2016年3月11日金曜日

博打みたいなもんだ

もう一週間ほど前になるのですが、大学で就活研修会がありました。リハビリの学生(3年生)を対象に模擬面接をやりました。みんなリクルートスーツを着て、面接官役の教員もネクタイ着用で挑むんです。よくある質問のリストは教員・学生双方に配布されています。でもそこからの質問ばかりでは退屈なので「あなたが生きる上で大切にしている価値(つまり大事なもの)を三つ上げて下さい」みたいな質問もしてみました。学生は3人1組です。こういう質問は普段から意識してないとなかなかスラスラ答えられるものではないですが、みんな見事にこなしましたね。返って来た答えは僕にとっては予期してなかったものでしたが、ま、そういうのもありかなと思えるものだった。「時間」とか「健康」とか「家族」とか「お金」とか、そういうのが出て来るかと思ってたんだけどね。「愛」なんてのもあって良かったと思うけどそれもなかった。日本人には馴染みの薄い言葉かもしれない。。。こういう面接の指導って難しいですよ。だって面接官によって求めてるもの違うしね。無難な方が良い場合、目立つ方が良い場合、そしてその中でのバリエーションもいろいろあるだろうから、結局のところ絶対的な基準での良い悪いはなくって、相手方とマッチするかどうかなんだよね。そもそも10分かそこらの面接で何年にもわたる契約を交わそうってんだから、ま、お互い博打みたいなもんだよね。

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