学会なんかに行っても、結論に至るまでのスピードが恐ろしく速い人たちは確かにいる。トントントンって感じです。たぶん頭が良いのだろう。。。
これはあまり明るい話題ではないし、読んでいてウキウキしてくるような話でもないのだが、昨日のブログを書いた後、不意に思い出した話があったので忘れないうちに書き留めておこうと思う。
どう捉えるかは読んだ人の自由です。
もう何年も前の話なんですが、あるセラピスト教授の先生と、生後、脳に記憶されたことがその人の子に遺伝的に伝わるかという議論になった。
もちろん現代の生物学の知識をもってすればそんなことはあり得ないのだが、なぜかその教授先生は「遺伝する」と言い張るのです。
ま、ひょっとすると僕には到底想像も出来ないような深い見識に基づいているのではないかと一応さまざまな角度から質問を交え探ってみたのですが、最後はその先生、「するってぇ〜」の一点張りとなってしまいました。
そしてしばらくすると、「あっ、せえへんわ〜(遺伝しない)」と前言を撤回するに至るんですね。。。
その方は研究畑の人というよりは臨床好きの人で、ま、そんなこと知らなくても別に良いとは思うんですが、ここで僕にとって大事なのは、知っているか知らないかではなく、自分が知らないことに対しその人が明確な(「遺伝する」という)ポジションを取ったことなんです。
これって知識の問題ではなく、姿勢の問題なんですよね。
知識は知らないなら調べるなり教えてもらうなりして知れば済むことなので、話をしながら共に結論を探していくことも出来ますが、姿勢の問題となると結論を探す手続きが共有できないので、まともに話をすることが難しくなります。
そういう感じだと、学問的なことだけではなく、臨床や教育もそんな調子でやってるんだろうなと思ってしまいますよね。
臨床をしてる時だけ、あるいは学生を教育している時だけ、論理的な思考ができるとはどうしても考えられない。
そういう人が大学教授をして学生を教えているというのもおかしな話だと思いますね。
大丈夫か日本?
てか、大丈夫かリハビリ業界???
一応補足しておくと、生き物の世界の在りようは人間の想像力を遥かに超えているので、ひょっとすると人が生後経験したことの記憶も生殖細胞に伝わり子に遺伝してるのかもしれません。
僕が知る限り、まだその仕組みは発見されていないですけどね。
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