何か見えて来ましたか?

2014年1月24日金曜日

国家試験と臨床実習

2月がすぐそこに見えてきたけど、この時期になると学生の顔つきも少し真剣なものになってきます。3年生は期末試験の真っ最中だし、それが終るとすぐに3週間の短期実習が始まります。4年はもうすぐ卒業だけど、その前に学生最後の一大イベント、国家試験が控えてます。理学療法士を目指す人たちって、いろいろあって大変ですよね。休むヒマはありません。。。このブログ「脳科学者の身辺雑記」では、この時期、そんな人たちを応援していきたいと思っています。

2014年1月23日木曜日

もうお金じゃないよね

楽天のマー君こと田中将大投手がヤンキースに移籍するらしい。ニュースによると7年契約で俸給は総額161億円以上だとか。凄いね。全く面識もなく、先だっての日本シリーズで初めて投げてるとこ見せて頂いただけの繋がりしかないけど、、、おめでとうございます。。。7年で161億ってことは、161÷7で......な、な、なんと、、、平均年俸23億円!ほんとサラリーマンにもいろいろありますよね。月の給料が2億円だなんて。。。ま、彼にはそれだけの金銭的価値があるんでしょうけど、それにしても、もうここまで来れば野球を極める理由はお金じゃないですよね。お金とは独立したところでハードワークできる人生って、きっととても幸せな人生なんだろうと思う。はて、僕の場合はどうだろうか。こればかりはまずそれ相応のお金を手にしてみないと自分でも分からないな...

2014年1月22日水曜日

全学的には右肩上がり

昨夜は本学入試におけるリハビリ系の志願者数について少しばかりの情報提供をしたのだけれど、神戸学院大学全体について見ても結構善戦してるんですよね(公開資料参照)。各学部とも概ね出願者の数は前年よりも増えていて、来年度から設置される現代社会学部への志願者数を計算から除外したとしても、全学部ひっくるめての総志願者数は前年比約27%の増加である。これまで陰や日向でヤイヤイ言われていた我が総合リハ学部の社会リハ学科も今年はなんと前年比60%以上のジャンプアップを成し遂げるに至っており、どれだけ悲観的な立場を取ろうと努めたところで全学的には右肩上がりであることを否定することは上記のデータからしてかなり難しい状況である。

2014年1月21日火曜日

作業が冴えない

先日、センター試験があったばかりだけど、今月末にはまた神戸学院大学が実施する入試(A日程)がある。先週末に出願が閉め切られたんだけど、僕が所属する「理学療法学専攻」への志願者は前年比で16%ほど増加している(公開資料参照)。同類の学校がここ数年の間にたくさん出来て学校間で志願者の取り合いをしているわけだけど、その中にあってこの数字はまずまずではないかと思う。僕が言うと手前味噌になるわけだが、理学療法士を目指すのであれば、私学の選択肢の一つとして、神戸学院大学に出願することは誠に賢明な行為であるように思う。一点だけ、今回確定した志願者数に関する資料を見るにつけ気がかりなことは、同じリハビリ職者を養成する「作業療法学専攻」への志願者が前年比で激減していることである。およそ40%の低下である。

2014年1月20日月曜日

13年度後期期末試験に関して

3年生は「臨床理学療法学演習」そして2年生は「脳神経科学Ⅱ」の期末試験がもうすぐある。前者、臨床PT演習は1月24日(金)の3・4限連続で実施する。問題は5名の教員からそれぞれ出る。僕のパートに関しては授業でディスカスした2症例を復習しておくこと。2症例それぞれについて出題する。もし演習できちんとその理学療法について考えマスターすることができたのであれば特に復習することもないと思う。自分が行った理学療法について誰かに伝えることができればそれで十分。あっ、でも理学療法プログラム①・・・②・・・③・・・とやったことを箇条書きにするだけではアホやと思う。あっ、失礼、◯ホなんて言ったらダメですよね。もとい、不十分だと思います。

2014年1月19日日曜日

マニュアル通りに

マニュアル通りにコトが運んだセンター試験二日目。今日は理科2科目と数学2科目の計4科目の試験があった。1科目1時間だから計4時間の試験です。体力と言うか、精神力要るよね。昨日も丸一日文系科目の試験を受けた人たちもいるんでしょう。最近の受験事情はよく知らないんだけど、今日受験した人たちは基本的に理系志望の人たちなのかな。それとも文系志望なんだけど、国立系だと理科や数学も必要なのか? いずれにしても全部やって欲しいですよね。文学やろうが物理やろうが。。。特にリハビリの人たちは全人的に人を見なくちゃいけないんだから、世界を網羅的に理解するための素養をリハビリ校に入る前に育んでおいて欲しいよね。って、いつの間にかリハビリ屋さんの話になってしまうんだけど。。。

2014年1月18日土曜日

明日は勤務です。

大学受験生のためのセンター試験が今日から始まったんだけど、ニュースによれば英語のリスニングで機器の不具合が頻発したとか。一日目はこれがあるから大変ですね。僕は明日二日目の試験監督です。試験監督をする上での大事なポイントは目立たないこと。もちろん、試験中は vigilant でいるわけですが、受験生の邪魔をしないよう、黒子に徹したいと思います。

2014年1月17日金曜日

震災から19年

このブログを書き始めてから三回目の1月17日がやってきました。19年前のことはすでに書いたとおりなんですが(「震災から17年」「震災から18年」)、こうやって少なくとも年に一度、地震の日のことを思い出すことも大事なことなんだろうと思います。言葉が適切かどうか分かりませんが、あの地震に関わりのある人間にとって、それは「お墓参り」のようなものなのかもしれません。ある意味、生き残った一人として、そこから何かを学び取れたらと思います。

2014年1月16日木曜日

平常通り、ですか?

もう2週間が過ぎたんだけど、how's it going? お正月に、2週経てば誓いなんて忘れるよ、って書いたんだけど、まだ生き残っていますか? 今年の目標。確かに、いつの間にか新年のフレッシュさって無くなってしまって、去年やおととしと変わらぬ平常通りの時間が流れ出したように思います。もう誰も「明けましておめでとう」なんて言ってないもんね。僕はそろそろ具体的な目標を設定しようとしています。ここ数日は精神的にもハードです。自分の可能性との戦いですね。

2014年1月15日水曜日

2013年【脳とリハビリ】バックナンバーズ

新しい年を迎え少し落ち着きましたので、このあたりで昨年配信したメルマガ【脳とリハビリ】のバックナンバーをまとめておこうと思います。

2012年5月に緩やかに創刊したこのメルマガですが、昨年は合計123本の記事を配信することができました。

主軸となる【脳とリハビリ Tweet】をちょうど100本配信したのですが、これをすべて読んで頂いた方々は、労せずして少なくとも100編の論文に触れたことになります。

すべてが皆さんにとって興味のある論文であったとは思いませんが、1編でも何かの役に立ったのであれば、僕としては大成功であったと思っています。

昨年の終わりから、配信のペースを週2回としていますが、しばらくこのペースで配信できればと思っています。

現在は、少し腰を据えて、昨年末から「シナプスの可塑性」をテーマに配信しています。

脳とリハビリに関する一つの情報源として活用下さい。

新規の配信登録はこちらからお願いします。登録無料です。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。


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 2013年【脳 × リハ】バックナンバーズ
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【Tweet】

◆ 特集:運動想起

第085号(01月07日):感覚運動想起のメカニズム
第086号(01月09日):なぜイメージは幻で終わるのか?
第087号(01月11日):「上位運動ニューロン」なんてもう古い
第088号(01月14日):歩行のメンタルプラクティス
第089号(01月16日):左脳卒中者の motor imagery
第090号(01月18日):運動想起とすくみ足

◆ 特集:記憶

第091号(01月21日):フォワードモデルと記憶の想起
第092号(01月23日):記憶と小脳
第093号(01月25日):ワーキングメモリーと運動学習
第094号(01月28日):The future of memory 記憶の未来
第095号(01月30日):想像と記憶
第096号(02月01日):運動適応における二つの方略

◆ 特集:空間認知

第097号(02月04日):頭頂皮質における空間表象
第098号(02月06日):記憶とナビゲーション
第099号(02月08日):リズムの科学
第100号(02月11日):パブロフと空間無視
第101号(02月13日):空間認知とモチベーション
第102号(02月15日):MCI における視空間能

◆ 特集:Attention(注意)

第103号(02月18日):ボトムアップ・アテンション
第104号(02月20日):統合失調症における注意と感情
第105号(02月22日):注意と受容野
第106号(02月25日):自閉症者の注意障害
第107号(02月27日):ADHD
第108号(03月01日):運動機能とエグゼキュティブ・ファンクション

◆ 特集:ソーシャル・ニューロサイエンス

第109号(03月04日):アタッチメント
第110号(03月06日):拒絶のニューロサイエンス
第111号(03月08日):Imagine all the people
第112号(03月11日):マターナル・タッチ
第113号(03月13日):Polydipsia
第114号(03月15日):人はなぜ他の誰かを責めるのか?

◆ 特集:心の理論

第115号(03月18日):心の理論とパーキンソン病
第116号(03月20日):心の理論の遺伝学
第117号(03月22日):統合失調症と心の理論
第118号(03月25日):心の理論のリハビリテーション in schizophrenia
第119号(03月27日):心の理論のカスタマイズ
第120号(03月29日):心のナビと言語学

◆ 特集:ボバース・コンセプト
 
第121号(04月01日):ボバース・コンセプト
第122号(04月03日):ボバースから50年
第123号(04月05日):ボバースのフレームワーク
第124号(04月08日):ボバースのエビデンス
第125号(04月10日):現代ボバース
第126号(04月12日):ボバースって何?

◆ 特集:PNF

第127号(04月15日):PNFの効果とメカニズム
第128号(04月17日):トレッドミル vs PNF
第129号(04月19日):固有感覚刺激を用いたパーキンソン病に対する理学療法
第130号(04月22日):広がる筋収縮
第131号(04月24日):Rolling with PNF
第132号(04月26日):顔面へのPNF

◆ 特集:CIMT

第133号(05月06日):Constraint induced movement therapy
第134号(05月08日):片麻痺上肢機能に対するCIMTの効果
第135号(05月10日):The sooner the better
第136号(05月13日):CIMTによる大脳リモデリング
第137号(05月15日):脳性麻痺に対するCIMT
第138号(05月17日):行動学的ニューロリハ

◆ 特集:バイオフィードバック療法

第139号(05月20日):バイオフィードバック療法
第140号(05月22日):脳卒中に対するBF-rehab
第141号(05月24日):ニューロ・フィードバック
第142号(05月27日):慢性痛へのニューロリハ
第143号(05月29日):The fewer the better
第144号(05月31日):潜在的バイオフィードバック

◆ 特集:アフォーダンス

第145号(06月03日):ソーシャル・アフォーダンス
第146号(06月05日):運動ストラテジーとアフォーダンス
第147号(06月07日):運動行為とアフォーダンス
第148号(06月10日):随意運動とアフォーダンス
第149号(06月12日):アフォーダンスとミラーシステム
第150号(06月14日):アフォーダンスと世界の認識

◆ 特集:ニューロリハ

第151号(06月17日):ニューロ・リハとは何か?
第152号(06月19日):脳外傷に対するニューロ・リハ
第153号(06月21日):Neurobiologically informed therapies
第154号(06月24日):Disappointingly modest...
第155号(06月26日):歩行、ボバース、ニューロリハ
第156号(06月28日):Toward real neuro-rehab

◆ 特集:トランスレーショナル・リサーチ

第157号(07月01日):トランスレーショナル・リサーチ
第158号(07月03日):脊髄損傷の再生医療
第159号(07月05日):アルツハイマー病の前臨床研究
第160号(07月08日):From human to animal
第161号(07月10日):希望の光に向けて
第162号(07月12日):トランスレーショナル・ニューロリハ

◆ 特集:Deep Brain Stimulation

第163号(07月15日):Deep Brain Stimulation
第164号(07月17日):運動障害に対するDBS
第165号(07月19日):DBSのメカニズム
第166号(07月22日):うつ病へのDBS
第167号(07月24日):強迫性障害へのDBS
第168号(07月26日):脳梗塞後慢性痛へのDBS

◆ 特集:シナプスの可塑性

11月:

第169号(11月04日):ヒト大脳皮質における timing rule
第170号(11月06日):記憶と spine dynamics
第171号(11月11日):構造的可塑性のメカニズム
第172号(11月13日):脳梗塞後の海馬における至適運動強度
第173号(11月19日):Corticospinal plasticity in vivo
第174号(11月22日):脊髄損傷における運動路の再構築
第175号(11月26日):Synaptic scaling と記憶保持のメカニズム
第176号(11月29日):自己組織化による皮質回路のダイナミクス

12月:

第177号(12月03日):シナプスの可塑性による予後予測
第178号(12月06日):シナプスの可塑性と慢性痛
第179号(12月10日):パーキンソン病の神経計算論的モデル
第180号(12月13日):神経ネットワークの恒常性とその障害
第181号(12月17日):Stability-plasticity dilemma
第182号(12月20日):学習と抑制系ネットワーク
第183号(12月24日):パーキンソン病における有酸素運動とシナプスの可塑性
第184号(12月27日):精神障害とニューロジェネシス


【EXpress】

第20号(01月20日):運動想起のニューロサイエンス
第21号(02月03日):記憶とイマジネーション
第22号(02月17日):空間認知とリハビリテーション
第23号(03月03日):From Attention to Rehab
第24号(03月17日):ソーシャル・ニューロサイエンス
第25号(03月31日):心の理論のリハビリテーション
第26号(04月14日):人はなぜボバースを信じるのか
第27号(04月28日):PNF
第28号(05月19日):CI 療法
第29号(06月02日):バイオフィードバック療法
第30号(06月16日):アフォーダンス
第31号(06月30日):ニューロ・リハとは何か?
第32号(07月14日):トランスレーショナル・リサーチ
第33号(07月28日):Deep Brain Stimulation

【Extra】

第01号(09月09日):特集「脳とリハビリなう」
第02号(09月11日):僕がPTになった頃 (1)
第03号(09月13日):僕がPTになった頃 (2)
第04号(09月17日):僕がPTになった頃 (3)
第05号(09月20日):何か進歩しましたか?
第06号(09月25日):僕が研究を始めた頃 (1)
第07号(09月27日):僕が研究を始めた頃 (2)
第08号(10月01日):僕が研究を始めた頃 (3)
第09号(10月15日):僕が留学を目指したワケ
第10号(10月30日):お知らせ!

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発行:脳とリハビリ研究所 http://facebook.com/cbr.jp

2014年1月13日月曜日

成人の日2014

朝から家にお客さんが三組来て(それぞれ別件...)賑やかな祝日だったんだけど晴れて良かったね。。。それで、今日は何の祝日だったんだろ?って昼に車運転しながら考えてたら着物姿の女の人が。。。そっか、本日は「成人の日」だったんだ。昔は1月15日って決まってたんだけど、いつの間にか第2月曜日になったのね。僕も20歳の時に成人式出たことあるんだ。今思えば全く意味なかったね。大会場で板東英二さんのお話を聞き、その後、同級生とダベって終り。これって、中学や高校の同窓会みたいなものなんかな。すでに里から離れた人たちにとってはそれですらない大人の記念日。今日、成人式に出た人たちはまだ予感すらも実感として感じられないとは思うけど、これからどんどん枝分かれしていくんだと思います。あゆむ道にも依るんだろうけど。

2014年1月12日日曜日

結構イケてるかも、ブログ2013.12

2013年12月(記事数:24)

年が明けてしばらく経つけど調子は上々。この前、正月休みだと思ったらまた連休。今年に入ってから、週ごとに時間の仕分けしています。これ、どうやるかというと、1)やりたいこと(目標に近づくため)に使えた時間と、2)やりたくないこと(目標達成を阻害すること)に使った時間、を計測します。そんな厳密なものじゃなくってざっくりとしたものなんだけど、この1)と2)のレイショー(ratio)を改善していくことが今年上半期における僕の一つのテーマです。この指標に名前つけるとすると...そうだな...QOT ってどう? Quality of Time。結構イケてるかも。。。

振り返ってみれば、雑記の多い12月でした。

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 施術関連
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打った打った
‘施術系セラピスト’

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 理学療法関連
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悲しいよね
ムムっ、予防理学療法?
予防理学療法をもう一度

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 ハラスメント関連
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裁判痩せ!?

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 CBR関連
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出会い系忘年会♡

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 クリスマス関連
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イブ
ヘンゼルとグレーテル


2014年1月10日金曜日

大学って人...ですよね

来年度の学部広報誌(リバース)の制作が始まった。僕は今年度から制作委員の一人で、すでに発行した今年度分の制作にも関わったのだが、企画の段階から入るのは初めてです。前々から思ってたんだけど、うちの学部のパンフレットって教員(faculty)の影がめちゃ薄なんですよね。アメリカの話を持ち出して悪いんだけど、僕が向こうで親しんでいた学部紹介の類いはどれもその学部にどんな教員がいるかを全面に押し出したものだったので帰国当初はスゴく違和感あったんだ。今ではもうすっかり慣れてしまってそんなことを指摘するのにわざわざエネルギー使うのも勿体ないと思ってるんだけど、やっぱそれでも大学って、極端に言えば設備とかじゃなくってそこで教えたり研究したりしている人だと思うんですけどね。なんか団子なんだよね...。

2014年1月9日木曜日

今どきプロジェクト更新中

ひと月ほど前に、美容院で髪を切った話(「今どきの40代後半大学准教授」)をこのブログで書いたんだけど、今日はその2回目のセッションがありました。今回は鏡の前に座るともう何の言葉も交わすことなく作業が始まるという段取りの良さで、サクサクザクザク梳いていきました。仕事を最も効率良く進めるための秘訣は「信頼」ですね。誰に頼むのかを一度決めたらツベコベ言わずに全て委任。コレ、重要だと思います。。。一定の髪の長さがないと表せないものもあるようで、これから少しずつこのプロジェクトを更新していく予定です。

2014年1月8日水曜日

会議な午後

今日の午後は会議一色で、個人的には一部2つの会議が重なるという、ハードスケジュールなようで実は大して前進していないという、どこの組織にもよくあるだろう数時間を過ごした。解放された時にはすでに暗くなっていたけど、このままで一日を終えてしまうのはあまりにも勿体ないので深夜まで「残業」することにした...

また始まった...

さてさてさて、今日から講義が始まりました。って、大学は昨日から始まってたんだけどね。脳神経科学Ⅱ。今、授業はちょうど山場で、一番難解なポイントにいると思う。でもちゃんと付いて来てる子たちは学期の初めにやってたことと底のところで繋がってるんだということを理解しつつある。一番難解なポイントが一番盛り上がるポイントとは限らないんだけど、面白さが分かると今が一番楽しいポイントなのかもしれないね。

2014年1月6日月曜日

長い一年になりそうな予感

お正月が済んだと思ったら誕生日がやって来た。47歳。いつもペアなんだよね。クリスマスと合わせるともう repetitive stimuli。お祝いの consolidation プロトコール...。夕方、ちょっとした用事で夙川に出たんだけど、思わぬところで食器を買うことになった。珈琲カップ。衝動買い。フィンランドに昔からあるアラビア社のもので、ウラ・プロコッペという女性がデザインした「バレンシア」という作品群の一つです。ちょうど僕が生まれた1960年代に国内向けに造られた物らしいんだけど、カップへの絵付けは職人が手作業でやってたとか。今ではもうそんな手のかかることは商売上出来ないらしい。 アジアで量産、世界で多売が主流のよう。。。後で知ったことなのだが、デザイナーのプロコッペさんがお亡くなりになったのが1968年で、その時彼女は47歳だったそうです。。。これ、何か意味があるんかな。いずれにしても、なんだか長い一年になりそうな予感。

2014年1月5日日曜日

引き寄せの法則

この正月に家族で映画を観に行った。『永遠の0』とか『ルパン三世(なんちゃら)』とかいろいろあったんだけど、時間が合うもので息子も楽しめるものをと思ってジブリの『かぐや姫』にした。『竹取物語』。結局はいろんなものが織り交ぜられた大人も楽しめる作品だったんだけど、途中、「真心」という言葉が出てきて、「おぉ、来た来た〜」って一人無言で盛り上がってたんだよね。なぜって元旦のブログでちょうど「真心」について書いたばかりだったんだよ。ブログでも「よ〜し、真心について書くぞ〜」と初めから思って書いたわけではなく、書いている間に自然にその言葉が出てきたわけなんだけど、どうやら新年早々いろんなものが引き合ってるように思う。ジブリが巧妙に僕を引き寄せたのか、あるいは真心というイデアがジブリと僕を引き合わせたのか僕には知る由もないのだが、できれば、月にいるかぐや姫がそこに一枚かんでくれているとファンシーだね。結局、かぐや姫が作中心揺らいだ真心はニセモノだったんだけど、これって「あなたはホンモノを見つけなさい」という姫からのメッセージなのかもね。きっとそうだよ。引き寄せだよ...

2014年1月4日土曜日

別にそこまでしなくても

さて、今日から仕事始めという人たちも多いだろうとは思うのだけど、まだまだ正月パワーが残っているうちに、今だけしか書けないこと、あるいは、今書いておくべきと思われることを綴っておこうと思う。

元日に立てる新年の目標が1月のうちにウニゃウニゃ溶けて無くなるのは想いが本物じゃないんだってばということはこれまでのブログで既に書いたことなんだけど、想いの確かさを測る一つの指標として自分はこんなことを知らず知らずのうちに口ずさんではいないか一度確認してみると良いかもしれない。それは、

「別にそこまでしなくても...」

というフレーズである。響きの良い目標を立てるのは(一時的に)元気も出るし明るくなれるし楽しいことではあるのだけれど、大抵の場合は、いざそれを形にする段になると、

「ま、いいか」

とか、

「大変だしね」

とか、

「もう寝ようよ」

とか言い始めるものなんですよね。。。

ま、こういう言葉が湧き出てくるからと言って、それでその人がダメ人間なのかというと、そうとは限らないと思うし、これはこれでその目標がその人にとってはそれほど重要なものではないということの確認になると思うわけですよ。

でも、もし本当に自分が何かを成し遂げたい、本当に価値ある何かを残したい、本当に何かのために貢献したい、と思うのであれば、多くの場合、その最低条件として、

「そこまでしないと」

ダメなんじゃないかと思う。

現代において、僕たちはジャングルの中で暮らしているわけではないし、新年にチョロっと立てた目標が実現しなかったとしても、それですぐに命が無くなるというほど切羽詰まったものではないのだろうけど、真に生きているという実感を味わうためには、やっぱ、

「そこまでしないと」

ダメなんじゃないかと思う。

2014年1月3日金曜日

僕の場合は欲張りだから

早お正月も3日が過ぎようとしているけど、いまのところ地球は平和に回っている様子。もちろん局所的にはいろんな事件は起こってるんだろうけど、幸い僕の周りは安穏無事。元旦のブログでは今年の目標に触れてみた。人の幸・不幸というのは健康、時間、お金、関係(この世のものとの関わり)といったさまざまな要素の組み合わせによって成り立っているものだと思うんだけど、そう考えると、その目標は「健康」に関するものなのか、「時間」に関するものなのか、「お金」に関するものなのか、「関係」に関するものなのか、一度整理してみても良いかもしれないね。もちろん、より健康になることによって、時間やお金や関係性の問題が一挙に解決するってこともあるだろうし、お金を得ることでその他が付いて来るってこともあるんだろう。僕の場合は欲張りだからやりたいことをやってすべてを高める方法を探しにいくわけだけど、強いて言えば、今年は「関係性」に力を入れたいと思っている。これって単に「人間関係」といった意味ではなくって、いろんなものとの関わり方を整理し強化するということなんだろう。前回ブログの「真心」にも通じるものだと思う。

2014年1月1日水曜日

来ちゃったよ

新年あけましておめでとうございます。2014年が予定どおり来ちゃいました。時間は偉大で正確です。間違えることがありません。元旦にその年の目標やスケジュールを立てる人は少なからずいると思いますが、聞くところによれば約2週間でそれらは跡形も無く忘れ去られてしまうとのこと。脳って忘れっぽいんだね。てか、たぶんそういう消えゆく目標にはスピリット(真心)がこもってないんだろうと思います。。。今年の僕的テーマは「真心」かな。自分が本当に面白いと思うことにいつも以上にフォーカスして、それをやり抜いてみたいと思います。