2016年4月22日金曜日

時代と共に

新学期が始まりしばらく経ちますが、うちの4年生は今、臨床実習に励んでいます。ご挨拶を兼ねて幾つかの実習地を訪問しています。最近は訪問先で学生と話をするのが楽しいですね。もちろん指導者の方々とお話するのも楽しいですけど、また違った楽しさがあります。学校で一人一人の学生と少し突っ込んだ話をする機会って意外に無いものです。僕が学生だった頃(30年近く前)は学生の数も少なかったし、教員と学生の距離がもっと近かったんですけどね。ま、どちらが良いというわけではないのですが、日本の町の近所付き合いが時代と共に希薄になっていったのと同じように、先生と生徒の関係も薄くなっているのかもしれません。今日会った学生にも話したんですが、日本の社会全体として、終身雇用みたいな身分の長期保証は無くなっているし、一つの組織と関係が切れてもなんとかやっていける術を若いうちに存分に身に付けた方が良いですよね。そういうことを考えながら実習すると、きっといろんな気づきがあるはずですよ。

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