2015年9月30日水曜日

今夜はハーフタイム

今日で2015年度も半分が終わりました。1月〜12月までの一年と4月に始まり翌年3月に終わる一年があるお陰で3ヶ月毎に「時が過ぎるのは早いね」ということを確認することができます。「もう半分終わっちゃった...」てね。学校の一年は基本4月〜3月までなので、6月の終わりよりは9月の終わりの方が前半戦が終了したという感じが強いです。今夜はハーフタイムみたいなものなんだけど、後半はもっと左右いっぱいに展開して、そつなく得点していきたいと思っています。冬の寒さをどうぬくぬくと乗り切るかも課題だね。

ソフトでスマート

先日はこのブログで学力とお人柄の話をしましたが、うちの学生に関する限り根性が曲がっていてどうしようもないという子はいないんですね。不思議なことに。毎年毎年40人以上の学生がやって来るのだから、陰気で目つきの悪いのが一人や二人いても全然おかしくないと思うんですけど、いないんです。どちらかと言うと、良い子だけど学力が今少し...というタイプの子が多いかな。それと、理学療法士になりたいという気持ちがそれほど強くないので勉強に身が入らないという子も多いよね。。。試験の答案や課題レポートを読んでてもここ数年はこちらが感心するような力の入った文章を書いて来る子がめっきり減りました。だんだんと柔らかくぼやけてきてる感じだね。ある意味、ガツガツしたところが無くて、ソーシャルにソフトでスマートな子たちが増えてきているのかもしれないけど、さて、どうすれば良いのだろうか? これで十分というのであればそれはそれで良いのだけど...。

2015年9月29日火曜日

もうすぐ2時半

0時ごろまでカフェで仕事していて、それから飯食って今である。もうすぐ2時半。夕方から始めた新規プロジェクトの起案をなんとか最後までやり抜いた。先日ここで紹介した二つのプロジェクトとはまた別のプロジェクト。ドラフトなのでもちろんこれから肉付けしていかなくてはならないのだけれど、形にできれば面白いものができるはず。このブログでも何度か書いたことがあるのだが、ダスティン・ホフマンが仕事を引き受ける唯一の基準はその仕事をすることによって自分が成長できるかどうかだという。僕が仕事に取り組む唯一の基準はその仕事をしていて本当に楽しいと思えるかどうかである。日本に帰って来てしばらく経つけど、ようやくリハビリ面で面白そうなフェーズに入って来たように思います。

2015年9月27日日曜日

無理ではないけど不利だと思う

さて、今日は大学の業務で日曜出勤。うちには附属高校があってそこの生徒たちに学部紹介をするという企画です。毎年やってます。理学療法は結構人気で推薦枠も限られているので高校内での競争はかなり激しいです。僕としてはやはり優秀な人たちに入学してもらいたいので、優秀な人たちに興味を持ってもらえるような紹介をしなくちゃいけないと思ってます。あ、ここで「優秀」と言うのは学業成績が優秀という意味です。もちろんお人柄も優秀であれば尚のこと良いですが、高校時代のお人柄がそのまま定年退職するまで維持されるとは限りません。変わる人は変わります。歳を取るにつれて意地悪になる人もいるでしょうし、偉くなるにつれて眠っていたエゴが剥き出しになる人もいるでしょう。それと比べれば高校時代に身につけた知力(知識や考える力)というのは比較的その原型を保持したまま歳月を経るように思うのです。「あの人、最近感じ悪いよね」という言葉はたまに耳にしますが、「あの人、最近バカになったよね」という言葉はあまり聞かないと思います。入学時の学力ってやっぱ大事だと思うんだ。高校卒業するまで勉強する習慣が身に付かなかった者が大学や専門学校に入ってからそれを身に付けようと思ってもなかなか難しいんじゃないかな。無理ではないけど不利だと思う。ただ、そうは言っても、そういう秀才くんや秀才さんが入学して、その子たちがリハの世界でその後イキイキ夢を膨らませることができるかどうかはまた別の話ではあるけれど。

2015年9月26日土曜日

王道的な

昨日から後期の授業が始まりました。学期自体は1週間前に始まったのですが、シルバーウィークを挟んだりしたのでなかなか出番がやってきませんでした。4年生への授業で、「健康教育論」と「代替医学」という選択科目です。ま、「選択」と言っても選択肢が限られているので「必修」みたいなものなんですけどね。良い悪いはさておき、リハビリ教育のカリキュラムって自由度低いんですよ。。。これら2科目は僕が教える他の科目と違ってかなり緩い構成になっていて、授業の主な目的は卒業前に少しばかり見聞を広めることなんです。理論をかっちり学ぶのではなく、実務的なことを見聞きしたり体験したりすることに主眼が置かれています。そうそう、王道的なリハビリ教育を展開しようというわけです(笑)。それで昨日は少し起業の話やそれに絡めてセラピストの給与の話もしたんだけど、やはりみんな収入の話には興味があるんだよね。理学療法士が自営するクリニックなどで医師の処方なしに健康支援業を行うことに対しての私見も述べたんだけど、学生のみんなはどう思っただろうか。礼儀作法的なこと、つまりマナー教育はかなり熱心にやられているとは思うんだけど、キャリア教育ってリハビリの学校では全く行われていないに等しい。だから、よほど内的に動機付けられている self-motivated な学生を除いては、みんなほとんど何も考えていない、と言うか、どう考えたら良いのか分からないんだよね。

進化するCBR

CBRで新規のイベントを計画しています。一つは徳島での研修会で12月に開催予定です。社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士などの福祉職の方々を対象にした脳科学に関する研修会です。CBRにとっては初の「遠征モノ」企画になります。もう一つは本拠地神戸で開催のシンポジウム。毎年、夏の終わりに淡路島で二日間にわたる学会(通称「CBR」)を開催していますが、こちらは一日モノの集会で、複数の講師がそれぞれ一つのテーマについて異なる視点からお話します。講師全員でのパネルディスカッションもあります。そうですね、これまで「CBR」に参加したことがある人なら、「mini-CBR」と言えば分かりやすいかもしれません。来年2月〜3月の間の開催で、現在、諸々調整中です。進化するCBRをこれからも宜しくお願い致します。

2015年9月24日木曜日

そんな風に人生を

さて、もうすっかり夏は終わりましたね。シルバー週間も終わりました。5月にゴールド、9月にシルバーと、日本でもお休みプログラムが充実してきましたが、休みが取れる人たちは家でゴロゴロするんじゃなくって、旅行に出たり買い物したり外食したりと、お金をせーだい使うのが社会貢献になるのではないかと思います。そうでないと、その間仕事している人たちにお金が回っていかないじゃないですか。僕自身、この連休は結構買い物しました。もちろん自分自身の人生をより豊かにするための消費(投資)ではあるんですが、それによって僕が支払ったお金が人に渡ってまたそれが有効に活用されることを思い浮かべるとさらに楽しくなります。価値あるものにお金を使い自分も価値あるものを提供する。僕はそんな風に人生を送りたいと思っています。

なんとなく

ここ二日ほどリハビリ(セラピスト)の世界で使用されている言葉について書いてきましたが、大体において曖昧なんですよね。ま、僕は基本的に理学療法士の世界しか知らないので、作業療法士や言語聴覚士のことはよく分からないのですが、昨夜の「活動」や「参加」のように、十分にspecification(具体化)しないままに話している人は多いと思います。たとえば、Facebook のタイムラインなどでいろんな人たちのやりとりが流れてきたりもしますが、「コレはきちんと説明できてるね」とか「コレは分かりやすい」とか「コレ、面白いよ」と思うことってほとんどないんですよね。ファンが多い人だと、その人の投稿を読んだ人が「シェアさせて頂きます!」とか「激しく同意します!」とか「勉強になりました!」とか書き込んだりもしてるんだけど、本当にそこまで感心するほどのものなんかな?って純粋に思うんですよ。真っ当なことが書いてあるかどうかという以前に主張したいことを十分に説明できていないというんでしょうか。ま、そこに集まっている人たちはそれでも十分に理解し合えるほどに信頼関係が構築されているんでしょうけど、その理解も実は「なんとなく」なんじゃないかと思っちゃうんですよね。たくさんの鳥が空に群れをなして飛んでいる様子をふと思い浮かべるのはなぜなんだろう?

2015年9月22日火曜日

活動と参加

昨夜の続きを少しだけ。「日常生活活動」って変な日本語じゃないですかというお話だったんですが、これまでそういうこと言う人はいなかったんでしょうか? たぶん、特に気にならない人がほとんどなんでしょうけど、僕、スゴく気になるんですよね。「気にしい」なんですよ(笑)。ほかにもリハビリのセラピストの話を聞いていて、「活動」とか「参加」という言葉が時々出て来るんですが、これって何の活動のことを言ってるのかな、とか、何への参加なんだろうと思うこともよくあります。活動と言えば、身体活動や精神活動だけでなく、細胞の活動とか肝臓の活動とか、音楽活動、野外活動、組合活動・・・と、いろんな活動があると思うんですけど、単に「活動」というだけではあまりにも漠然としすぎちゃいないかというわけです。「参加」もそうなんですよね。何への参加なんだろう?。。。社会参加かな? たぶんそうだとは思うけど、これも今イチはっきりしない言葉なんですよね。activity と participation。

活活

先日のブログにしれっと「日常生活動作」と書いたのですが、お気づきになられましたか? 僕が学生の頃はADL(Activity of Daily Living)の和訳は「日常生活活動」ではなかったです。数年前に帰国してからそんな風に当て字が変わっていることに気づき、違和感、というか、どこか変だなって思ったんですよね。大学の科目名としても「日常生活活動」が使われています。確かに「Activity」は「動作」と訳すより「活動」とした方が原語の意味に沿うとは思うのですが、「日常生活」の「生活」という言葉の中にすでに「生きて活動する」という意味は含まれているんじゃないの? だから「生活活動」とするのは redundant だと(言葉が重複していると)思うのです。僕としては言葉の響きとしても変な感じがするし(sounds good ではない) 、見た目も「活活」と続いて looks good ではないんですよね。。。リハビリの世界に「ADL」という言葉は昔からあって、患者さんが日常的に行う動作を治療者が観察したり分析したりする時によく出て来るのですが、おそらく身体動作だけではなくってその人の「活動性」というか「行動力」というか、動作だけでは説明できない日常生活における「アクティブさ」も見ましょうということで訳し方を変えたんでしょうね。でも、僕としては「日常生活動作」の方が的が絞れていて分かりやすいし、実際、現場でも「ADL評価」と言った時には動作が出来てるかどうか観てることがほとんどじゃないかと思うんですけどね。

2015年9月21日月曜日

デカくて速い

ラグビー凄いみたいですね。ワールドカップ優勝候補の南アフリカに勝ったとか。ボールを持った選手のラインから前にパスを出してはいけないということくらいしかルールは知らないんですが、選手はみんな相撲取りくらいにデカくて速い。力、スピード、ボールさばき、そしてチームワークが素晴らしかったです。あれだけ激しく当たっているのに冷静にボールを出して回して行くには相当、頭と身体と気持ちが強くないと出来ないですよ。昔は日本のラグビーなんて世界でほんとに相手にされてなかったみたいですが、きっと長年にわたりハードに研究を重ねたんだと思います。ふと、国会でもこの前スクラム組んでたのを思い出しましたが、あの揉み合いからはボールが出ることもなく、あの人集りの目的って一体何だったんだろうか?...と、全然関係ないこと考えながらも日本の凄さに感動しました。

2015年9月19日土曜日

合目的的な

今日から後期の授業が始まりました。土曜日なんですけど、平日に祝日が入ったりして、そして学期中に15回の講義を必ずしなくちゃいけなかったりして、こういう始まり方になるのだと思います。ま、でも僕の出番は連休明けなので、個人的にはまだまだシーズンオフなんですけどね。後期(大学の下半期)の目標は、第一には病気やケガをすることなくシーズンを乗り切ること。走り込みとストレッチと筋トレは基本ですよね。ちなみに7階にある僕のオフィスへは登り下りに関わり無くいつも階段を使用します。行き帰りだけではなく、授業をしに行く時や事務に書類を出しに行く時やコンビニに買い物に行く時なども全て階段使用です。あと、メンタル管理も必要だよね。アンガー・マネッジメントとかハッピー・マネッジメント(そんなんあるんかな?)とか専門的なことはよく分からないんですけど、どの方向のものであれ、心的エネルギーがあることは基本的には良いことだ。それを一つ一つ有酸素的にも無酸素的にも強化して、あとはそれらを合目的的な日常生活動作の獲得に繋げていくということだ。

2015年9月18日金曜日

乗り切れるものなら

先週末に淡路島でのCBR2015が終わり早1週間が経とうとしている。速いね〜。これでCBRの催事は一区切りつき今は何も予定が入っていない状態なのだが、人間はヒマになると頭がマヒするのが嫌でいろいろ予定を入れたくなる。別に仕事を増やしたからといって有意義な人生になるとは限らないのだけれども、機会を逃して後悔するならやって後悔した方がマシだという考え方もある。人生が終わる頃になって「ホント何もしなくて良かった〜」なんて喜ぶ人がどれだけいるか。乗り切れるものなら喜怒哀楽と新陳代謝が激しい方が満ち満ちた毎日を送れるんじゃないか?......ま、実のところはそんなに単純な話でもないのだろうが、また少しずつ少しずつ新規の企画を立ち上げ中。それと並行してここ数ヶ月はいろんな「お片づけ」もしたいです。今年最後のテーマは整理整頓。(^_^)

2015年9月17日木曜日

無法地帯なんだよねw

昨日のブログでは少し寄り道したんだけど、最初の関門突破したみたいですね。戦争法案。別にそういうのは直接今すぐどうこう僕の生活に関わって来る話ではないんですけど、何か気にし出すと気になりますよね。国会と言えど、ドタバタ揉み合いして、ヤンキーの決闘というか野球場での乱闘というか、ドヤドヤとした中で物事決めて行くんですよね。野蛮で恥ずかしいからそういうのはやめてくれと思ってる平民も多いとは思うけど、現場で反対してる人たちからすれば、多数決で決まるのは初めから分かっていても、最後の抵抗を力づくでやったということをカメラの前で示さないとカッコがつかないのかもしれない。。。野球だと誰かが代表で退場食らうだろうし、学校だとそんなことしてたらセンコーにしばかれちゃうんじゃないかと思うんだけど、そういうのもなくって、法律作る国会自体が無法地帯なんだよね...(笑)。なんかレベル低いよな...。ま、僕がもし議員で国会にいたところでこの暴力的な状況に対しては何も出来ないだろうと思うし、日本に限らずどこの国でも同じようなものなのかもしれないけど。

少し仕事をサボって

CBR2015に関わる続編を書きたいところではあるのですが、戦争法案で国会の周辺が盛り上がっているようなんで今日は少し仕事をサボってそれに関わる話を少し。一村人として、僕も自分の見解を誰のためというわけでもなく書き残しておきたいんですよね。。。賛成や反対いろいろな意見があるとは思うのですが、この件に関しては、法案の内容とそれを法律化するための手続きと、二つに分けて考える必要があると思います。内容については国防に関する技術的なことがよく分からないので国際情勢に照らして必要な法律改正なのかどうか現時点において僕には判断しようがないのですが、法律化の手続きについてはいろいろ問題あるように見えますね。簡単に言えば、学者たちは法案の内容は違憲だと言うし、また世論調査でも反対が多数を占めているわけで、そこを強行採決するのは明らかに「手続き的正義」に反すると思う。法案の内容は違憲だが国防のために必要なものだというのであればまず憲法を改正するべきでしょ。確か憲法改正には国民の同意を得るステップが必要だったはずで(憲法96条)、ここで同意が得られれば、合憲的に現法案を成立させることが出来るじゃないですか。ここをすっ飛ばそうとしているところが一番の問題だと思うんですよね。ここ数日、国会の様子をタイムラインに流れて来る動画で観たりしてるんですが、議長が質問者に対して「作法」がどうのこうのと言ってるものもあったりします。でもそれを言うなら、取るべき手続きを取ろうとしない為政者にも言って欲しいですよね。あと、デモに関して、それに参加してる人は国民1億人の何パーセントなんだ?って言ったりしてる人もいますが、国会議員にしたところで1億人の支持を得ているわけではなく、選挙ではせいぜい10万人かそれ以下の支持しか得ていないわけで、%にしたら全国民の0.1%とかそんなもんなんじゃないですかね。僕は自分でデモに参加する気もない政治無関心層の一人ですし、デモで直接国会での決め事が変わるとは全く思っていないんですが、権限を持った人たちや有名人の言うことを鵜呑みにするのもどうかなと思うんですよね。

2015年9月15日火曜日

頭が疲れました

昨夜はこれからしばらく淡路島での学会(CBR2015)について書くといったのだけど、さて何を書いて良いのやら。いろいろ有りすぎて言葉にならない...(笑)。自分がホストする側ではなく参加する側だといろんなことがスラスラ書けるのにね。。。たぶん、それだけ会の進行に気を使ってしまって議論している中身に意識が100%注がれていないからかもしれない。あ、コレ、別にスピーカーやパネリストとして手を抜いてるってわけではなくって、その場で必要とされるバランスとかを考えなくちゃいけないってことなんですけども。。。でも、遠方から飛び込みで参加した人たちはみんな「楽しそうだから」来てくれて、そしてみんな「楽しかった」と言って帰って行ってくれたので、彼らが求めていたものは提供することが出来たと思う。そして学会終了直後、うちの学部の学生に「どうだった?」と聞いたら「頭が疲れました」とさ...。「気が疲れました」と言われなくってホントに良かった^^。リハビリの学生を教えていて、この子たちって日ごろ頭をフル回転させることってほとんどないだろうなと思っていた矢先にこの一言。学生の情動系に働きかけるばかりでなく、認知系も刺激しないとね。認知行動教育。

2015年9月14日月曜日

一つのベンチャー学会として

CBR2015 終了しました。2年前に始めた学会で、今年が3回目でしたが、年々経験が蓄積されてプログラムも充実してきているように思います。初めは僕のラボの公開ミーティングのような趣旨でスタートしたのですが、Facebook だけを見て来てくれる人たちも増えてきて、まだまだ小規模ながらも全国区の学会として認知されてきているように思います。これまでにはなかった新規のリハビリ学会としてどのようなことをしていけばよいのか、一つのベンチャー学会としてこれからも考えていきたいと思います。ここしばらくはこの学会を通して考えたことや感じたことなどをブログに書き残していこうと思っています。講演者の皆さん、参加者の皆さん、そして運営に携わってくれたスタッフの皆さんにお礼申し上げます。ありがとうございました。




2015年9月11日金曜日

今年は余興で...

さて、明日はいよいよ年に一度のCBR学会です。淡路夢舞台国際会議場、昼1時受付開始です。今年は余興でオープニングトークを英語でやることになってるんですが、ちゃんと喋れるかな? 口のまわりの筋肉はすでに日本語にアジャストしてしまってるし、そういうのが微妙に発声に影響するんだよね。成人してから習得した言語は自転車や水泳と同じように使わなくても脳に回路が保存されていて、刺激が入るとある程度すぐに立ち上がるようには思うけど、あまりにも使ってないと時間かかるよね。。。ま、いずれにしても今週末は非日常的に激しく楽しい時間を過ごすことになると思います。参加される皆さん、週明けには一皮むけてると良いですね^^

情報量が多い!

さて、今日は昨日に引き続きトークの準備をしてました。この週末にあるCBR2015での講演です。3つのセッションでそれぞれ20分ほどの話をします。

第1セッション:脳・認知系のオーガニゼーション
第2セッション:ニューロサイエンティストの卒前・卒後教育
第6セッション:神経行動科学に基づく臨床推論 ~セラピスト学の構築に向けて~

です。

いつものことながら本番は時間との勝負になりますね。当たり前のこととして、短めに作れば良いんですが、なぜかだんだん膨れてくるんですよ。

聴いている人たちはそこまでこだわりを持っていないことがほとんどだから別にさっと端折っても良さそうなものだし、その方がスッキリしてて分かりやすいはずなんだけど、ついつい盛り始めるんだよね。

よく「情報量が多い!」って喜んでたり感心してたりする人をネット上でみかけますが、アレ、まったく褒め言葉じゃないですからね。今の時代、情報なんて腐るほど手に入るわけで、それを横流しにしてたらそりゃ分量は増えますよ。

セラピストの学会って一つの講演時間が長いんだよね。そんなに情報を得たところで全部使い切れないでしょ。

だからCBRでは一つ一つのトークを20分(+QA5分)にして高速回転させてんだけど、それでもまぁ「も少し...」って思うんだよね^^

2015年9月9日水曜日

「育ち」って大事ですよね。

昨日のブログはたくさんの人に読んでもらったみたいなんですけど、やっぱ「育ち」って大事ですよね。「あの人は育ちが良いから」とか「悪いから」とか、育ちについて人が言及する時は多くの場合、僻(ひがみ)や蔑(さげす)みといった感情がこもるものですが、ま、それだけ人間の根深いところに関わるものだということなんでしょう。学歴なんかも一部の人にとってはコンプレックスになってたりするもんね。あ、これは学歴の薄い人が抱く劣等感みたいなものだけじゃなくって、それが厚い人でもそのことをスゴく誇りにしてたりする場合があるじゃないですか。僕はそのあたりの専門的な心理学はよく知らないんだけど、たぶん感情が動くという点では同質のものだと思う。だから教育って大事なんだってば...って、無理に話をそこに持っていきたかったわけなんですが(笑)、この週末のCBRでも教育のセッションがあるんだよね。僕も登壇してお話しますので今スライドの準備をしています。ニューロサイエンティストの教育とセラピストの教育とを対比するような話になりそうです。

2015年9月8日火曜日

心の習慣

一応、今夜で取りあえずの最終回になるかと思うんですが、一緒に仕事をする人とは理解し合いたいよね、という話。で、何を理解し合うかというと、互いが大切だと思うことを理解し合うということ。「価値観」と言えば、少し堅い感じがするけれど、平たく言えば、「何を面白いと思うか」とか、「何をスゴいと思うか」とか、「何をありがたいと思うか」といったことだと思う。この前、この流れの中で「習慣」の話を持ち出して「は...??」と思った人も多かったと思うんだけど、そういうことによって人の日々の言動って変わって来ると思うんだよね。習慣って確かに行動として表れるものなんだけど、その行動を生み出しているのはその人の「心の習慣」なんだってば。これも平たく言えば「考え方」と言って良いかと思うけど、人には必ず物事を解釈するための特有な思考パターンがあるわけです。そしてそれはパターン化されて定着しているわけだから、つまり自動化されちゃってて習慣化されちゃってるってわけ。コレ、大抵は無意識下で動いてるから当の本人もなかなか気づかないわけだけど、その気づいてないところにその人の核心があるんだよね。。。この核心がどうやって形成されるのか。ま、これも無難なことを言えば「体質(nature)」と「環境(nurture)」なんだろうけど、僕はもっぱら環境で決まると思ってるんですよ。つまり経験と教育ってことなんだけど。

2015年9月7日月曜日

exhibition 企画です。

さて、ここ数日書き繋いでいます「一緒に仕事したい人はこんな人」シリーズは今夜はお休みを頂きまして、少しばかりのアナウンスを。今週末、淡路夢舞台で開催されます脳とリハビリ研究所第3回学術集会(CBR2015)の二日目朝に、講師の一人である永井豊美先生が治療デモを行ってくれます。もともとのプログラムにはない exhibition 企画です。人前で自らの治療を披露するというのは余程の自信がないと出来ないことですよね。先生には今年5月のCBR臨床教育セミナーでもぶっつけ本番で治療デモをして頂いたのですが、あの時の離れ業が淡路島でも炸裂するのか今から興味津々です。9月10日(木)入金分まで登録を受け付けています。百聞は一見にしかず。この週末はCBR2015で充実しちゃいましょう。参加申込サイト http://stellar-mind.com/cbr2015

2015年9月6日日曜日

「原因」って何だ?

さて、昨日、一昨日と書いてきたパートナーの条件ですが、続けて書くとなると何を書けばよいのか? 少し考えてみたんだけど、昨日、最後に出て来た「結果に繋がる目立たない原因」を少し追っかけてみようかと思います。昨日の話だと「原因」って何だ?って思った人もいると思うんですよね。ま、僕自身も実のところは「原因」って何だろう?って思いながら書いてたわけなんですけど(笑)、これってその人の「習慣」なのかなとも思います。たとえば、早起きするとか、気持ちよく挨拶するとか、机の上を常にキレイにしているとか、ま、これらはごくごく一般的な例えに過ぎないんですけど、そういうその人が従っている規律の価値とそれを実現する行為の価値を互いが理解できるかどうかが一緒に仕事したり生活したりするためには大事だということです。人が誰かと関わっていて大きくがっかりする瞬間は、相手が自分の成す行為の意味を本当には理解していないことを知る時だと思う。だから、結果を出したかったり、がっかりしたくないのであれば、そこを理解し合える相手を選ばなくちゃいけないと思うわけです。

その結果に繋がる目立たない原因

昨夜の話のフォローアップを少しだけ。価値観と理解とリスペクトのお話です。。。コレって仕事上のパートナーだけではなく、結婚する相手といった生活上のパートナーなどにも使える話だと思う。つまり、互いが持ち寄るものの価値を互いが理解することが大事だということ。ここで言う「理解」とは必ずしもテクニカルな側面の理解ではなく、「ありがたさ」に対する理解も含む。と言うか、多くの場合、そちらの方が大事じゃないかと僕は思う。たとえば、夫が外で働き、妻が家事をするという役割を担う場合、双方が互いに相手のしていることに精通する必要はないってこと。もちろん精通していなければ分からない「ありがたさ」もあるとは思うけど、まずは相手の生み出すものが自分にとってどれだけ救いになっているかということを理解できるかが大事だと思うのです。このとき、分かりやすい有難さ、つまり大金を稼いで来るとか美味しい料理を作るとか、そういう目に見える「結果」については多くの人が「ありがたい」と思えるわけだけど、人と人との関係を心の底から充実させるためにはその結果に繋がる目立たない原因についてもその価値(ありがたさ)を理解することがとても重要だと思うんですよね。

2015年9月4日金曜日

一緒に仕事したいのはこんな人

さて、今日は仕事しながらぼんやりブログに何を書こうかと思っていたら、ふと一緒に仕事したい人ってどんな人だろうなんて考え出した。僕は子供の頃から基本一人でいてもあまり気にならない人で今でも無理してまでほかの人たちと仕事したいとは思ってないのですが、確かにいろんな人が言うように一人でできることの限界はあるし、誰かと組んでやってうまく行くならそっちの方が一人でやるより楽しいですよね。それでちょっと(2〜3分)自分の記憶と真正面から向き合い考えてみたのですが、一言だけ人を選ぶ基準を述べてよいと言われれば、互いが持ち寄る仕事の価値を互いが理解しているかということになります。最近では「リスペクト(respect)」という言葉がすっかり日本でも定着したように思いますが、その価値を理解していればリスペクトは自ずと付いてきます。逆に言うとその理解がなければ口でいくら「リスペクトしている」と言ったところでそれは真のリスペクトにはならず、遅かれ早かれコラボ(信頼関係)はその根底から崩壊することになるでしょう。英語には「appreciation」という深い言葉がありますが、これには「感謝」という意味と共に「真に理解する」という意味があります。

2015年9月3日木曜日

一生わからんこの楽しさ

いよいよ脳とリハビリ研究所第3回学術集会(CBR2015)が迫ってきました。それぞれ30分からなる約20の講演、3つのシンポジウム、そして一般演題のポスターも10題集まり、学術パートだけでも非常に充実した内容となっています。一日目夜の夕食会、ナイトセミナー、そして懇親会も楽しみですね。一度来て見なはれ。リゾート地での学術集会。経験せんかったら一生わからんこの楽しさ。。。今年はプロの撮影隊も参戦します。年々、パワーアップを重ねるCBR学会をお楽しみに。

★ CBRテレビ Vol.16 ★9月12〜13日淡路夢舞台で開催のCBR2015。いよいよ開催が迫ってきました!まだ申込可能です!参加をご検討中の方はこちらからお申込み下さい ↓参加申込サイト...
Posted by CBR on 2015年9月2日 

2015年9月1日火曜日

実習が始まりました!

2年生の見学実習が昨日から始まっています!学生とはLINEで直ぐに連絡取り合えるように設定しているので何かあれば drop me a line!奇跡的に今まで大きなトラブルなく過ぎているようですが、初日からバスの乗り場を間違えて遅刻したなんていう子もいたりします。実習前に実習地の下見は必ずしておくようにと指導していてもなかなかリハーサル通りにはいかなかったりするようです。なんせいろんなことに対してまだ意識が芽生えてないので、普通にしていればたぶんいろいろと実習地で注意されることは出て来るでしょう。まだみんな言うても ignorant なガキだから。。。この実習は技術的なことよりも理学療法の現場を見てこれから自分が就こうとする職業が好きになれそうかどうかを見極める実習でもあるのです。みんなが好きになってくれると良いんだけど。