神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2015年9月17日木曜日
少し仕事をサボって
CBR2015に関わる続編を書きたいところではあるのですが、戦争法案で国会の周辺が盛り上がっているようなんで今日は少し仕事をサボってそれに関わる話を少し。一村人として、僕も自分の見解を誰のためというわけでもなく書き残しておきたいんですよね。。。賛成や反対いろいろな意見があるとは思うのですが、この件に関しては、法案の内容とそれを法律化するための手続きと、二つに分けて考える必要があると思います。内容については国防に関する技術的なことがよく分からないので国際情勢に照らして必要な法律改正なのかどうか現時点において僕には判断しようがないのですが、法律化の手続きについてはいろいろ問題あるように見えますね。簡単に言えば、学者たちは法案の内容は違憲だと言うし、また世論調査でも反対が多数を占めているわけで、そこを強行採決するのは明らかに「手続き的正義」に反すると思う。法案の内容は違憲だが国防のために必要なものだというのであればまず憲法を改正するべきでしょ。確か憲法改正には国民の同意を得るステップが必要だったはずで(憲法96条)、ここで同意が得られれば、合憲的に現法案を成立させることが出来るじゃないですか。ここをすっ飛ばそうとしているところが一番の問題だと思うんですよね。ここ数日、国会の様子をタイムラインに流れて来る動画で観たりしてるんですが、議長が質問者に対して「作法」がどうのこうのと言ってるものもあったりします。でもそれを言うなら、取るべき手続きを取ろうとしない為政者にも言って欲しいですよね。あと、デモに関して、それに参加してる人は国民1億人の何パーセントなんだ?って言ったりしてる人もいますが、国会議員にしたところで1億人の支持を得ているわけではなく、選挙ではせいぜい10万人かそれ以下の支持しか得ていないわけで、%にしたら全国民の0.1%とかそんなもんなんじゃないですかね。僕は自分でデモに参加する気もない政治無関心層の一人ですし、デモで直接国会での決め事が変わるとは全く思っていないんですが、権限を持った人たちや有名人の言うことを鵜呑みにするのもどうかなと思うんですよね。
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