昨日は僕が子どもの頃に住んでいた町の診療所にお伺いして実習生の受け入れをお願いしてきました。この診療所は僕の理学療法士としての原点とも言える場所で、この診療所がなければ僕はまた違った人生を歩んでいたかもしれない。あれから30年が過ぎた。当時は「はぁ?...理学療法士って何ですか?」みたいな時代だったし、もちろんそんな小さな町の診療所にリハビリ科なんてなかったわけなんだけど、そこの医長(内科医)の先生がリハビリというかチーム医療における理学療法士の必要性をとても熱心に語る方だったんですよね。長らく外国にいたということもあったりして、結果的にこの診療所との関わりはこの30年の間実質ほとんどなかったわけなんだけど、人生というのは不思議なもので、何も意図することなく、見えざる力によって巡り巡って原点に連れて来られた感じがする。来年からうちの学生がこの診療所でお世話になるということは、ある意味、無数の偶然やら必然やらが積み重なった時にしか起こらない一つの小さな奇跡なのかもしれないね。
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