2016年10月2日日曜日

脳科学的に見るとどうなんですか?

一応、「脳科学者」と自称しているので、一般の人たち(ここでは科学や医学以外の人たち、もちろんリハビリ専門職も含まれる)と話していると、いろんなことに対して「脳科学的に見るとどうなんですか?」と質問されることがある。

たとえば、「私、ドーナツ好きなんですけど、これって脳科学的にはどうなんですか?」とか、「今年、厄年なんですけど、脳科学的に何か気をつけることはありますか?」みたいな質問です。

実際にはこの通りの質問を受けたことはないですけど、ま、要するに「この手の質問」ということですね。

誤解のないように付け加えておくと、別にそういうことを聞かれることが嫌だとか面倒だとか言いたい訳ではありません。

むしろ、それはそれで話のきっかけになるので、「脳科学者」を自称していて良かったなと感謝すべき瞬間なのかもしれませんね。

でも同時に「そんなの分かるわけないじゃないですか...」とか「そんなの脳がどう働いていようがどうでも良いじゃないですか...」と思うことも多々あるわけです^^

こういう時に「海馬がね...」みたいな感じでウンチクかます人もいるのでしょうが、個人的にはそういう脳科学者は信用してないです。

その手の人たちってリハビリ界隈にもよくいるんだけど、そのウンチクを自分で編み出したわけでもなく、テレビや新書や週刊誌が情報源であったりするような話をよく真顔で出来るよなと思っちゃうんですよね^^

そんな質問を受けた時には一応その辺りの事情をお伝えした上で、「海馬がね...」みたいな話もするようにしていますが、あと何年くらいこの脳科学ブームって続くんでしょうか。

ま、人の占い好きが昔から変わらないように、ブームが去ってもルーチーンとしてある程度は残るんでしょうけども。。。

取りあえず納得するための道具って必要ですもんね^*

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