2015年10月27日火曜日

世事に疎い人たちが

僕も一応大学に勤めていて、大学の運営・経営に関わる会議なんかに出席したりするんですけど、大学の教員って組織の運営とか経営戦略とか考える力あるのかななんてときどき思う。大学に来る前は社長してましたとか、企業の経営コンサルしてましたとか、その手の実務出身の人は別にして、教員って基本的に学者なんですよね(と信じたい...)。極端に言えば、世間にとってはどうでも良いような枝葉末節にこだわることをライフワークにしてたりする人種なわけです(なかには病院でセラピストやってましたという人たちもいます)。そんな世事に疎い人たちが学生集めの方法や大学の盛り上げ方を考えてもなかなか難しいんじゃないですかね。そういうのは集客のプロや財務のプロや組織マネジメントのプロを雇って仕組みを作ってもらい、教員集団(faculty)は教育と研究に関するその大学独自の理念やスタイルやクオリティーを管理する。そして専門職として各自が現場のプレーヤーに徹する方がうまくいくんじゃないか。ま、そんなこと考えるのは僕の仕事ではないし、またそれが万が一うまくいくとしてもみんながそれなりの技量を持っていてその意図するところを理解しないといけないので、実現するのはとてもとても難しいことなんでしょうけどね。

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