神戸学院大学 総合リハビリテーション学部 准教授 坂本年将のブログです。日々の生活についてアレコレ書いていきます。専門は脳科学(PhD)とリハビリ(理学療法士)です。脳とリハビリ研究所 Facebook ページ https://facebook.com/cbr.jp
2016年6月3日金曜日
とても気になるところ
さて、先日は「なんちゃってニューロリハ」について書きましたが、次いでにちょびっとだけ補足しておきたいと思います。こういうことがどうして起こるのかということですね。僕が興味あるのは、まず、登壇して話をする先生方がどう思っているかということ。つまり彼らが前半の脳の話と後半の臨床の話が繋がっていると本気で思って話しているのか、あるいは確信犯的に繋がっているかのように話しているのかってことです。まぁ本人でなければどのみちそんなことは分からないのですが、力強い話ぶりからすると前者の可能性も高いんじゃないかと思う。その場合は基本的な論理力(リーズニング)の問題になるわけですけど、セラピストの業界において、そういうことって意外とトレーニングを受ける機会がないのかもしれない。後者の場合は論理ではなく倫理の問題になるわけだけど、それもその手のまやかしが通用する under-trained な業界であるということがそもそもの問題なんだと思う。聞く側はどう思ってるんだろう? 会場にはたくさん人がいるわけだけど、みんな本気で信じているのか、それともお約束として前半と後半が繋がっていることにして聞いているのか。その人たちにそんなこと聞いても「患者が良くなれば良いんだ」みたいなこと言うのかもしれないですが、とても気になるところですね。
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