2015年6月10日水曜日

少し違ったアングルから

さて、ここ数日先週の学会に関する話が続いていますが、まだまだ書きたいことあるんですね。今日は僕が聞いてまわった演題の話しましょうか。今回は大きな会場での話はあまり聞くチャンスがなく、「運動制御・学習学習」のセッションを中心に研究報告を聞いて回りました。全部で10回以上は質問したと思うんですけど、やはり「何か質問できることはないか」と考えながら話を聞くと身が入ります。若手の皆さんもそうやって学会出席すると学びの質が高まりますよ。僕の場合は怠け者なのかもしれないですが、全部その場で話を聞いてその場で質問するようにしています。抄録は読みません。もちろんほとんどは専門外の内容なので込み入った方法論に関する質問はできませんが、それでもあちこち入って行けるところは見つかるものです。ざっくりとした印象ですが、電気刺激を使った研究がたくさんありました。刺激して運動系の機能がどう変化するかをみたものです。あと「半球間抑制」に関するものも何題かありましたね。今、ちょっとした流行りなのでしょうか? 確かに電気刺激したり半球間の抑制が取れたりすると運動機能が向上したりするのでしょうが、実際にどういうことが脳で起こっているのか良く分からないので僕としては何とも言えないですね。でも、セラピストによる human neurophysiology の研究のパターンが少しずつ見えてきました。アクティブに活動しているラボの数も少なくて狭い世界であることは確かです。同様なテクノロジーを使うかどうかはさておき、僕のラボも少し違ったアングルから今後この市場に参入できると良いですね。もっと大学院生来ないかな?

0 件のコメント:

コメントを投稿