2015年8月31日月曜日

あっと言う間に

CBRベーシック3日目終了しました。今回は3日連続終日授業で体力勝負といった側面が強かったですが、あっと言う間に終わりました。講義自体で20時間を超える長丁場のセミナーとなりましたが、テーマ毎に活発に質疑応答も行い、集中講座と呼ぶにふさわしい3日間でした。このコースでは『カンデル神経科学』をテキストにニューロサイエンスの主要原理を講義するわけですが、どうやってあの分厚い本の内容を3日間のプログラムに凝縮するかが勝負どころなんですよね。端折ってしまうと結局表面的な知識しか身に付かないし(でもこれで理解したことにしているセラピストは少なくない)、細部の全てを網羅することや沢山の研究事例に精通することが初学者にとって重要かというとそういうわけでもなく(でもそういうことに精を出すセラピストも少なくない)、できるだけ覚えることは少なくした上でニューロサイエンティフィックな考え方を体得できるようにすることが大事だと思うんですよ。でないと、ニューロサイエンスに基づくリハ研究や臨床をするとしても、結局は真似ごとで終わってしまうように思うんですよね。ま、「もどき」をどのように本物らしくみせるかというスキルもセラピストの世界では大事なんだろうとは思いますけども。

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