2016年7月4日月曜日

握手してハグして乾杯して

昨日、久しぶりにメルマガを配信しました。書き始めるとやはり楽しいですね。内容は学術論文の紹介なので、一般向けというより、ある程度医学的な知識のある人たち向けです。ブログは脳やリハビリに興味のない人でもある程度楽しんでもらえる内容かと思いますが、メルマガの方はちょっと専門的になりますね。一応、MIT卒ですし、曲がりなりにも大学で教えている身なので、書こうと思えば専門チックな話も書けるんだというところも見せておかないと...。人に何かを伝えることを目的に情報収集すると自分の勉強の質も高まります。

昨日、選挙の話を書きましたが(いずれは派遣?)、先日ある人と話をしていて、政治家というのは市民の象徴だねということで意気投合しました。日本では天皇が国の象徴とされていますが、それはあくまでも理想的な象徴で、現実的な象徴は議員さんたち、または集約すれば総理大臣なのかもしれません。つまり、総理や政府、国会が冴えない、無責任、ビジョンがない、自分たちのことしか考えてない、なんてことがあるのならば、結局のところ、それは国民が冴えなかったり、無責任であったり、ビジョンがなかったり、自分たちのことしか考えてなかったりするということなんでしょう。

それとは関係ない話なんですが、リハビリ代表立候補者のビデオを観ました。リハビリ現場の声や想いを伝えるという趣旨のお話でしたが、いったいどういう声や想いがあるんでしょうね。とても不思議なんですが、ここのところがよく分からないまま、みんな握手してハグして乾杯して盛り上がっているように思えます。たぶん、多くの人の間では言葉にせずとも目配せだけで分かり合える信頼関係が出来ているからなんでしょうが、中には僕みたいに分からない人もいると思うので、100項目でも200項目でもそれ以上でも良いから箇条書きで今ある声や想いを具体的にリストアップしてもらえると良いなと思います。

PT・OT・STの診療報酬倍増とか、開業権の法制化とか、養成校の学費無料化とか、保険診療における患者自己負担率10%引き下げとか、なんでも良いと思うので、現場の人たちが具体的に何を望んでいるのか、この機会にみんなで明確にしてはどうですかね。案外、漠然とした不平不満はあれど、じゃ何をしたいのか、どうなりたいのかは、実のところ良く分かっていないという可能性も十分にあるんじゃないかと密かに思ってます。

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