2015年7月18日土曜日

アメしょん

先日、ある若手のセラピストと海外留学について話しました。20年前ならさておき、今どき留学に興味のある若者がいるのかと思ってたのですが、いることはいるんですよね。やっぱ英語が自由にこなせるようになるというのはそれなりに魅力のようです。それでいろいろ話してたんですが、結構、憧れはあれども、その夢は漠然としてるんですね。ほぼ何も知らないに等しかったです。あ、別にこれはその人が勉強不足だとか言ってるわけではなくって、海外に興味を持ってる人に全般的に言えることじゃないですかね。周りにそういう経験のある人もなかなかいないだろうし、あまりにも遠い世界の話なのでイメージが漠っとなってしまうのは当然のことかもしれない。日本で「進学」って言ってもピンキリいろんな進学があるように「留学」にもいろいろあるというか、実のところは「進学」よりその形態は多様じゃないかと僕は思う。だって英語留学で3ヶ月ちょろっとオーストラリア行くのも、アメリカでPhDを5年やるのも同じ海外留学なんだよね。セラピストの世界だと職場の長期留学制度(とは言っても1年)とか、臨床医の世界であれば教授のコネで2年ほどやる「アメしょん」(アメリカにしょんべんしに行くという意味のようです)とかが主流なのかもしれないですが、それぞれ全く違う留学であることに間違いはありません。でも、大多数のセラピストにとっては、どれもこれもみんな同じ「留学」に見えるんだろうなと、話をしながら思った次第です。ちなみに、「アメしょん」というシステムが今もあるのかどうかは定かではないですけど。

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