さっき妻が僕にこんな話をしてくれた。FBのタイムラインに流れて来た話のよう。僕なりにその話を再構築。以下、紹介、シェア。
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その息子の母親は片目の無い醜い女でした。
息子は母のその醜さが恥ずかしくて恥ずかしくてたまりませんでした。
息子はその村を出てある美しい娘と結婚しました。
しばらくして彼らは子をもうけました。
息子の母親はどこからかこのことを聞きつけ、
嬉しさのあまり息子のもとを訪ねました。
息子は母を見るなりひどい言葉を浴びせ、
彼女を追い返してしまいました。
息子にとって母はこの世に存在してはならないものだったのです。
それから何年かが経ったのち、ある日息子は自分の村を訪れました。
息子の母はそのときすでに亡くなっていました。
息子は母が最後に遺した手紙を読みました。
そこには息子への謝罪の言葉がありました。
自分のことであなたが恥ずかしい思いをしてきたことに対して。
息子はまた、その手紙から彼女がなぜ片目を失ったかを知ることになりました。
息子はまだ記憶も残らないほど小さい頃に事故に遭い、片目を失ったのです。
母はその息子のために自分の片目を息子に与えたのでした。
手紙の結びに母はこんなことを書いていました。
わたしは息子が二つの目でこの世界を見れることを誇りに思う。
愛する息子へ。
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僕たち夫婦はいつもこの日になると二人の母に贈り物をするのですが、今年はピンクの花束を贈ることにしました。
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