2014年8月31日日曜日

プロは言い訳をしないものです

昨夜もここで書いたんだけど、明日から2年生の学外実習が始まります。さっき、円陣を組むように、ラインで最後の声かけして締めたんだけど、それでも直前になっていろんな事情が発生したりします。なんせ40人もいますからね。事情というのは彼ら自身に関わる事情ばかりではなくって、彼らの周辺にいる人たちの事情も関わってくるわけで、そうだな...当てずっぽうに言って40 × 6 = 240人くらいの事情がこの実習に関わって来るように思う。六次の隔たりの変則的適用だ...。ラインのメッセージでは「頑張ってね」「態度が大事」「時間厳守」「挨拶しっかり」といった決まり文句で始めた後、「言い訳をするな」という文言も付け加えておいた。たとえば、知識の不足を指摘されて「それは教えてもらっていません」とこちらから申し出る(claimする)ことは控えること。その場合は「明日までに調べてきます」と応える方がはるかに良い。どちらにしたところで、その場で必要とされる知識が不足していることに変わりはないことなのだから。

2014年8月30日土曜日

いよいよ来週から

いよいよ来週から2年生の臨床実習が始まります。今年からこの実習の主担当なんです。ま、2年生の場合は正確には「見学実習」と言って病院などの実習施設で5日間見学するだけなんですけどね。とは言っても大学とは文化の異なる医療・福祉施設で計40時間にも及ぶ見学をするわけですから、学生には強靭な足腰と柔軟な社会適応力が求められます。一応、現時点までに実習を開始するための一通りの段取りは済ませているのでまぁ大丈夫だろうとは思いますが、40人もいれば5%未満の確率でしか起こらないような事象も常時最大2人において発生する可能性があるわけで気を抜くことはできません。少なからぬ学生は実習初日に遅刻することがないよう現地の下見や通勤のリハーサルまでやっているんだからそんな彼らの努力が報われるよう神様には重々お願いしておきたいところです。

2014年8月29日金曜日

ルーティン

昨日、今日と家族で小旅行に出かけていたんだけど、ここ数年は毎年同じ時期に同じようなことしてます。行き先も同じで泊まる宿も同じです。こうして周期的に同じことをしていると定点観測と言うか、自分たちの変化であったり、その土地の変化であったりが良く見えます。ちょっと話は飛躍するんだけど、やっぱ、ルーティン(routine)って大事だし、偉大だと思うんですよね。いつもいつも同じことするのは退屈だと言う人もいるかもしれないけど、いつもいつも違うこと(というか新しいことを)するのはそれはそれで自分の立ち位置が良く分からなくなったり、エネルギーを余分に消耗したりすると思うんですよ。いちいち考えなくちゃいけないことが連続するのって、確かにクリエイティブでエキサイティングなのかもしれないけど、それはそれでかなり大変なことだと思う。理想的には全体の1〜2割が自分にとって学習を要する目新しいことで、残りの8割以上は全くの惰性でこなせるよう生活設計するのが良いかもね。ある意味、毎日毎日(あるいは毎年毎年)同じことしてやっていけるっていうのはそのルーティンが十分にワークしてるってことなわけで、日々の努力はそのルーティンを確立したり維持したりすることに向けられるべきなんだろう、きっと。

2014年8月28日木曜日

95%の一端を見いだす自分探しの旅

昨夜はほっとでロッテ戦を観戦して、帰宅後ブログを書こうとMacを立ち上げたまでは良かったけど、結局、言葉が出て来なかった。いつも僕はパソコンの前に座るまで何を書くかは決めずに書く。そっちの方が、あらかじめリハーサルを重ねた文章より、自分のホントの思いが書けるんじゃないかと思うんですよ。書き始めた後もどんどん話の方向は変わっていきます。それでね、その話の自然な流れについて行った方が、結局、面白い話というか、自分にとっても違和感のない話になるんですよね。確かに書き手は自分なんだけど、大袈裟に言えば、自分以外の力によって導かれて行くって感じです。ほら、人間の心って、その95%は無意識から構成されているって言うじゃないですか。どうやってその95%という具体的な数字が導き出されたのかは知らないんだけど、書くことってこの95%の一端を見いだす自分探しの旅とも言える。ま、僕のブログの場合はいつも小旅行なわけですけど...

2014年8月26日火曜日

中国人を連想させる...

FBでの小川先生の書き込みがやたら関西弁でなぜ島根県にいながらこんなにコテコテなのかといぶかしく思ったのだが、そういえば関西人というのは、東北にいようが関東にいようが、四国、九州どこにいようが関西弁を話すものなのだということを思い出した。いや、小川先生がところ構わず関西弁を振り回していると言っているのではない。僕はただ魂の世界の話をしているに過ぎないのだ。郷に入れば郷に従え。長いものには巻かれろ。これらはこと言葉に関して言えば関西人にとって無縁の格言なのかもしれない。僕はこのような関西インディペンデンスを目にするとなぜか世界に遍在する中国人のことが頭に浮かぶ。なぜなんだ?

2014年8月25日月曜日

一次募集本日〆切りです

CBR2014の一次参加募集が本日で〆切りとなります。明日からは学会参加費が改定されます。参加を検討されている方はお早めにお申込み下さい。

一次参加募集 8月25日(月)まで。

***CBR2014***

会期:2014年9月20日(土)〜21日(日)
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
学会テーマ:つながるカルチャー

☆★ 参加申込サイト ★☆
http://www.stellar-mind.com/cbr2014

学会プログラム
http://www.toshiz.net/cbr/cbr2014program.pdf




2014年8月24日日曜日

静かな盛り上がり

今朝はオープンキャンパスで、「脳とリハビリテーション」というお題で来場者に講義しました。二組とも超満員で保護者も含めると100名以上はいたんじゃないでしょうか。理学療法士って人気の職種なんですよね。景気が悪くなっても病気になったりケガしたりすればみんな病院に行きますからね。人がケチり始めた時に最初にそのあおりを被るのは住宅メーカーだったりネオン街の飲み屋さんだったりするんでしょうが、医療に不景気の波が押し寄せてくるのはどちらかというと最後の方なんですよね。確かに病める人を救いたいという崇高な想いを持って医療職を選択される方々もおられるとは思うのですが、全体的に見ると、その職業の経済的安定性だったり、経済的安定性だったり、または経済的安定性だったりを重視される方々が大半なのではないでしょうか。別にそうだからと言ってとりわけ良いとか悪いとかいうことではありません。崇高な想いを持っておられる方々が崇高な理学療法士になるとは限らないのですから。。。さて、講義の方は、最後に来場者から自然と拍手が沸き起こるほど静かな盛り上がりをみせました。たぶん、何か伝わるものがあったんでしょう。こういうことの積み重ねが優秀な人材を引き寄せることに繫がるんだと思います。うん、たぶん繫がると思う。

2014年8月22日金曜日

大学院生の募集

うちの大学にも大学院があるんです。リハビリ学部の大学院です。修士と博士があります。院生の多くは病院等に勤務する社会人セラピストです。僕も一応授業を担当したりしてます。修士、博士ともに文科省が認める「マル合教員」ですので、僕自身が学位論文の指導に当ります(ただし論文審査は教授先生たちがやるようです)。これまで僕の方からは積極的に院生の募集をしていなかったのですが、来年度に向けて修士・博士の candidate を募りたいと思います。運動学習や習慣形成に興味があり、その理論の臨床応用をしてみたいという方を歓迎します。興味のある方はメールで連絡下さい。2015年度(来年4月入学)第一次募集の〆切が迫っていますので、一次募集での出願を検討される方はお急ぎ下さい。入試日程等はこちらのサイトでご確認願います 。ステキな出会いをお待ちしています。

2014年8月21日木曜日

おススメなのは...メンタル・タイ

さてさて、CBR2014への一般参加枠1次募集の終了が近づいてきました(http://www.stellar-mind.com/cbr2014)。8月25日(月)までです。この日を過ぎると学会参加費が変わり(値上がりし)ますので、参加を検討されている場合は是非ともお早めにお申し込み下さい。

現在、三つのプランを用意していますが、やはりおススメなのは「合宿プラン」です。仲間と寝食を共にすることによるメンタル・タイ(mental tie)の効果って、実はかなりのものがあります。それは学術的な面における結びつきでもあり、それを含んだもっと大きな意味での心の繫がりでもあります。

確かに神戸から淡路へのアクセスがしやすくなったということを考えれば、舞子、三ノ宮、または明石に宿を取り、そこから会場に通うという選択もアリだとは思います。自動車なら垂水−国際会議場間の所要時間は約10分、片道900円(ETC価格)。バスの場合だと舞子から会議場前停留所まで約15分片道510円です。神戸周辺にお住まいの方であれば、自宅から通える利点は何かと大きいことでしょう。

でもですね...費用がかさむといった理由で宿泊を別にされることもそれはそれで一つの立派な選択ではありますが、その場合であっても宿泊を自分で手配する手間、会場に通う手間、交通費がかかるわけですから、結局のところ、長い目で見れば余分に負担することになる費用は微々たるもの、といった考え方もアリだと思います。遠方からご参加される場合は、特にそうかもしれません。

もちろん、僕としては皆さんに合ったプランでご参加頂ければ、それで十分に嬉しいことなのですが、「安さ」といった基準だけではなく、「最大限に得られる価値」という観点からこの学会への参加をご検討頂きたいとも思っています。

なんといっても歴史のあるウェスティンですからね。本拠地アメリカでこのホテルに泊まることを考えれば、超格安料金です。そしてただ単に宿泊するだけじゃなくって学会参加という明確な目的があるわけですから、ほんと滅多にないチャンスだと思いますよ。

短い人生、たまにはしっかり贅沢してみて下さい。

夜勤明け

昨夜は夜勤で夜通し仕事。
先ほど取りあえずのタスクを終了。
始めるまでは楽観的。
始めた後は悲観と焦燥。
終ってみると爽快感。
夜勤の心的ステージABC。
夜朝抜いてこれからランチに出かける予定。
陽の光が眩しいです。

2014年8月18日月曜日

コラボ企画

さてさて、CBR2014も間近に迫ってきているのですが、これとは別件で、今、ある理学療法士の先生とコラボ企画を進めています。「コラボ」というのは collaboration のことで、複数の人が協力して何かをするときによく使われる言葉です。えっ、「そんなの知ってるよ」って? ええ、ええ、確かに知ってる人は知ってるでしょうね。でも、ひょっとしたら知らない人もいるだろうし、別にこんなカタカナ英語知らなくっても全然恥ずかしいことじゃありません。immigration のことを「イミグレ」とか平気で言ってる人がいますが、僕、コレ初めて聞いた時、何のことだか全く分かりませんでした。。。で、まぁそんなことはここではどうでも良いことなんですが、その僕とコラボするという理学療法士の先生というのは、、、、、じゃ、じゃーーん......YMCA米子医療福祉専門学校の小川昌先生です☆☆☆☆☆ 今のところ、まだ企画段階で、はっきりしたことは言えないんですが、運動器障害に関する研修会を開催する予定です。巷でよくある運動器系リハビリテーションの勉強会・研修会とはひと味違った切り口で攻めてみたいと思っています。楽しみだね〜

2014年8月17日日曜日

10周年!

今日は僕の記念日の一つだったんですよ。8月17日。今からちょうど10年前、MITでの thesis defense を終えました。TDっていうのは修士号なり博士号なりを取得する上での最終関門で、PhDの場合だと45分間の公開プレゼンの後に指導教授らによる約1時間の口頭試問を受けるんです。ここまで来るには学位論文をほぼ完成させておかないといけないので、実質的にはここまで来るとほぼ大丈夫なわけですが、やはり終わってOKをもらうまでは安心できないんですよね。僕の場合は幸運にもそのまま学位授与となったのですが、指導教授の4人は今から考えるとなんかスゴい面々やったですね。分かりやすいところで言うと、うち1人は1987年のノーベル医学生理学賞受賞者の利根川進先生でした。今でも記憶に残っているのはそんな偉い先生方がディフェンス後のパーティーで率先してみんなのためにケーキを切って配っていたことですね。。。いや、これホントの話なんですよ。日本じゃちょっと考えられない光景でしょ? でもアメリカ、というかMITはそんな感じなんですよ。天気の良い日でまわりのみんなも祝ってくれて、研究の成果自体は自分でも「こんなんじゃなぁ」と思う程度のものだったわけだけど、とても爽やかな気分の一日になりました。あれから10年が経って今の状況があるわけですが、博士取得後10年して大学教員の最高職階である教授に未だなれていないリハビリ系教員というのもなかなか珍しいんじゃないですかね。ポスドク・トレーニングはおろか、場合によっては博士じゃなくても教授になれるイージーな業界なのに、それでもなれてないってことは、よっぽど仕事してないか、あるいはほかに何か特別な事情があるんだろうね...(笑)何はともあれ、今後も誰かのためになることはしていきたいと思っています。

2014年8月16日土曜日

講演者からのメッセージ

今日から仕事再開。といっても休み中も仕事してたんだけど。。。この週末はいろいろやりたいことがあり、またやるべきことがある。CBRのFacebookページで「講演者からのメッセージ」始めました。https://facebook.com/cbr.jp。第1回の今日はボバース記念病院の阪本誠先生です。これからほぼ日替わりで8名の講演者に登場して頂きます。お楽しみに☆ あっ、ちなみに学会長からのメッセージはこちらを見てね。

2014年8月15日金曜日

酷道309号線

今日の夕方、神戸に帰って来た。紀伊半島を車であちこち回ったのだけれど、奈良県天川村における山越えはちょっとヤバいくらいにハードだった。一応、「国道309号線」という立派な名前は付いているのだけれど、峠を越える前後25kmほどは車一台がやっとこさ通れるほどの幅しかない。舗装は一応されてはいるが、路面はかなり傷んでいる。落石落盤転落注意。道に張り出す岩壁オーバーハングとガードレールのない剥き出し絶壁はなかなかに威圧的。おいおい、坂の上から滝のように水が流れてきてるじゃないか。コレ、前日の大雨で本来の滝から道に水が溢れて来てんだよ。。。やっと山頂に辿り着いたと思ったら今度は電灯のないトンネルが待ち構えていた。電気来てないんだよ、きっと。登りと比べたら下りはちょっと穏やかだったわけなんだけど、この難所を走り抜ける頃にはなんだかUSJにやって来たみたいな気分がした。ワイルドにマイナスイオン。空気の良い天然ナチュラルな環境というのは実はとても人間にとって過酷な環境なのだということを覚えておきたい。いつもとは違うバンピーな道を行きたい人にはおススメですが、大阪の路地裏を無傷で走り抜けるくらいの運転技術はあった方が良いと思う。酷道309号線。


峠のトンネル



見晴らしは良好です


20 kmほどこんな感じ。昼なのに薄暗い。熊が出るそうです。


2014年8月14日木曜日

信頼って大事だよね

今日は昨日に引き続き岬にあるクリニックへ。波動なんちゃらという検査とセラピーをしてもらってその後、ランチ、温泉、整体・鍼灸へと進んでいった。クリニックの幹部の方と治療をしながら少しお話してたんだけど、話って、話す相手によってずいぶんと通じ方が違うんですよね。いや、正確に言うと、話す前に相手の人見て話題選んでますよね。この人ならこの話題持ち出してもいいかな、とか、もっと踏み込んで言うと、話す以前にすでにその話を介して相手と繋がれるどうかを確認してから話し始めるような気がする。言葉による意思疎通はあくまでもその確かな直感を認証する手続きに過ぎないわけです。薬による治療を主体としたいわゆる正当派の医療と比べ、自然治癒力がどうのこうのといった代替医療はプラセボだとか呪(まじな)いだとかいろいろ言う人たちも少なからずいるわけだけど、科学的に考えれば、たとえばの話、西洋医学的な風邪薬がホントに効いて風邪が治るのかどうかもかなり怪しいところがある。そもそも、医者が処方する薬についてどれだけのことを患者は知っているというのだろう。ほとんどの場合、それは得体の知れない薬じゃないの? 医療を支える根幹は患者の妄信といっても過言じゃないと僕は思う。

2014年8月13日水曜日

ホリスティック・リハビリテーション

と聞いてピンと来る人がどれだけいるか? 「それって、ホリスティック・メディスン(HM)の派生語ですか?」とか、「HMのパクリですよね?」って聞いてくれる学生がいたらどれだけ良いか。そういうタイプの質問してくれる学生って実はほとんどいないんだよね。いたら授業なんかももっと盛り上がるのかもしれないんだけど...。HMに関しては僕も良くは知らないんですが、代替医療系の人たちがよく口にする言葉でなんとなくこんな医療じゃないかというイメージはある。。。ということで、今日は海岸沿いでHMを実践しているクリニックに視察がてらお食事に。院内は消毒液の臭いもなければ、待ち合いのごみごみザワザワした雰囲気もない。ランチコースを終えて、温泉入って、その後、エステルームでフットマッサージ。う〜ん、確かに普通の病院行くより、ここでフレンチ食べてた方がきっと身体は良くなるだろうね。見かけの目的はちょい違うかもしれないけど、今度のCBRとなぜか自分の中では重なってた。ホリスティックな学術集会。今度ここに来る時にはメディカルチェックも受けてみよう。

2014年8月11日月曜日

合宿プラン・ひるよるプラン・昼のみプラン

来月開催されるCBR2014一般参加枠の募集が始まりました。

http://www.stellar-mind.com/cbr2014

からお申込み頂けます。


★☆ 脳とリハビリ研究所第2回学術集会 CBR2014 ☆★

会期:2014年9月20日〜21日
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
学会テーマ:つながるカルチャー

参加申込サイト
http://www.stellar-mind.com/cbr2014

参加プラン、参加費等は上記申込みサイトでご確認下さい。

1)合宿プラン
2)昼夜(ひるよる)プラン
3)昼のみプラン

を用意しています。

CBRが発行するメルマガ【脳とリハビリ】に現在読者登録している方、またはこの機会に読者登録をされる方は、正規の学会参加費から40%の割引が得られます。

メルマガ登録サイト(登録無料)
http://toshiz.net/newsletters

現在、「プレミアム参加枠」(8月6日募集終了)、「メルマガ読者枠」(8月10日募集終了)への申込受付を終了した時点で、すでに50名の定員に対し30名以上の方が参加申込みを完了しています。

残席が少なくなってきておりますので、お早めにお申込み下さい。

淡路島で記憶に残る時間を共にしましょう。

皆さまのご参加お待ちしています。

学会プログラム
http://www.toshiz.net/cbr/cbr2014program.pdf

学会公式Facebookページ
https://www.facebook.com/cbr.conference

お問い合わせ
cbr@toshiz.net

配信:脳とリハビリ研究所(CBR)
http://toshiz.net/cbr

2014年8月10日日曜日

ひとつの道を歩むことのリスク

先日、STAP騒動の中で当事者のお一人が自らの命を絶ちました。僕にとっては直接関係のない話ではあるのですが、ニュースを聞いてやはり幾つかの感想は抱きましたね。テレビや新聞って、どうして視聴者や読者にとって直接関係のない人たちや出来事についてあんなに熱心に報道するんでしょうか? また視聴者や読者も自分の生活には直接関係のない人たちや出来事にどうしてあんなに関心を持つのでしょうか? 結構、不思議だと思いませんか? 一部の人たちはマスコミが殺したんだと物騒なことを言っていますが、僕はそこまでは思わないですね。研究者サイドも彼らを使って自分たちの研究成果を世に広めているわけで、そこは諸刃の刃というか、マスコミって単に amplifier だと思うんですよ。。。それにしても、人間って疲れると希望を見出せなくなるものなんでしょうか。部外者から見ればですけどね、自らが不正をしたわけでもなく、またSTAPの存在を信じるのであれば、周りの人たちが何と言おうとその存在を証明すれば良いんじゃないかと思うんですけど、そんな単純なものじゃないんでしょうかね。。。そういうことも心身が疲弊してくるとどうでもよくなってしまうんでしょうか? 仕事でつまずいてしまった事実が受け入れられなかったのか、周りから拍手をされて生きて来た人生が突如として罵声を浴びることになった事実に耐えられなかったのか、限定された道においてしか自分の人生を想像することができなかったということなんでしょうか? 一つの道なり自らが描くあるべき自己像を大切にしながら生きることは何かを成し遂げる上で必要なことなんだろうとは思うけど、それはそれで危なっかしい生き方なんだろうなと、無責任な報道に無責任に感想を抱いた次第です。

2014年8月9日土曜日

受付開始します

さて、いよいよ来週からCBR2014一般枠の参加募集が始まります。8月11日(月)からです。参加申込サイトならびに参加費用の詳細は月曜日にこのブログならびに以下のウェブサイトでお知らせします。

CBR ホームページ(http://toshiz.net/cbr/conference
CBR Facebookページ(http://facebook.com/cbr.jp
CBR2014 Facebookページ(http://facebook.com/cbr.conference

今回の学術集会は、「昼の部」と「夜の部」から構成される二日間の合宿集会なのですが、8月11日からの募集では、「昼の部」のみの参加受付も行います。いろんな事情で昼しか参加できないんだという方も奮ってご応募下さい。

皆さんのご参加お待ちしています。


★ CBR2014 ★

会期:2014年9月20日(土)13:00〜21日(日)17:00まで
会場:淡路夢舞台国際会議場/ウェスティンホテル淡路
学会テーマ:つながるカルチャー
学会プログラム・抄録:http://toshiz.net/cbr/cbr2014program.pdf
主催:脳とリハビリ研究所(CBR)

2014年8月8日金曜日

やる気をなくしていく人たち

やる気ってやっぱ大事ですよね。僕はそう思う。「さあ、やるぞー」っていう気持ちがあるときって人間が一番幸せなときなんじゃないかな。たとえお金がなくって貧乏な生活してたって、溢れるほどのやる気がありさえすれば、かなり充実した幸せな時間を過ごすことができると思う。僕自身がそうだった。いや、別に今お金があるってわけじゃないんだけど、今より金のない時代においても、今より幸せを感じる時間はたくさんあった。僕のまわり見てると元々やる気があったのにだんだんそれが失せていってしまっている人がいる。理学療法の学生の中には優秀なんだけど、理学療法なりリハビリなりに関わるいろんな事実を知ることでやる気をなくしていく人たちが少なからずいる。それがどういう事実かってまとめて言うと、やっぱ「手応え」みたいなものじゃないかと僕なんかは思うんだよね。

2014年8月7日木曜日

学院って実は安いんだよね

今夜は僕のラボの新入生歓迎会で学生といろいろ話をしてたのだけれど、リハビリ学部がある「有瀬」という町は学生にとって結構住みやすいとこなんですよね。僕も前々からそう思ってたんだけど、アパートを借りるにしても家賃安いし、定食屋さんやラーメン屋さんなんてワンサカある。焼肉屋さんなんて思いつくだけでも4軒歩いていけるし、ファミレスに至ってはもうホント腐るほどにありますよ。それでもってですね、こういう事実を鑑みるとですね、学院ってトータルに考えたら割に安上がりな学校なんじゃないかと思うわけです。ま、確かに「授業料」という部分だけを見ると近隣他校と比べて高いじゃないかという人もおるわけですけど、下宿生に限って言えば、生活にかかるランニングコストは三ノ宮周辺の学校と比べて月3〜5万円ほど安いと思う。そういうとこだと、下宿しても電車通学しなくちゃならなかったりして、交通費かかるんだよね。。。有瀬だったらちょいと坂を歩いて上ればキャンパスじゃん^^v。だからさ、学費が年に20万や30 万よそと比べて高くったって、トータルで見たら安いんだってば。

「普通」って言ってもね...

今日は朝一番に僕が担当する研究論の期末試験があった。3年生の科目。これもさすがに一人も途中退出した者なし。いや、別に誰も席を立たないことを自慢したくてこんなことを言っているのではなくって、学生がみんな使える時間を命一杯使って最善を尽くしたということに対する僕のリスペクトを書き残しておきたいだけである。そして今日のこのテストをもって今期の教務は終了したわけなのだが、午後にはさっそく秋から始まる後期に向けての実習オリエンテーションがあった。こちらは2年生が対象で、約90分にわたり細々としたことも含めてブレインストーム、というかブレインウォッシュをしたわけだけど、これまたみんなヨソ見もせずに真剣に僕の話に耳を傾けてくれました。みんな本当は不真面目でもあり真面目でもあるんだよね。誰もわざわざ実習で失敗したいとは思ってないと思うけど、たまに自分の常識と周りの常識が違って不評を買うことはあったりするから、その点については、そういうことが起こり得るんだということを意識づけしておいた。「普通」って言っても、人によっていろんな普通があるからね。

2014年8月5日火曜日

オールデイロング

昨日の朝から何時間仕事をしているんだろうか。昨夜は晩飯も食べずに朝5時過ぎまでオフィスで仕事し、帰宅後夕飯。いや、朝飯と言った方が良いんだろうか。。。それから2時間ほど仮眠し、朝9時から始まるミーティングへ。そこからまた all day long なディスカッション。途中少しばかりのランチタイムはあったものの、夕方5時過ぎまでひたすらやりとり。その後も継続的に種々の仕事をこなして今はこんなブログを書いてるわけだから、この二日間でひたすら35時間ほど仕事していることになる。うーん、ここまで来ると楽しいね。。。

さて、来月の学会 CBR2014 もプレミアム枠での申込みが断続的に入っています。多くは四国、九州、山陰、中国、東海など、遠方からのご参加で、各地方のリーダー格の先生方からお申込みを頂いています。本当に本当に有難いことだと思います。まだお一人お一人に申込みのお礼を言えずにいるのですが、必ず今回のお申込みが正しい決断だったと思ってもらえるような'全国学会'にしたいと思っています。出会いは求めることから始まります。

「メルマガ読者枠」も昨日から参加受付を開始しました。割引価格でCBR2014にご参加頂ける特別枠です。今回の講師陣とテーマでこのような学会を開催することはそうそう出来るものではなく、本当に複製品のない一回限りのライブ講演となります。その意味、価値を見極めて頂いた上で、できるだけ多くの方々にご参加頂き、その場の体験を共有したいと思っています。プレミアム参加枠のお申込みは明日まで。メルマガ読者枠は8月10日までとなっています。

2014年8月3日日曜日

ちゅらちゅらちゅらちゅらちゅらちゅららー

いつから夏休みが始まるのか、いやもう始まっているのかよく識別できないんですが、週末は昨日まで高松で今日の日曜は大阪でロッテ戦観た後神戸で夕食。明日明後日の月火は大学で朝から夕まで会議なんですよ。午前中なんか二つのスケジュールが重なっちゃっててもちろん4年の実習報告会優先で委員会のは午後から顔出し。水曜は1限に研究論の期末試験があるし、そんなんあるんだからまだ夏休みじゃないよなぁとは思うし、その日の午後は2年の臨床実習のオリエンテーション。たまにオリエンテーションとオリエンテーリングは違うとか言う人いるけど僕の英語力をもってしては意味不明。ま、そんなことはどうでも良いんだけど、木曜になったら今度はラボの新入りメンバーと食事会して、金曜は何があるのかまだ把握してないわけだけど、土曜になったらオープンキャンパス。でその後、午後は元町で買い物して夕食は三ノ宮。一日一日を見ると行ったり来たりしているわけだけど、だんだんと少しずつ徐々に徐々に本物の夏休みに近づいて行ってるんだと信じることにしよう。

2014年8月2日土曜日

第6ラウンド終了

昨日と今日と二日間、高松市でCBRの合宿ミーティングを行いました。道路が整備されて、神戸からだと車で2時間なんですよね。日本ってやっぱコンパクトな作りなので、関西からだと半日あれば大抵の場所には行けちゃいます。ミーティングはその都度場所を変えながら第6ラウンドまでやったんだけど、これまで成果があった幾つかの実験とこれから行う幾つかの実験が次第に一つのテーマのもとに繫がってきて、なんだか研究らしくなってきた。アメリカから帰国後、リハビリの世界に本腰入れて関わり始めて約1年。少しずつやるべきことが見えてきました。

2014年8月1日金曜日

第2ラウンド終了

気がついたら23時45分になっていた。24時から次のミーティングがあるのでこのブログもそれまでに書き終えなかればいけないのだけれど、なんとも実に良い勉強会。ホテルは使い勝手が良いし、先ほどまで食事していた料理屋さんも品揃えが豊富でなかなか良かった。たまにしか会う機会がない仲間と積もる話を山ほどする楽しみってありますよね。あっと言う間に時間が経つあの感覚ですよ。今日も限られた時間の中で初めは思ってもみなかったことに話が辿り着いたりして、やっぱり定例勉強会ってやる意味あるなと感じた一日となりました。これからひょっとすると明け方までミーティングしてるかもしれませんが、それはそれで実のある時間となりそうです。