2017年12月31日日曜日

健全なる習慣は健全なる常識に宿る

さて、本当にいよいよ2017年もお仕舞いですね。

生きているのだから人並みにいろいろあったのだと思います。

今年は僕にとっては近年で一番張り合いのある年だったかもしれません。

こちらのブログはほとんど更新もせずに怠けていたわけですが、ブログの裏ではギンギンに生きている人たちと久しぶりに関わる機会を持てました。

やはり自分を取り巻く環境というのはとても大事ですよね。

良い気が流れる良い環境の中にいれば良い常識を育めます。

人間の振る舞いというのはその人が持つ常識によって習慣化されるわけで、冴えない常識に縛られていれば冴えない振る舞いしか生まれません。

人は他者を救済することで力やエネルギーを得ていくものだと思うのですが、僕が今、一番救済したい人たちの中には同業者である理学療法士さんたちも含まれます。

なぜなら今、切実に救いを必要としている、、、つまり成長できる良い環境と生産的な振る舞いを習慣化する良い常識を必要としている人たちだからです...。

今年もいろいろ始めましたが、来年もまたいろいろ始める予定です。

ご縁がありましたら、来年もまた宜しくお願い致します。

2017年12月30日土曜日

避け難い事実...

今年もいよいよ終わりですね。刻一刻と死に向ってます。。。

って、僕自身は特に今のところ明確にその予定があるわけじゃないんですが、ただそういうのって避け難い事実だよな...と、ふと思っただけです。

最近、知人を亡くしました。

あまりにも早すぎる死で、本当に「消えた」と言った方が良いかもしれない。

天賦の才能があり、どことなく、元気な頃からあの世に近いところで生きている感じの人でした。

アメリカしか知らないアメリカ人が「アメリカ最高」と思うのと同じように、この世にいると、この世の方があの世より良いものであるかのように思い、こちら側の人たちは人があちらに旅立つのを悲しんだり必死に引き止めたりするものです。

でも、それって普通、僕らは向こうのことを知らないんだから、無闇に悲しむのもどうなのかななんて思うんだよね。

新しい場所で花開く魂だってあるかもしれない。

個人的にはですけど、肉体という拘束から解き放たれた心の門出をまずはお祝いしてあげたいですね。

昔、コロンビア大学にいた頃、お世話になってた Anne Gentile 先生(その道ではかなりご高名な方のようでした...)がミーティング中にえらく咳き込んで、

「I'm dying」

と(たぶんご冗談のおつもりで...)仰られました。

そしたら、その場にいた誰かが、

「All we are」

と返したんだけど、

確かにそういうのって避け難い事実なんだよね。。。

そんな小さな記憶が思ってもないところでポツポツ蘇って来る年の瀬です^^

2017年12月23日土曜日

Facebookページを始めました!

CBRのFacebookページをはじめ、ほかにも幾つかこっそりページを運営してるんですが、今回新たに「ミューズ神戸」のページを開設しました。

このブログでも何度か話題にしているCBR監修の障がい者グループホーム「ミューズ神戸」です。

世間では一括りに「知的障がい」や「精神障がい」と呼ばれるような、心にハンデを負った人たちが入居されています。

グループホームにおける障がい者支援を脳科学をベースに組み立てるという点では、我々が知る限り、日本で、いや世界で初めての試みです。

ホームの料理人ケンさんが編集長を務めます。

知的障がい者や精神障がい者と呼ばれる人たちがどんな人たちなのか、あるいはどんな生活を送っているのか、健常者と呼ばれる人たちの多くは知らないですよね。

人間というのは知らないものに対し無用に怖がったり嫌がったり勝手に理解したつもりになったりする習性があって、殊(こと)、障がい者について言えば、それが「差別」の根源になるのだと思います。

Facebookをやればそれが直ぐに分かるようになるというほど単純な話でもないですが、投稿を積み重ねることで、少しづつFacebookという地域社会の中で認知され、人の心の中に溶け込んでいければと思います。

興味のある方はちょくちょく覗いてみて下さいね。

皆さんからのコメントや「いいね!」が入居者さんたちの励みになります。

ミューズ神戸Facebookページ
https://facebook.com/musekobe51

いつもお読み頂きありがとうございます。

2017年12月10日日曜日

動かしたいですね

ここ最近、不思議とちょくちょく大阪に出向く機会があって色んな人と仕事してるんですが、来年は大きく動きのある1年になりそうな気がする。

というか、無理にでも動かしたいですね...^^

塊(かたまり)として見た場合に、もちろん僕から見ればということですが、療法士たちが今あるメンタリティーなり価値観でもって突き進んでいっても臨床や研究や待遇に大した未来があるとは思えず、、、動かなあかんと思うわけですよ。

まあ、中には楽観してる人もいるかもしれませんが、そういう人たちの多くはタチの悪い催眠にかかっているか、もうじきアガリの50、60の人たち(歳のことです)だと思う。

人というのは通常、沈む船に乗りながら沈むその日まで何もしなかったり、場合によってはより一層沈むようなことをするものだと思うのですが、そのことに違和感を覚える人には救命ボートを差し出すなり、一緒にボートを漕いで逃げ出す......あ、いやいや上流に向かって漕ぎ出すだけの力と元気は持っていたいと思うんですね。

所属する(すべき)コミュニティーに愛着を感じないというのはあまり喜ばしいことではありませんが、そういう時には俯瞰して、より大きな世界の中で善なることを見出し為すべきだと思いますね。

そのためにも今、着々と仕事を進めていかなくてはならないのです。

協力者を募集しています。

一緒にボートを漕いでみたい人、いないかな?^^

2017年12月3日日曜日

身体と心は繋がってるし

FBの方に投稿しましたが、昨日、研修を終えまして、サービス管理責任者の資格を取得しました。

知的障害者・精神障害者の生活援助サービスをデザインする係の人に必要な資格です。

理学療法士の皆さんはあまりピンと来ないと思うんですけど、脳の理解に基づくセラピーしたかったら知的障害や精神障害のこと知っといた方が良いですよ。

身体と心は繋がっているし、実際、知的・精神の人で身体症状を合併してる人も多いしね。

だいだい、総合リハとか全人的にとか言っておいて、なんで医療福祉に関わる資格が沢山あるんだろう?

小分けにするからセラピストの視野が狭くなるんですよ。

狭い人たちが集まっても連携なんて生まれっこないんだよね......



と、脱線するのはこのくらいにしておいて、

近いうちに生活訓練(心のリハビリ)について脳科学セミナーをやりたいですね。

理学療法士の人たちがどれだけ興味を持つか分かりませんが、生活と参加って大事でしたよね?^^

ミューズ神戸(CBR監修の脳科学グループホーム)に関わってて感じることなんですが、生活の基盤が出来てないと、昼間にちょろっとPTやOTしたところで、焼け石に水なんだよね。

多くのPTやOTはそんなこと気づいてないだろうけども。

セミナーではそのあたりのことも話してみたいですね。



で、そうそう、セミナーと言えば、今月開催のこちらのセミナーも総合リハをやりたい人は必修です。

歩行の神経科学とバイオメカニクス

神経系と運動器系がどのように連携し奇跡的とも言える二足歩行を可能にしているのか。

力学をベースにした身体動作解析の基本と表出される動作の背後にある神経制御の仕組みを一体的に理解するためのセミナーです。

開催まで残り2週間となりました。


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CBR脳とバイオメカニクス研修会
〜歩行の神経科学とバイオメカニクス〜

■会期

1日目 2017年12月16日(土)14:00〜18:00
2日目 2017年12月17日(日)10:00〜16:00

■会場

東京都台東区(浅草雷門周辺)セミナールーム

■講師

福岡国際医療福祉学院 専任教員
国際医療福祉大学大学院 准教授
玉利 誠

■企画・コーディネーター

神戸学院大学 准教授
脳とリハビリ研究所 ディレクター
坂本 年将

■参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics

■研修会プログラム
http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics/program2017.pdf

■詳細は、こちらのブログをご覧下さい。
http://www.toshiznet.com/2017/10/blog-post.html

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

2017年11月30日木曜日

囲いを作っていませんか?

さて、先日書いたこちらのブログ(大学院生を募集します。)ですが、早速、反応がありました。

「私でも応募できますか?」

とか、

「研究テーマは決まってないんですが...」

とか、

「2年後に修士が終わるので博士でお願いします」

とか、

皆さん、それぞれ不安があったり事情があったりしますよね。

あと、

「遠方に住んでいるので、坂本先生と勉強したり研究したり仕事したりしたいんだけど、なかなかハードルが高いです」

といった人もいます。

確かにね...

セミナーなら全国ツアーが出来るけど、大学院はツアーできないもんね。。。そう簡単には。

要は今の仕事を辞めて神戸での在学中どうやって食いつなぐかって話なんでしょうけど、、、ここに一つソルーションがあります。

イルージョンじゃないですよ。ソルーションです。

たとえばですね。今、ミューズ神戸で事業拡張の話があるんですが、スタッフとして仕事の一翼を担ってもらうとかね。

そんなことも話次第ではあり得るわけです。。。

大抵の場合、何かをやる時に障害に囲まれている人というのは自分の心の中でその囲いを作り出しているわけで、そのブロックさえ気持ちの持ちようで取っ払ってしまえば生き抜く方法はアレコレ見つかるように思います。

一人で暗いこと妄想しないで、僕にも相談して下さいね。

万難排して無から何かを作り出すことが、これから研究者、起業家となる皆さんの仕事になるわけですから。

2017年11月29日水曜日

大学院生を募集します。

皆さん、こんばんは。お久しぶりです。

このブログを含め、最近ネットでの活動をサボっていますが、見えないところで毎日ギンギンに仕事しています。

今年は脳障害者の方々のグループホーム(ミューズ神戸)立ち上げを企画監修するなど新たなことにチャレンジしてきましたが、来年はさらにもう一つ、新しいことを始めたいと思っています。

まだまだ構想段階で実現するかどうか協議中の案件ではありますが、実現すれば研究所(CBR)全体としてちょうどバランスが取れるような事業になると思うので楽しみです。

事業規模が大きくなってくると当然一人では現場もオフィスも回せなくなるわけで、チームビルディングというか組織化というか、とにかくカンパニー(仲間)を作らなければならなくなる。

「採用」という課題が出てくるわけです。

今、僕が一番欲しいものは、志を同じくする有能なパートナー。

もちろん「有能」と言ってもそのスタイルは色々あるので、テキパキ・ビシバシだけを意味してるわけではありません。

プロジェクトごとに適任な人が複数いるのが理想的ですね。

===

で、ここからが今夜の本題になるわけですが、

僕のパートナー候補の一人として、大学院生を募集します。

普通、リハビリ系の大学院生というと、

1)平凡な研究課題があって、
2)地味にこつこつデータ取りして、
3)三流国際誌に発表して自己満足、

という人が多いと思うんですけど、もっと違った形のモチベーションがあっても良いかと思うんですね。

たとえば何か事業を興すために研究するとか。

起業志向型の大学院生です。

もし、そういうタイプの人がいるなら、一度、私に連絡して下さい。

来年4月の入学に向けて既に数名の候補者と面談しています。

現時点で残り1枠といったところです。

人生の流れを変えるため。

やる気と勇気を持って一歩踏み出してみて下さいね。

連絡先:坂本年将 Facebook(メッセンジャー)

2017年10月30日月曜日

歩行の神経科学とバイオメカニクス(東京会場)

12月16日・17日の二日間。東京でCBR臨床教育セミナーを開催します。

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 CBR脳とバイオメカニクス研修会
 〜歩行の神経科学とバイオメカニクス〜
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昨年同時期に開催された東京会場で大反響を得た伝説の研修会。

神経科学とバイオメカニクスをまとめて学べる次世代型の研修会です。





今年も私、坂本の企画・司会進行のもと、講師に福岡国際医療福祉学院の玉利誠先生をお迎えします。

玉利先生は日本神経理学療法学会の理事でもあり、既にご存じの方も多いと思いますが、私が先生と(ネットで)出会ったのは3年ほど前になります。

私のこのブログ「脳科学者の身辺雑記」に毎回いいね!をしてくれる人がいて、「この人誰だ?」と思いメールしたのが始まりです。

初めてお会いしたのは2年前。東京で開かれた全国理学療法学会でした。

「初対面なのに全くそんな感じがしませんね」と話が弾み、半年後にはセミナー開催。

これまで、

【CBRシンポジウム2016】(神戸)

【CBR熊本地震復興支援チャリティーセミナー】(福岡)

【CBR2016】(淡路島)

で先生のご専門である脳画像解析のお話を中心に講演して頂きました。

今回の研修会では玉利先生のもう一つのご専門である動作解析の話を加え、神経科学とバイオメカニクス(運動学)の観点から歩行について解説して頂きます。

神経科学と運動学は理学療法士にとって最も重要な基礎学問ではありますが、この二つの領域を融合する試みはリハビリテーションの世界においてこれまでほとんどなされてきませんでした。

これは両者に精通するセラピストが数少ないということでもあり、この不足を埋める教育プログラムの開発が急務であると考えてきました。

身体運動の制御は感覚機能を介した筋骨格系と神経系との相互作用によりなされています。

セラピストはこの仕組みを包括的に理解することが必要です。

私が知る限り、玉利先生はこの仕組みを初学者に効果的に教授することができる数少ないセラピストの一人です。

本研修会では、学生や若手が知識ゼロからでも理解できるよう、初日に加速度、モーメント、パワーといった物理学の基本的概念の解説から講義を始め、歩行に関わる関節運動の法則性を力学的に理解していきます。

そして2日目にはその関節運動を制御する神経系の働きについて、近年の脳画像研究からの知見や症例検討を交えて学習していきます。

先にも述べましたが、これまでのリハビリ業界では学校教育においてもそして学会においても神経系と運動器系は別物として扱われてきたように思います。

しかし、当然のことながら、人の身体運動において両者は密接に関係しています。

世界の学術は着々と学際化の方向に進んでおり、リハビリの世界においてもやがてこの波は訪れることでしょう。

「神経系が専門です」「運動器が専門です」といった専門性が意味を成さない時代が来るということです。

これからリハビリテーションを学んでいく学生や若手はキャリアの出来るだけ早い段階でそのことに気づき、視野を広げ統合する術を身に付けていかなければなりません。

この研修会がその一つのきっかけになれば幸いです。

次世代のリハビリテーションを担う皆さんへ。

今年も数多くのご参加お待ちしています。


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 CBR脳とバイオメカニクス研修会
 〜歩行の神経科学とバイオメカニクス〜
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■会期

1日目 2017年12月16日(土)14:00〜18:00
2日目 2017年12月17日(日)10:00〜16:00

■会場

東京都台東区(浅草雷門周辺)セミナールーム
*会場所在地はお申込み後お知らせします*

■講師

福岡国際医療福祉学院 専任教員/国際医療福祉大学大学院 准教授
玉利 誠

■企画・コーディネーター

神戸学院大学 准教授/脳とリハビリ研究所 ディレクター
坂本 年将

■研修会プログラム

http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics/program2017.pdf

■参加申込サイト

http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics

■講師プロフィール

1998年宮崎大学教育学部、2001年宮崎リハビリテーション学院卒業。臨床を経て、2006年より福岡国際医療福祉学院にて教鞭を取る。2015年国際医療福祉大学大学院理学療法学分野講師。2017年同准教授。脳卒中・パーキンソン病患者らの脳画像・動作解析に取り組んでいる。自身の研究に基づき、これまで数多くの研修会にて講師を務める。セラピストの卒後教育分野において現在最も活躍する理学療法士の一人である。2017年より日本神経理学療法学会理事。

■主催者プロフィール

1989年神戸大学医療技術短期大学部卒業。1994年まで神戸大学医学部附属病院理学療法部にて股関節症患者の運動力学的研究に従事する。1994年渡米。1995年ニューヨーク州理学療法士免許取得。その後、コロンビア大学大学院(修士)、MIT脳認知科学科大学院(博士)等を経て現職。『カンデル神経科学』をベースにしたニューロサイエンス基礎講座【CBRベーシック】を中心に、全国各地で基礎と臨床を繋げる各種セミナーを開催中。


主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

2017年9月18日月曜日

裏を返せば...

先日、二日間にわたり県のサービス管理責任者研修会に行ってきました。

相談支援専門員と合わせて830名ほどが来ていたというから、なかなかに人気の研修会ですね。

障がいを持った人たちに福祉サービスの利用を勧めたり、サービスの内容を具体的に計画したりする人たちです。

個人的にこれまで医療、科学、教育と職域を拡大してきましたが、CBRグループホーム【ミューズ神戸】への関わりをきっかけに、このたび福祉の世界にも首を突っ込むことになりました。

医療と福祉の融合。

総合リハビリテーションです。...


研修会の内容は講義があったり事例紹介があったり座談会があったりとカラフルな構成で、短い時間の中で実務の概要を効率的に学ぶことが出来ました。

中でも、

「障がい者の気持ちを大切にしよう(本人中心支援)」

とか、

「支援者たちは立場を超えて力を合わせよう(連携)」

とか、

「目標が生きる力を与える(エンパワメント)」

とか、

研修会を通して繰り返し繰り返し語られていたことは「なるほどそうだ」と印象に残りました。

でも、これは裏を返せば、

「本人は周辺に置き去りにされ」

「支援者たちは互いにバラバラで」

「漫然として生きる力が失せる」

ような現場があるということなんですよね。。。

たぶん、そのような現場はたくさんあって、普通は放っておくとそのような現場になってしまうので、何度も何度も言葉にして意識付けする必要があるということなんでしょう。

福祉業界の人たちの話は妙に形而上的であったり、支援者に求めるものが高潔であったり情緒的であったりしてそのレベルの高さに圧倒されてしまうことがあるのですが、そこにはそういった裏表の事情もあるのではないかと思います。


講師の先生が、

「利用者さんたちが使う『普通の言葉』で考えることが重要だ」

と仰っていましたが、

私もそれは重要だと思いますし、また普通の言葉で十分にできる仕事ではないかとも思います。

でも一方で、

「エンパワメント」

とか、

「ノーマライゼーション」

とか、

「ストレングス」

とか、

サービスを利用する人たちが使いそうにない言葉を好んで使っているようにも思うんですね。

一昔前までは「クライエント」なんていう言葉も流行ってたみたいです。

例えばですけど、

「利用者のストレングス」

は、

「利用者の強み」

で良いんじゃないの?

「ストレングス」に何か特別な意味でもあるんでしょうか...?

2017年9月9日土曜日

痛みのクリニカルリーズニング

だいぶ涼しくなってきましたけど、まだまだ暑いですね。

この夏からは障がい者グループホーム【ミューズ神戸】の運営が始まるなど、医療職者を対象とした研修会の開催だけでなく、臨床のフィールドも開拓することができました。

グループホームは本当に楽しいです。ここには人の心と振る舞いを変えていく可能性が山盛りにあることを実感しています。

来週、【CBR2017】が例年通り淡路夢舞台であるのですが(今年は実は内々で...)、ここで少しミューズ神戸の様子もお話しする予定です。

お陰さまでCBRも多角的に活動を展開しています^^


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さて、今月は、来月東京で開催の「痛みのクリニカルリーズニング」を強力に案内していきたいと思っています。

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【CBRクリニカルリーズニング講習会】
〜痛みのクリニカルリーズニング〜
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■日程
2017年10月21日(土)14:00〜18:00
2017年10月22日(日)10:00〜16:00

■会場
J-Workout 株式会社
東京スタジオ
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今回講師をお願いします Physio Study Kyoto 代表の永井豊美先生とは3年近く一緒に仕事をさせて頂いています。

ちょうどCBRがセミナーを始めた頃からですね。

運動器のニューロサイエンスセミナーに参加されて、その後、神戸でクリニカルリーズニング(CR)の研修会を共同で開催したのが始まりです。

徒手療法を専門にされていましたが、「運動器疾患の治療にも脳の理解は必須である」と仰られ、CBRベーシック(“カンデル神経科学マスタープログラム”)も受講頂きました。

昨年7月には永井先生の伝(つて)で京都にCRの世界的第一人者Mark Jones先生をお迎えし、CRの国際セミナーも主催することが出来ました。

本当に「あれよあれよ」といった感じです。

今回の講習会はこのJones先生の国際セミナーのエッセンスを痛みのリーズニングに適用します。

そして日本人向けに日本語で噛み砕いてお伝えする純和風のしつらえを施しています^^

日本人なら出来れば日本的な言語世界の中で十全に講義内容を理解したいですよね。

2日間の講習会です。

1日目は【基礎編】【病態編】【臨床編】の3部構成で講義します。

「CRの基本」
「痛みのメカニズム」
「痛みのCR」

と順序良く学んでいきます。

メカニズムには、

「運動器の視点」と「神経科学の視点」

の二つがあることにご注目。

私も「神経科学」のパートで登壇します。

2日目は演習です。

2つのケースを用意しました。

初日に学んだCRの概念・手続きを痛みを有する患者の評価・治療に応用します。

参加型のグループディスカッションを行います。

運動器系のセラピスト(治療家)も神経系のセラピスト(治療家)もどちらも参加して下さい。

それでなくても(実は)狭いセラピストの守備範囲の中に垣根を作る必要はありません。

患者の痛みと格闘する治療者みんなのための講習会です。

そして、そして、今回はまた特別に脊髄損傷者専門トレーニングジム「J-Workout」さんの協力を頂き、江東区にある同社東京スタジオを会場とし開催します。

代表の谷野先生もCBRベーシックがご縁のお付き合い。

脊髄損傷者の多くが抱える痛みの問題にも有効な示唆が得られるセミナーにしたいですね。

数多くのご参加お待ちしています。

参加申込サイト
※講習会プログラムは上記サイトからダウンロード下さい

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド
協力:J-Workout 株式会社

2017年9月8日金曜日

東京セミナーとメールマガジン

こんばんは。ご無沙汰してました。3か月ぶりのブログです。

いろいろとやることもありまして、ここしばらくブログを書くことの優先順位が下がってたんですが、またそろそろ復活させていきたいです。

メールマガジンの方も同じく再開します。

10月21日、22日と Physio Study Kyoto の永井豊美先生と東京で痛みの講習会をやるんですが、これに向けて書いていきます。

講習会では僕も登壇します。それまでに日々行う一人勉強会の内容等を実況中継してみようというわけです。うまくいくかどうかは分からないですが、何事も経験ですからね^^

一般の人向けではなく、痛み好きなマニアな人たちが対象になると思うんですけど、興味のある方はメルマガ登録しておいて下さい。

お名前とメルアドと住んでらっしゃる地域を入力頂けると登録できます。

これまでにCBRのセミナーにご参加頂いた方はすでに登録されていますので、その場合は新たな手続きは不要です。

メルマガ登録サイト
http://toshiz.net/newsletters

登録お待ちしてますね。

2017年6月22日木曜日

通常のグループホームは、、、

ご無沙汰してました。脳科学者の身辺雑記。

ここしばらく自転車漕ぎまくってたんですが(比喩です)、少し落ち着いてきましたかね。

ブログもまたどんどん書けるようにほかの仕事をサクサクお片づけしていきたいです^^

来週末(7月1日・2日)は札幌でマスタープログラムなんですが、もし参加されたい方がおられたら、こちらから駆け込みで申し込みお願いします。

先ほど事務局のステラマインドさんに確かめたら、今回は参加者が少ないので、このままだと今後の札幌開催は難しくなるとのことでした.....T_T

皆さん、札幌の灯火(ともしび)を絶やさないで下さいね。。。マジでこれが最後になるかもしれないです。。。

CBRマスタープログラム参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp



グループホーム【ミューズ神戸】の方は順調です。

来月にはほぼほぼ満員御礼でスタート出来そうです。

でも今日は、とある福祉サービス事業者の方々とお話していてとても不愉快な思いをしました。

何の権限があって偉そうなことを言われてたのか全く分からないのですが、どうやら僕らのホームを快く思ってないんですよ。

「通常のグループホームは、、、」

とか、

「普通は、、、」

とかいった言葉を使って批判するのですが、

僕にとったら、法令違反を指摘するならまだしも(指摘されても争うだろうが...)、

そんなその人たちの常識持ち出されても「はい、はい」と無批判に従うつもりはないんですよね。

「通常じゃなくちゃいけないんですか?」

「普通って何?」

って言いたいです。

以前、積水ハウスと最高裁まで裁判した時に、向こうさんが、

「通常の打合せ」

とか、

「普通は、、、」

とかよく言ってたことを思い出した。

あなたにとっての「通常」とか「普通」は必ずしも私にとっての「通常」とか「普通」ではないんですよ。

たとえば、洋服屋さんに行って、店員さんが、

「どんなTシャツをお求めですか?」

って聞いて、

「通常のTシャツです」

って答えても、分からない店員さんはきっといるはずです。

「私の夫は普通の人で...」

と言ってもその普通のレンジは大きいだろうしね。

こういう「通常」とか「普通」が好きな人たちって、信じるのは得意かもしれないが、考えるのは苦手な人たちが多いように思う。

自分の信じる世界を超えて想像してみることが出来ないのだ。

皆さん、どう思いますか?


「神戸市長が認めてんだからそれの何が悪いんすか?」

って(少しきつめに)言い返したら、ひるんでましたけど、目線が保守的なだけにひょっとすると権威に弱い人たちなのかもしれないね...^^


ま、そんなこんなで日々いろんな人に出会うんだけど、会う人みんなに何かしらの影響を及ぼせる人でありたいですね。

2017年5月24日水曜日

おいおい、ヤバイで...

福岡でのマスタープログラム終了しました。受講者の皆さんともいろいろお話出来て楽しい2日間でした。

最近は「脳科学」と銘打った本を読んだり講演を聞いたりして勉強している療法士も数多くいますが、それでも僕の講義を受けて「初めて学ぶことが多かったです」というコメントを残して帰っていく人たちもたくさんいて、「一体みんなどんな脳科学を学んでいるんだろう」と思うことが時どきあります。

自分としては何気なく語っていることが聞き手にとっては衝撃的(impressive)であったりして、みんなと話しているといろんな発見があります。

「マスタープログラムの上位コースは無いんですか」という質問もありましたが、確かにここで終わると寂しい気もするので何か作れると良いですね。

これは「臨床的な内容のセミナー」ということではなく(これについては既に計画しています...)、基礎の上級編ということですけども。

究極的には大学院に来てもらって臨床なり研究なりの考え方を体得するのが良いと思いますが、それが難しい人や、その前段階として、という人たちのためのトレーニングプログラムになります。

リハビリの世界は基礎なしで十分にやっていける世界ですが、やはり理論的にも何か確たる意味あることを目指すのであれば基礎は必要だろうと思いますのでね。。。


話は変わりますが、ここ最近、うちの学科の3年生に統計学を教えています。

Σとか分布とか確率とか話しているんですけど、厳密な理解を要する局面になると場が動揺します。

「おいおい、ヤバイで...」

みたいな感じです。

その空気に耐えられない子たちは机に突っ伏し話を聞くのも止めてしまいます。

そんな時、

「この子たちって、本当に理系の子たちなんだろうか...?」

と思うんですけど、本当はそうでないことくらい僕も知ってます^^

たぶん、そういうトレーニングを受けてない人たちを理系の学生として大学に迎え入れていることや、「理学療法士」なんていうミスリードな名称の付いた資格を与えようとしているところが問題なんでしょうね。。。


話は変わりますが、昨日は大阪の貝塚市にある知人の障がい者グループホームにお邪魔し現場の業務に関して教えを受けた後、大学に戻り講義をし、その後また直ぐに大阪梅田にある知人のオフィスでがっつりホームページの製作会議を行いました。

CBRのホームページをリニューアルするんですが、ここの会社は単なるHP屋さんではありません。彼らと共にチームを組んで、これから巨大企業を相手に戦っていきます。。。

こうやって行ったり来たり、教え教えられ、インプットとアウトプットを交互にやると、脳や身体に良いみたいですよ^^

2017年5月19日金曜日

近況です。

しばらくブログをご無沙汰していましたが、いつもと変わらず元気です。

CBR(脳とリハビリ研究所)も一つの転換期に入っておりまして、ここしばらく新たな体制づくりに勤しんでいます。

先週は東京で人と会う仕事を幾つかこなした後、千葉幕張メッセで全国理学療法学会でした。

学生が一つ研究発表をし、僕自身は基礎のセッションで座長(司会)をしました。

セッションの感想は、、、そうですね、、、何と言えば良いのか、、、いずれも素晴らしい研究発表でした^^

今年で「全国学会」は終わりで来年以降は各専門分野ごとの「分科学会」になるそうです。

時代を逆行しているのか、先端を10年ほど先駆け突き抜けているのか分かりませんが、そもそもこれだけPTが増えると参加者を収容できる会場を確保するだけで大変ですよね。

僕自身は「全国」がないと学会からは足が遠のきそうなのですが、いろいろと事情があることだから仕方ないですよね^^

明日・明後日は福岡でCBRベーシック・マスタープログラムの後半戦です。

6月からは東京会場が開幕し、7月からは札幌、9月からは高松会場も始まります。

札幌と高松は今日から本格的に参加申込を受付けています。

■CBRベーシック・マスタープログラム参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp

札幌は少し日が迫っていますが、宜しくお願いします。

CBRが企画・監修する障がい者のためのグループホーム「ミューズ神戸」の開業準備も着々と進んでいます。

生活支援員・世話人スタッフの募集もしていますので、興味のある方はメッセンジャー(Facebook)に連絡下さい。PT、OT、STの夜勤・週末バイトも歓迎です。学生さんも歓迎です。ほかのバイトと比べ、必ずセラピストとしての経験値が上がるはずです。

■ミューズ神戸スタッフお問い合わせ(坂本年将メッセンジャー)
http://facebook.com/toshiznet

7月大阪、8月福岡で開催のCBR臨床教育セミナー「歩行の神経科学とバイオメカニクス」も絶賛申込受付中。

■CBR脳とバイオメカニクス研修会参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics

そのほか、秋頃に仙台でCBRベーシック・ショートプログラムを開講するかもしれません。いや、必ず開講したいです。。。この夏からスカイマークが神戸-仙台便を飛ばすというのでそのお祝いにd..^^

11月にはバンコクに飛ぶ予定も入ってきました。タイに詳しい人、おススメのご紹介など宜しくお願い致しますmm

2017年5月6日土曜日

歩行の神経科学とバイオメカニクス

7月大阪、8月福岡でCBR臨床教育セミナーを開催します。

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 CBR脳とバイオメカニクス研修会
 〜歩行の神経科学とバイオメカニクス〜
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神経科学とバイオメカニクスをまとめて学べる二日間の研修会です。





私、坂本の企画・司会進行のもと、講師に福岡国際医療福祉学院の玉利誠先生をお迎えします。

玉利先生とはネットで繋がり始めて3年ほどになります。

私のこのブログ「脳科学者の身辺雑記」に毎回いいね!をしてくれる人がいて、「この人誰だ?」と思いメールしたのが始まりです。

初めてお会いしたのは2年前。東京で開かれた全国理学療法学会でした。

「初対面なのに全くそんな感じがしませんね」と話が弾み、半年後にはセミナー開催。

これまで、

【CBRシンポジウム2016】(神戸)

【CBR熊本地震復興支援チャリティーセミナー】(福岡)

【CBR2016】(淡路島)

で先生のご専門である脳画像解析のお話を中心に講演して頂きました。

今回の研修会では玉利先生のもう一つのご専門である動作解析の話を加え、神経科学とバイオメカニクス(運動学)の観点から歩行について解説して頂きます。

神経科学と運動学は理学療法士にとって最も重要な基礎学問ではありますが、この二つの領域を融合する試みはリハビリテーションの世界においてこれまでほとんどなされてきませんでした。

これは両者に精通するセラピストが数少ないということでもあり、この不足を埋める教育プログラムの開発が急務であると考えてきました。

身体運動の制御は感覚機能を介した筋骨格系と神経系との相互作用によりなされています。

セラピストはこの仕組みを包括的に理解することが必要です。

私が知る限り、玉利先生はこの仕組みを初学者に効果的に教授することができる数少ないセラピストの一人です。

本研修会では、学生や若手が知識ゼロからでも理解できるよう、初日に加速度、モーメント、パワーといった物理学の基本的概念の解説から講義を始め、歩行に関わる関節運動の法則性を力学的に理解していきます。

そして2日目にはその関節運動を制御する神経系の働きについて、近年の脳画像研究からの知見や症例検討を交えて学習していきます。

先にも述べましたが、これまでのリハビリ業界では学校教育においてもそして学会においても神経系と運動器系は別物として扱われてきたように思います。

しかし、当然のことながら、人の身体運動において両者は密接に関係しています。

世界の学術は着々と学際化の方向に進んでおり、リハビリの世界においてもやがてこの波は訪れることでしょう。

「神経系が専門です」「運動器が専門です」といった専門性が意味を成さない時代が来るということです。

これからリハビリテーションを学んでいく学生や若手はキャリアの出来るだけ早い段階でそのことに気づき、視野を広げ統合する術を身に付けていかなければなりません。

この研修会がその一つのきっかけになれば幸いです。

次世代のリハビリテーションを担う皆さんへ。

数多くのご参加お待ちしています。


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 CBR脳とバイオメカニクス研修会
 〜歩行の神経科学とバイオメカニクス〜
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■会期

<大阪会場>
1日目 2017年7月8日(土)14:00〜18:00
2日目 2017年7月9日(日)10:00〜16:00

<福岡会場>
1日目 2017年8月19日(土)14:00〜18:00
2日目 2017年8月20日(日)10:00〜16:00

■会場

新大阪駅・博多駅周辺(徒歩圏内)セミナールーム
*会場所在地はお申込み後お知らせします*

■講師

福岡国際医療福祉学院 専任教員/国際医療福祉大学大学院 講師
玉利 誠

■企画・コーディネーター

神戸学院大学 准教授/脳とリハビリ研究所 ディレクター
坂本 年将

■研修会プログラム

http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics/program2017.pdf

■参加申込サイト

http://stellar-mind.com/cbr-biomechanics

■講師プロフィール

1998年宮崎大学教育学部、2001年宮崎リハビリテーション学院卒業。臨床を経て、2006年より福岡国際医療福祉学院にて教鞭を取る。2015年国際医療福祉大学大学院理学療法学分野講師。脳卒中・パーキンソン病患者らの脳画像・動作解析に取り組んでいる。自身の研究に基づき、これまで数多くの研修会にて講師を務める。セラピストの卒後教育分野において現在最も活躍する理学療法士の一人である。

■主催者プロフィール

1989年神戸大学医療技術短期大学部卒業。1994年まで神戸大学医学部附属病院理学療法部にて股関節症患者の運動力学的研究に従事する。1994年渡米。1995年ニューヨーク州理学療法士免許取得。その後、コロンビア大学大学院(修士)、MIT脳認知科学科大学院(博士)等を経て現職。『カンデル神経科学』をベースにしたニューロサイエンス基礎講座【CBRベーシック】を中心に、全国各地で基礎と臨床を繋げる各種セミナーを開催中。


主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

2017年4月29日土曜日

【ミューズ神戸】見学会

4月もあと2日で終わりですね。

今月はブログも十分に書けなかったんですが、そのことを除けば、色々とこなしたひと月でした。

先日、このブログでアナウンスしたCBRグループホーム「ミューズ神戸」が本日正式に神戸市より事業所指定を受けました。5月1日付けです。

昨年の11月ごろにゼロから動き始めて年末に指定申請のための書類提出。その後、少しゴタゴタあって当初の予定より3ヶ月遅れてのゴールインです。

ま、「ゴール」と言ってもこれは入学や就職や結婚みたいなものでここから始まるわけですが、ひとまずスタートラインに立てたということですね。

指定申請のプロセスの中でデイサービスやら作業所やら、訪問看護、訪問介護についてなど、いろいろと福祉事業について学ぶことができました。

リハビリ業界に身を置きながら具体的なことはほぼ何も知らなかったところ、実際に走りながら学んでいくことで学校で座りながら学ぶより遥かに効率的に知識を身に付けていくことができました。。。

ホームの実際の開業はまだ少し先になるのですが、事始めとして5月5日に現地見学会・個別相談会を開催します。

すでに垂水区周辺の障がい者生活支援センターの皆様にはご案内をお届けしています。

成人で知的障がいや心的障がいをお持ちの方々、そのご家族・支援者の方々で現在グループホームをお探しの方がおられましたら、是非とも「ミューズ神戸」にご一報下さい。

脳の理解に基づく生活支援を展開していきます。


■ミューズ神戸
株式会社ステラマインド福祉事業部
電話 078-262-1794(平日9時〜17時)
メール muse★stellar-mind.com(★を@に)(24時間受付)

※ご連絡を頂いた方にホーム所在地をお知らせします。


宜しくお願いします。

2017年4月9日日曜日

CBRシルクロード企画

昨年12月、東京赤坂で開催した「脳とバイオメカニクス研修会」。

この夏に大阪と福岡で再演します。

■大阪会場

2017年7月08日・09日

■福岡会場

2017年8月19日・20日

前回、東京で開催した時に非常に盛り上がった研修会でしたが、その時の熱を西日本で再び起こそうという魂胆です。

東京→大阪→福岡と、日本のシルクロードを講師の玉利先生と旅していきます。

ヒトの歩行を神経科学とバイオメカニクスの両面から理解するための研修会です。

ニューロだけでもなく、運動器だけでもなく、漏れなく学びたい人は会場に集結して下さい。

受講の申し込みは近日このブログ等で案内します。

お楽しみに。


*この研修会に関わるこれまでのブログ*


「一つ」の範囲

新年度になりました。もう1週間ほど経ちましたけど...f^^

今年度も昨年度を継続する形で人生を展開していきたいと思います。

継続する中で新しいことも幾つか始まる予定です。

先日ここで書いたグループホーム【ミューズ神戸】もその一つですが、その他にもいろいろあるんですね。

「一年にやることは一つだけ」

といったアドバイスをする人もいますし、それはそれでもっともだと思うのですが、「一つ」の範囲をどう解釈するかで一つのものが二つ三つに見えたりすることはあると思う。

つまりそのう、幾つかの要素が揃わないと目的が達成しないような場合です。

たとえば、ミュージシャンがアルバムを一枚作る時には悲しい曲やら嬉しい曲やらいろんな曲を書かなくてはならないだろうし、小説家であれば長編を書くのに並行する幾つもの物語を立ち上げる必要がある。

「プログラム」と言っても良いかもしれない。

個々の治療プログラムが一つの症状の寛解に繋がったり、短期ゴールの集合体が長期ゴールの達成を意味していたりします。

そういう風に考えると、1曲作るのに1年丸ごとかかっていては遅すぎて、2曲、3曲と同時に手がける必要がある時だって普通にあると思うわけ。

それが上手くいくかどうかはさておき、チャレンジしないことには、乗り切ることも出来ないんだよね。

2017年3月23日木曜日

開業します。

久方ぶりに0時前の投稿です^^

前回は政治塾の話をしましたが、今夜はグループホームの話をします。

CBRの新規事業の一つとしてこの5月からグループホーム「ミューズ神戸」を開業することになりました。

主に知的障害や精神障害など、脳に何らかの事情があり、社会に適応することが困難な人たちを受け入れます。

場所は神戸の垂水区です。物件は南向きの素敵なお庭がある一軒家。2階の各部屋からは淡路島と繋がる明石海峡大橋が一望できます。

正確に言うと、CBRは顧問で、事業主はCBRの事務局機能を担ってくれている株式会社ステラマインドさん。

障がい者の方々にとって、脳科学に基づく快適な生活空間をデザインすることがCBRに課せられたミッション(使命)です。

このミッションの実現に少しでも興味のある方は我々にお力添えを頂けないものかと考えています。

たとえば利用者やスタッフのご紹介などですね。

5月開業といってもまだまだ準備することがあり、本当にネコの手などではなくヒトの手を借りたいところなのですよ。

CBRならではのみんなが元気になる楽しいホームを作りたいと思っています。

ミューズ神戸。よろしくお願い致します。

2017年3月22日水曜日

理学療法士のための政治塾

あっという間に深夜だね。

ここ数週ほどの間にいろいろ新しい動きが出て来て自分的には良い感じになってきました。全国ツアーの方も今月に入り高松、東京とやり終えました。

全国各地でいろんな人と会って話をしますが、みんなこのブログは読んでますね。

ま、読んだ人が僕とリアルで会っていると言った方が良いのでしょうが。。。

話をしていて、若い人たち(30前半くらいまでかな?)の多くが数ある情報に振り回されている状況をひしひしと感じますね。

振り回された挙げ句に何か確たるものを得られれば良いのだけど、どうやらそうでもないみたい。

ちょっと上から目線で悪いんだけど(でも上から見ないと良く見えない場合もあるのでそれで良いんだけど)、みんなセラピストだけで構成された小さな村の中にいるということに早めに気づいた方が良いと思う。

一歩外に出れば、みんなが深く信じているものが実はたわいないものであることが良く分かるよ。

でも、なかなか出るチャンスはないよな。。。

18歳の時に学校に入って、そこから隔離された環境下で純粋培養されるわけで、30歳になる頃には立派な療法士になってるよね。

アメリカで教育受ければアメリカ的になるし、北朝鮮で教育受ければ北朝鮮的になるのと同じことだ。

その村にいて幸せな人たちはそれで良いのだけど、モヤモヤしてる人たちや村をもっと良くしていきたい人たちにとって何か救いとなるものを生み出す必要を感じるね。

そう、新たな宗教なり、新たなサプリなり、馴染まない人たちや、はみ出る人たちの受け皿を用意するということだ。

東京から帰った翌日の春分の日に、群馬で市議会議員をしているM先生と理学療法士のための政治塾を立ち上げることになった。

今展開中の全国ツアー同様、僕にとってこれは数ある試みの一つである。

塾の具体的な中身はこれから決めるが、療法士の未来のため、日本の未来のために我こそはと思う人は是非とも入塾して頂きたい。

詳しくは、また改めてアナウンスする。

2017年3月14日火曜日

息の長い人はみんな基礎のある人です。

昨日は高松でCBRでした。

調子の良い日で最初から最後までノリノリで突っ切りました。

もちろんどの会場でも準備を含めて全力を尽くしているのですが、それでもイメージ通りに場を作れたり作れなかったりする。

これは前にも書いたことがあるけど、その場のほんのちょっとした気の流れで同じ話でも伝わり方が違ってくるのです。

ここまでツアーは6会場でやりましたが、10月の大阪と今回の高松が僕にとってのベスト2だね。

そういう時は会場の反応もすごく良い^^

ま、大阪と違って高松の人たちは控え目なのでリアクションは派手に起こさないんだけど、話を聞く目を見てたらそれは伝わります。

あまり休む間もなく、今週末は東京です。

とっくに当初の定員は突き抜けていますが、お席を増やして少し空きがある状況です。

今から駆け込んでもまだ受付できますのでね。

浅草で開催します。

CBRベーシック・ショートプログラム 参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

前回のブログで書いた永井先生との秋開催の研修会(東京)も面白いものができそうです。こちらは本当に実学・実業系の企画にしていくつもりで、平たく言えば、独り立ち出来るセラピストを育てたいと思っています。

そしてこの研修会のベースになるのが現在募集中の「ベーシック・プログラム」なんですね。

実は永井先生も2年ほど前に「CBRベーシック・マスタープログラム」を修了していて、そこで習得されたことをご自身の臨床に落とし込まれています。

息の長い人はみんな基礎のある人です。

2017年3月12日日曜日

こだわりの専門店

今夜は香川県の高松市に来ています。ごくごく普通のビジネスホテルに泊まってるんですが、部屋も広いしデスクスペースもたっぷりあって快適です。近くにコンビニがゴロゴロ無いところが不便ですが、そのくらいは少し我慢すれば良いことです。高松は神戸からだと車で2時間ほどだから日帰り圏内なんですよね。京都や鳥取に行くのと同じくらいでしょうか。

そうそう、京都と言えば、今日は我が家にPhysio Study Kyotoの永井先生にお越し頂き、妻を診察してもらいました。悪いところをサササっと見つけ出してもらい、1時間後には姿勢の矯正が完了しました。こういう名人が身近にいるとほんとうに救われますね。うちのリビングにはベッド(治療台)が無いのにどうするんだろうと思ってたのですが、ラグ1枚あれば十分なんですね^^

セッションが終わった後、今後の打ち合わせをしたんですが、秋頃に東京で永井先生と研修会を開催することになりそうです。それも1回で終わるようなものではなく、ちょっと本腰入れた内容にしていきたいと思っています。彼女の治療ノウハウは、概念的には運動学をベースに神経科学を絡めて構築されたもので、技術的には各種の手技を必要に応じて適用していきます。

クリニカルリーズニングという患者を診る上での基本的な考え方とそれを実践するために必要なマニュアルスキルを兼ね備えたセラピストはなかなかいるものではないので、僕としては、永井先生の技をみんなに広めたいんですね。治療の流派が大きくなってくると、そこには村社会が生まれ、実のない権威主義が後から続く者たちを統制し始めるものですが、永井先生は言わば個人でやってる「こだわりの専門店」で、僕の好みにも合っています。

何が良いのか分からない人たちは大手の既製品を訳も分からず有り難がるものですが、そういう時代もそろそろ終わろうとしています。リハ業界も一般社会の流れに乗っていかないとね。。。

いろいろ夢は膨らみますが、まずは明日はCBR高松会場です。満席ぎゅうぎゅう詰めの状態で、参加者の皆さんには暑苦しい思いをさせてしまいそうですが、その熱気をエネルギーにセミナーが終わる頃には一皮剥けて下さい。

3/19 CBR東京会場も50席に増席後、残りあと数席となっています。現在、募集中のマスタープログラムへと繋がるニューロサイエンス導入編です。日程が空いている人は迷わずに、そして空いていない人は都合を付けてでも参加してみて下さい。

お待ちしています。

■CBRベーシック・ショートプログラム 参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

■CBRベーシック・マスタープログラム 参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp

2017年3月6日月曜日

CBRベーシック・マスタープログラム

★ 脳とリハビリ研究所 ★
〜CBRベーシック・マスタープログラム〜

<基礎編> 神経解剖・電気生理・分子生物・神経進化・神経発達学
<システム編> 感覚・痛み・運動・情動・学習・記憶

『カンデル神経科学』をベースに脳科学の基礎を習得する集中講座です。

下のポスターをクリックすると、概要がコンパクトにご覧いただけます。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 





現在、全国で開講中のCBRベーシック・ショートプログラム(SP)の上位コースです。

定員は各会場20名。

すでにSP受講者から続々と先行予約が入っています。
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『カンデル神経科学』の読み方を学べる4日間集中のプログラム。

神経解剖学、電気生理学、分子生物学をベースに、神経進化、神経発達、感覚、痛み、運動、情動、学習、記憶の神経科学を学べます。

SPとはまた違う次元で受講者の方々と向き合います。

分かったつもりになってもらうのではなく、
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厳密に理解してもらいます。
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海外のエリート校で脳研究の道を目指す方からリハビリ治療を臨床実践するセラピストまで、共通の理解を得て頂きます。

多数のご参加お待ちしています。

CBRディレクター
坂本年将


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★ 脳とリハビリ研究所 ★
〜CBRベーシック・マスタープログラム〜
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※全4日間のコースです※

講師:坂本年将(CBRディレクター)


■福岡会場(博多駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月15日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月16日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月20日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月21日 10時〜16時(日)

■大阪会場(新大阪駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月22日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月23日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月27日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月28日 10時〜16時(日)

■東京会場(都内会場未定)

1日目 2017年6月10日 14時〜18時(土)
2日目 2017年6月11日 10時〜16時(日)
3日目 2017年7月15日 14時〜18時(土)
4日目 2017年7月16日 10時〜16時(日)


参加申込サイト
セミナープログラム


主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

どれだけコネがあっても...

ちょっとアナウンスが遅くなってしまったんですが、明日(3/6)夕方6時以降からCBRベーシック・マスタープログラムの一般参加募集を開始します。

おっと、「明日」と言っても、正確には今日ですね。すでに3/6です。

一昨日から始まった先行予約のペースがあまりにも勢い付いているので一般枠の公開前にお席がなくなってしまうのではないかという懸念もちらほら出てきています。

すでに電話を頂いた仲良しの皆様には裏取引にて公開前の「一般特別枠」を用意していますのでご安心下さい。

CBRはエコ贔屓の研究所なので、お付き合いの程度によっては、若干その処遇に格差をつけておりますこと、ご了承下さい。

でもこれは野球や相撲の世界では当たり前のことで、特等席(フィールド席や砂被り)というのは、カネを積んでも一見さんは手に入れることができないのです。

だからつまり、CBRと関係を築くといろいろ融通効きますよと遠回しに言いたいわけですが...^^

いずれにしろ、どれだけコネがあっても座席の数は有限なので、その有無に関わらず、一般募集開始後はお早めにお申し込み下さいネ。

Facebookページで申込サイトをアナウンスします。

宜しくお願いします。


セミナープログラム
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp/program2017.pdf

日程はこちらで確認下さい
http://www.toshiznet.com/2017/03/blog-post.html


2017年3月5日日曜日

CBRベーシック・ショートプログラム特別追加公演

★ 脳とリハビリ研究所 ★
〜CBRベーシック・ショートプログラム〜

<基礎編> 神経解剖学・電気生理学・分子生物学
<システム編> 感覚・運動・情動・学習・記憶

昨年10月23日(日)大阪会場を皮切りに、東京、札幌、福岡、名古屋、高松の全国6都市で開催されたCBR全国ツアー2016。

東京、大阪に引き続き、申込が殺到した高松・札幌の2都市において追加公演を開催します!

『カンデル神経科学』をベースに神経科学の基礎を学ぶ1日完結の研修会です。

下のポスターをクリックすると、概要がコンパクトにご覧いただけます。

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 




一日限りのセミナーですが、これを受講することで、神経科学の世界的スタンダードの一端に触れることができます。

テキストの『カンデル神経科学』は2000年にノーベル医学・生理学賞を受賞されたエリック・カンデル先生が中心となり編集された神経科学界におけるバイブル。

私も随分前になりますが、MITの利根川先生経由でPNASに投稿した論文をカンデル先生にレビューしてもらったことがあります。

好意的なレビューをしてもらったんですが、他のレフリーからの評価が辛く、結局採択には至らなかったんですけどね...f^^

今回はそのカンデル先生の代表書籍をテキストに、神経科学界が長年にわたり積み上げてきた知の全体像を日本のセラピストに伝えることで、ささやかではありますがご恩返しできればと思っています。

参加者への特典も用意しています。

詳しくは、

講義シラバス
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp/program2016.pdf

もしくは、

参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp/gw-special

をご覧下さい。

神経科学または神経リハビリテーションを学び実践していくための指針を得て下さい。


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脳とリハビリ研究所 ゴールデンウィーク特別追加公演
〜CBRベーシック・ショートプログラム〜
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■日程

2017年04月30日 高松会場 (追加公演)
2017年05月07日 札幌会場 (追加公演)

* いずれも同内容です
* 参加を希望する会場を選択して下さい

■講師

脳とリハビリ研究所
ディレクター
坂本年将

主催:脳とリハビリ研究所(CBR)
運営:株式会社ステラマインド

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申込方法などの詳細は、

参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

をご確認下さい。

脳とリハビリ研究所
ディレクター
坂本年将

2017年3月4日土曜日

その感覚を伝えたいです

昨日から始まったマスタープログラム先行予約ですが、あっという間に定員の2/3が埋まりました。

週末4日間のプログラムで日程調整も大変だと思いますが、絶対に参加する価値があります。

まだ一般公開していないので、申し込める人は僕から案内のメールを受け取っている人たちだけです。

セミナーの内容はニューロサイエンスの基礎をみっちり身につけるためのものですが、本当はこの手のプログラムは学校教育の中で提供されるべきものなんですよね。

でも学校にはそんなことまともに教えられる人はいないので、みんなほぼ何も知らないまま現場に放り込まれている。

日本の教育はレベルが高いと本気で思っている人も巷にはいるようですが、少なくとも大学(院)教育に限って言えば、全然そんなことはないです。

20年以上前に初めてアメリカの大学で教育を受けた時に日本の学校って何も大事なこと教えてないなあと深く感動した覚えがありますが、多くの日本人にその感覚を伝えたいですね。

マスタープログラムの一般参加募集は3月6日(月)から始まります。

このブログやFacebookなどでも案内します。

人の健康に関わる仕事をしていて、脳や心や神経のことを体系的に勉強したい人はこの指とまれで集まって下さい。

セミナープログラム
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp/program2017.pdf

日程はこちらで確認
http://www.toshiznet.com/2017/03/blog-post.html

思い過ごしかもしれないですが。。。

今日はひな祭り。

うちには妻以外に女の子がいないので雛人形とかないんですけどね。

息子が生まれて男の子で良かったと今は思っていますが、生まれる前は実は女の子が欲しかった。

名前も決めていたのに...。「マリちゃん」にしようと思ってた。漢字で書くと「真理」。「Truth」です。

女の子の場合、大人になったらお母さんと仲良くしてることが多いように思うけど、お父さんと遊ぶ時はどんな話をしてるのだろう?

男の子の場合は仕事の話とか野球の話とか哲学の話とかするんだろうけどね。。。


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さて、昨日このブログでマスタープログラムについて案内しましたが(とても長いです。)、今朝6時からの参加受付ですでに半分以上の席が埋まってしまいました。

何だか凄い勢いです。

現在全国で展開中の「ショートプログラム」を評価してもらってのことだと思うので素直に嬉しいです。

僕のセミナーには療法士だけでなく、柔道整復師や鍼灸師などの治療家さん、そして体育筋のトレーナーさんたちにも数多く参加いただいていますが、今回はその方々からの申し込みも多いです。

これまでのセミナー開催で一つ気付いたことは、治療家さんやトレーナーさんたちの方が療法士の皆さんより積極的であるということ。

どの面で積極的かと言うと、講師であるわたくしめへのアプローチですね。

僕は思うのですが、セミナーってライブなわけで、講師と直に関わらないと勿体ないんですよ。

知識を得るだけなら本や論文からでも得れるわけで。

その点、療法士の皆さんは大人しいんですよね。

ま、無理してまで関わりを持とうとする必要はないと思いますが、こういう傾向ってどこから来るんでしょうか?

サラリーマンと事業主との違いなのかな、なんて思ったりもしますが、たぶん関係あるでしょうね。

療法士が生きている世界の方がハイラルキーがあって、抑圧されているのかもしれません。思い過ごしかもしれないですが。。。

講師の側から見れば、当たりの強い受講者の方が楽しいし、得しているように見えますけど。

療法士の皆さん、僕のセミナーではもっと関わってもらって良いですからね。

知識・技術の習得以外に講師との人脈作りも大事にして下さい。

2017年3月2日木曜日

とても長いです。

3月になりましたね。

ここ数ヶ月、とても濃い時間帯にいまして時間がなかなか過ぎません。

確か10月の終わり頃から新たなトレンドが生まれて、そこから4か月。

「へえ、まだ4ヶ月か...」

といった感じです。

人生は長いね。とても長いです。

振り返ってみれば、これまで自分の意志で道を選択してきた部分もあるが、抗しがたい力によって流されてきたとも言える。

考えてみれば、人の意志の力なんてたかが知れているわけで、川の流れに逆らい続けることはできない。

もし人間が人生において選択できることがあるとすれば、どの流れに乗るかを見極めることくらいじゃないか。

いや、それも怪しいな。

多くの場合、気がつけば、いつの間にか流されているぞ。

今度の流れはどこに続くのか。

楽しいトレンドだと良いんだけどね。


********


明日から、来月から始まる新規セミナーの参加募集を開始します。

とは言っても、全国ツアー参加者限定の先行予約の受付です。

何時間か前に参加者の皆さんにはメールで案内したので、もし見落としていれば、確認しておいて下さいね。「迷惑メール」に紛れ込んでいるかもしれません^^

プログラムだけは公開しておきます。

こちらのリンクからご覧下さい。
http://stellar-mind.com/cbr-basic-mp/program2017.pdf


■福岡会場(博多駅周辺)

2017年4月15日(土)14時~18時
2017年4月16日(日)10時~16時
2017年5月20日(土)14時~18時
2017年5月21日(日)10時~16時

■大阪会場(新大阪駅周辺)

2017年4月22日(土)14時~18時
2017年4月23日(日)10時~16時
2017年5月27日(土)14時~18時
2017年5月28日(日)10時~16時

■東京会場(都内で調整中)

2017年6月10日(土)14時~18時
2017年6月11日(日)10時~16時
2017年7月15日(土)14時~18時
2017年7月16日(日)10時~16時


先行予約受付開始後、一般参加募集も開始します。

定員は各会場20名です。

以前に書いたこちらのブログ(分かったつもりになってもらうのではなく)も参照しておいて下さい。

宜しくお願いします。

2017年2月23日木曜日

遠い昔と遠い未来

今週末は国家試験ですね。

合格率はどのくらいになるのだろう?

昨年は74%だったが、今年は60%台をみるのだろうか?

もちろんうちの学生には全員合格して欲しい。

よその学生も全員合格して欲しい。

そしてその中でもきちんと準備を積み重ねてきた人から順に合格して欲しい。

僕が理学療法士国家試験を受けたのはもう遠い昔でどんな試験問題が出たのかさえ全く記憶に残っていないが、今あるこの人生の大事な1日であったことは間違いない。

天気の良い日だった。3月だ。

派手なグリーンのシャツに真っ白なジーンズを穿いていたことは覚えている。

その年の合格率は確か95%か96%じゃなかったかな。

不合格になるのは統計学的にみても無視して良い水準の古き良き時代だった。

平成元年のことだったと思う。

病院が理学療法士を雇うのに7年待ちをしていた時代である。

今から思えば、僕たちバブル世代の療法士はこれまで随分と恵まれた時間を過ごしてきたように思う。

アホみたいなことがバカ受けするようなレバレッジの効いた時間帯だ。

今年、療法士になる人たちは30年後、どんな人生を歩んでいるのだろうか。

2047年の話である。

皆さんどう思いますか?

久しぶりのブログです^^

学生の頃、休み明けにノートに字を書くのに何かしら右手に違和感を覚えたことを覚えていますが、そんな感じですね。

「えらい久しぶりやな......」

みたいな感じ。

いろいろと書くべきことはあるのですが、もともと0時前から書き始めていたのが近頃は気がつくと1時や2時を回っていることも多く、断念することが多いのです。。。


さて、先週、先々週と週末はCBRセミナーで名古屋、大阪と巡ってきました。

どちらの会場も熱い受講者さんたちにお集まり頂き、話に花が咲きました。

ひと昔前は「基礎」って流行らなかったんですけど、だんだん流行ってきてますね^^

僕のセミナーに参加してくれる人の平均的な勤務年数は8年くらいで、つまり30歳前後の人が多いのですが、このお年頃はそれまで良いと思っていたものが輝きを失ったりと、お肌の曲がり角なのかもしれません。

実技の講習会とか一通り出て、結局本当に身に付いたものや確信できるものは一つもなく、、、

やっぱり

「基礎が大事」

みたいな流れなんでしょうか。。。


中には

「(基礎は)苦手な部分で...」

と言う人も(少なからず)いらっしゃいますが、

「それは気軽に言ってはいけないんじゃないの?」

とも思います。

別に悪気があって言ってるわけじゃないんですが、

「基礎が苦手でどうやって応用してんの?」

って話ですよ。

皆さんどう思いますか?

ちょっと考えると不思議な話だと思いません?

何気なく口にする(無意識の)言葉にはその人の本当の姿が現れるものなので、何気の無さには気をつけた方が良いと思います。

「無意識なものをどう気つけんねん?」

って話ですけど、

結局、意識的にトレーニングして自動化するってことですかね。

automatization。


来月は高松、東京、札幌ですが、新規にお席があるのは東京のみ。

東京も実はもともとの定員が埋まって、増席して、「残りわずか」となっています。

8年目、30歳と言わず、1年目から歓迎です。

最短距離で突き抜けて下さい。


■ 3/19 東京会場への申込みはこちらから
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

■ 詳細ブログ
http://www.toshiznet.com/2016/09/cbr.html

■ セミナープログラム
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp/program2016.pdf

2017年2月9日木曜日

がぶり寄り

うちの2年生の臨床実習が来週から始まります。

2週間の実習です。表向きは理学療法検査について学びます。裏向きはその他いろいろ学びます。

今週末から週明けにかけて忙しくなるので、少し早いですが学生向けにアドバイスらしきものを書き留めておきます。

先日、一緒にこの実習を担当しているO先生にアンケートを取ってもらいました。

「不安だ」という学生がちらほらいました。「ワクワクします」という学生はいませんでした。

ここで言う「不安」は、英語で言うとanxious(不安だけど楽しみ)というよりはscared(怯える)に近いのだろう。

不安な人に対するアドバイスは、ありきたりですが、きちんとその感情と向き合い乗り越えるということですね。

気持ちが逃げて先送りしてると一生逃げ続けることになりかねません。

実習の不安、国試の不安、就職の不安、結婚の不安、子育ての不安、住まいの不安、病気の不安、老後の不安、などなど、人生から不安がなくなることはありません。

あ、そうそう、お金の不安も一生無くなることはないでしょう。人間の欲には限りがないので。

結局のところ、誰もあなたの代わりに生きてあげることはできないのだから、不安を受け入れ、その時その時にそれと格闘するしかないのです。

具体的な予防策としては、可能な限り準備するくらいでしょうか。準備し倒したら不安は減ります。不安があるということは準備が足らないということです。

自分の心とがっぷり四つに組んで寄り切りましょう。最後はユッさユッさと、がぶり寄りで決めるのです。

不安が自信に変わるまで。

2017年2月7日火曜日

分かったつもりになってもらうのではなく

研修会のご案内を。

CBRベーシック・マスタープログラム
※全4日間のコースです※

■福岡会場(博多駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月15日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月16日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月20日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月21日 10時〜16時(日)

■大阪会場(新大阪駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月22日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月23日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月27日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月28日 10時〜16時(日)

■東京会場(都内会場未定)

1日目 2017年6月10日 14時〜18時(土)
2日目 2017年6月11日 10時〜16時(日)
3日目 2017年7月15日 14時〜18時(土)
4日目 2017年7月16日 10時〜16時(日)

現在、全国で開講中のCBRベーシック・ショートプログラム(SP)の上位コースです。

参加申込サイトを近日中にアップします。定員は各会場20〜30名となる見込み。

SP受講者にはメール等で先行案内します。
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『カンデル神経科学』の読み方を学べる4日間集中のプログラムです。

神経解剖学、電気生理学、分子生物学をベースに感覚、運動、発達、情動、痛み、学習、記憶の神経科学を学べます。

SPとはまた違う次元で受講者の方々と向き合います。

分かったつもりになってもらうのではなく、
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厳密に理解してもらいます。
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海外のエリート校で脳研究の道を目指す方からリハビリ治療を臨床実践するセラピストまで、共通の理解を得て頂きます。

興味のある方はサイト開設後すぐに申し込みができるよう今から柔軟体操をしておいて下さい。

宜しくお願いします。

2017年2月5日日曜日

村の伝統

昨日、今日と香川県理学療法士学会に参加しました。

「運動器と脳科学」というテーマで1時間ほどお話させてもらったんですが、大きな会場だったので皆さんの反応がどうだったのか? 気になるところですね。

話の半分は今うちのラボでやっている研究の話でした。科学と非科学を織り交ぜての内容で「なんのこっちゃ」と思った人も少なからずいたかもしれませんね^^

学会長の山田先生はじめスタッフの先生方には本当に至れり尽くせりの対応をして頂いて有難うございました。

昨日の懇親会から会場を去るまで完璧なガイドがなされていて、何不自由なく二日間過ごすことが出来ました。

これだけのチームワークを発揮するためにはマニュアルとかマネジメントとかそういった次元を超えた確固たる村の伝統があるのだろうと深く感じた次第です。

懇親会での数々の郷土料理と鶴丸カレーうどん。骨付き鶏は山田先生がお話されている間にほぼ一人で食べていたように思います......

ありがとうございました。

2017年2月3日金曜日

つながる感覚

2月が始まりました。

1月もいろいろとありましたが、2月もいろいろあるでしょうね。

昨年末から一つ、ある案件がこじれて、僕にとっては積○ハウスとの争い以来、3年ぶりの裁判になるかというところでしたが、幸いうまくまとまりました。。。

ま、訴訟になったらなったで、ここでまた裁判日記が書けるという楽しみもあったんですけどね...^^

道中、お声がけ頂いた皆さま。いろいろと話を聞いて下さり有難うございました。この件は、これからやりたいことをやっていくだけです。

この場を借りて御礼申し上げますmm

*******

さて、話変わって今週末は香川学会で講演です。今、発表で使うスライドをチェックしてますが、短くするのが大変ですね。

一般公開講座でもあるのでその辺りの調整もあるしね。

自分の中ではかなり良い内容に仕上がってますが、あとはそれを上手く伝えられるかどうかだね。

僕にとって、講演する時に一番難しいのは聞き手を理解することです。

特にセラピストの皆さんが相手の時はある意味博打で、

「ほれっ」

「これどや?」

みたいな感じで投げかけます。

僕が面白いと思うことでも聞き手はそうは思わなかったり、その逆もあったりする。

読めないんですよ。

また、同じ話してるのに、会場によって反応が違うこともあったりするし、その時、風がどちらに吹くかは本当にちょっとしたことで決まるのです。

ライブの芝居や演奏でも似たようなとこあるんだろうね。

でも、僕の場合、確実に言えることは、自分がその場でノレた時は極端な話、どんな話でも聞き手に届いている実感がある。

実際、正確に内容が伝わっているかどうかは疑わしいところもあるんだけど、「つながる感覚」というのは、またそれとは違ったところで成立するんだろう。

たぶん、話の内容というよりは、エネルギーをやり取りしてるんだと思う。

2017年1月30日月曜日

みんなハッピー

3月26日(日)開催のCBR全国ツアー札幌会場。

満席でしたが、2席空席が出ました。

すぐに埋まってしまうかもしれませんが、5月7日の札幌追加公演と合わせてご検討下さい。

ちなみに2月12日(日)名古屋会場は開催が迫っています。

名古屋は今のところ追加公演の予定がありませんので、これがラストチャンスです。。。

詳しくはこちら

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さて、もう遅ればせではありますが、最近、売り物の絵本を無料で全編ネット公開した作家がいるとかで話題になっているようですね。

「そんなことしたら自分たちの(有料の)本が売れなくなるじゃないか」

と批判してる作家もいるとか。

そんなことを批判する作家が本当にいるのか、かなり疑わしいところですが (そういうのって話題性を高めるために予め手配されているんじゃないの?プロレスみたいな感じで...)、自分の作品を無料で公開しようがどうしようが、それを作った人たちの間で了解が取れてたら何の問題もないじゃないですか。

結果的には、その絵本の売上も上がってプロモーションはうまくいったらしいのですが、この話を「金儲け」としか捉えられない人は寂しい人だと思う。

だってお金を払わずに読みたかった本を読めた人たちもたくさんいるわけですからね。

絵本を書いた本人も、無料公開して話題にしなければリーチできなかった人たちにもリーチ出来て(自分の存在を知ってもらえて)、結局はその中からお金を払って自分の本買ってくれる新規のお客さんも何パーセントか獲得できて、そのお客さんたちも無料公開がなければ得られなかったであろう感動やら学びやらをその絵本から得られるのであれば、みんなハッピーになって良いじゃないですか。

これまではそういう部分の仕掛けは裏方の人たち(出版社とか)がやっていたのが、著者自らが表に出てやる時代に変わってきているだけですよ。

人が何かをやる時に金銭的な動機が背後にあると反射的に「悪」だと思う人たちがいますが、実はそう思う人たち自身が強欲の持ち主だったりするんだよね。

2017年1月26日木曜日

続いてないよね

先日、MITのプログラムについて書きましたが(ちょっと現実的ではない気がする)、思えば、僕が脳認知科学科を出て以来、理学療法士や作業療法士で誰も後に続いてくれてないんですよね。別にMITでなくてもハーバードやスタンファードでも良いんだけど、僕が知る限り誰も続いていない。僕が渡米した20年以上前と比べるとインターネットも整備されていて遥かにトライしやすい環境になっているのに......。研究、特に基礎研究に興味のある人でも日本のリハビリ系の大学院で早々に妥協しちゃってるんだよね。確かに良い仕事をしさえすれば世界のどこでやっても同じだと思うけど、本場でしか体得できない文化ってあると思うんだよね。日本で今言う「学問」って西洋の学問のことなんだけど、向こうで学べば日本の大学教育がいかにインチキかってこと分かると思うよ。日本には腐るほどの療法士がいるんだからさ、皆が皆、日本のリハビリ系なんちゃって科学やなんちゃってアートに収まる必要はないと思う。もし、今後そういう人たちが出て来たら、一緒に何かやりたいですね。日本の療法士の未来のために。

2017年1月25日水曜日

全国ツアー解説動画

CBR全国ツアー2016参加者限定で動画配信始めました。

講義内容を補足していきます。

すでに開催した大阪、東京、福岡会場の皆さんでまだ全国ツアーFacebookグループ(こちらで動画配信します)に参加していない人は坂本宛、友達申請して下さい。

承認後、グループに招待します。

また、すでに友達なのに「まだ誘ってもらってないよ」という人はメッセンジャーでその旨知らせて下さい。

この機会を活かして下さいね。

坂本年将 Facebook
https://facebook.com/toshiznet



ちょっと現実的ではない気がする

今日の夕方、MIT(脳認知科学科)の新しい教育プログラムをFacebookで紹介しました。経済的にフルサポートしながら、PhDコースへの入学を目指す人たちを支援する教育プログラムです。実はコレ、米国民かグリーンカード持ってる人じゃないと応募できないプログラムなので多くの日本人は対象外なのですが、応募要項を読むだけでも彼らがどんな人を探しているかが垣間見えて、読む人によっては勉強になるんじゃないかと思ったんですね。さらに具体的に言うと、経済的、身体的、または社会的にハンディキャップを持った(デキる)人たち向けのプログラムなのですが、こういう恵まれない天才たちに学ぶ機会を与えようと手を差し伸べるところはアメリカらしいです。Dickのラボにいた頃、MITに入学したばかりの中国系男子学生を指導したことがありました。ご両親は英語も話せぬまま米国に移住しチャイニーズレストランを始めたとか。これを日本に置き換えると、日本にやって来たばかりの中国人が営むラーメン屋の息子さんが東大に行くようなものだと思うのですが、それはちょっと現実的ではない気がする。。。日米で比較するとアメリカの方が格差先進国だと思いますが、人材発掘への貪欲さとそれを形にする仕組みにおいても向こうが先行ってるように思いますね。日本で貧乏人が這い上がるのって大変じゃないですか? ま、這い上がる人はどこにいようが這い上がるのでしょうが。

2017年1月22日日曜日

香川県学会で講演します。

皆さんこんばんは。休みになると脳がリラックスするせいかアイデアがザクザク湧いてきてアレもコレもソレもしたくなって困りますね。

何をしたいかのアイデアはあるから、あとは時間とカネと人の問題だね。

意識高い系のセラピストや治療家さんとの定期的な交流会ができると良いんだけど、興味ある人いませんか?って何を軸に交流するかも分からなかったら興味の持ちようもないですね^^

でも、現時点では僕と価値観が似ていて個人的に信頼できる人にしか話したくないのでどうしたものか......

たぶん、時間はかかるが、普段から関わりのある人と二人か三人で始めて成功してそれから輪を広げていくというやり方しかないのかもしれないですね。

って書いてたら、今、二、三人顔が浮かんだのですが、

「それって、私のこと?」

と思った人はメッセンジャーで僕に連絡して下さい^^

さて、話は変わりますが、2月5日(日)に第22回香川県理学療法士学会にて講演します。教育講演&一般公開講座のスピーカーで呼んで頂いています。

「運動器と脳科学」というベタなタイトルですが、内容は出来るだけファンシーにしたいと思っています。

前日には懇親会もあるようで、座長の先生が数ある香川の名店の中でもとっておきの店に連れてってくれるとのことです。

当日は飲み過ぎ食べ過ぎで楽しみたいと思っています。

香川県士会の皆さん、宜しくお願い致しますmm

勘違いしてましたが...

先日、うちのラボの二人が修士論文を大学に提出しました。まだこれから学術誌への論文投稿に向けて仕事は残っていますが、彼らにとっては一段落ですね。っと、まだ最後のディフェンス(口述発表と口頭試問)がありましたっけ。。。

セラピストが通うリハビリ系の大学院でどこまで指導すれば良いのか、なかなか難しいところはありますが、二人とも入学した2年前と比べるとちょっと人格が変わったように思います。良い意味で。

その変化をどう表現すれば良いのか、また彼らにインタビューでもして動画でお伝えしたいですね。そして出来ればこのままうちのラボで博士も目指してさらに自己研鑽して欲しいです。

二人ともセラピストの文化の中でやってきた人なので当初は偉い先生たちが唱える理論(のようなもの)に自分のやってることを当てはめることが研究だと勘違いしていたり、必要のない(irrelevantな)神経メカニズムの考察をやりたがったりしてましたが、なんとかそのレベルは抜け出てくれたように思います。

そういう人はまだまだ療法士の中ではマイノリティーなのでこれから周りの人たちと歩調が合わなかったりすることを多々経験すると思うけど、どうか少数派であることを誇りに思って欲しいです。

「本物」の定義はこれまたなかなか難しいのですが、一つ条件を挙げるとすれば、自分で価値あるものを生み出せるかどうかだね。模倣からの脱却が出来ているかどうかです。

ほとんどの人はこれが出来ぬまま生涯を終えます。だから本物(本当に良いもの)の数はとても少なく、それに出会うことは滅多にないのです。もちろん少数派であるからといって本物であるとは限りません。が、本物は常に少数派であるということは覚えておきたいものですね。

2017年1月20日金曜日

GW特別追加公演

ゴールデンウィークの計画立てました。

高松と札幌行きます。

四国と北海道です。

まずは4月30日(日)に車で高松。

それから5月7日(日)に空で札幌。

うどんとラーメン。

楽しみですね。

現地でご一緒されたい方は、以下のサイトからお申込み下さい。

■GW特別追加公演
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

心に浮かぶは
初夏の眩しき陽の光

ご参加お待ちしています。

熱心でない人には壁はない

昨日、今日と長田消防署で講習会でした。ちょっとした事情で「防火管理者」という資格を取ることになり、消防計画の作成や消火、避難誘導の仕方などを学びました。

これで球場や百貨店の防火管理だって出来るんすよv(する予定はないですけど)

・火災が起こった時にはむやみに窓を開けたりせずに煙を一箇所に閉じ込める。

・避難する時はかがんでゆっくり移動する。

これだけ知っとくだけでも命が助かることがあるかもしれない。

でも普段の生活を振り返ってみたら、ただただ毎日運が良いだけで、何かあったら結構イチコロでやられてしまうだろうなと思います。

地下街とか、映画館とか、ホテルとか、混雑する場所や暗い場所や迷路みたいな場所で火事にあったらまずアウトだね。

知らない場所行った時にいちいち逃げ道なんてチェックしないから。。。

講師の先生はみんな年配のジェントルマンで品の良い人ばかりでしたが、これまでの個人的な経験からして、消防署の人たちって不思議とナイスガイばかりなんですよ。

体鍛えてるからかな?

最も清々しいお役所だと思う。

先生の一人が言ってましたが、防火管理者になって熱心にやる人は大抵3年を過ぎたあたりで仕事の壁にぶち当たるらしい。

そして、熱心でない人には壁はないって。

3年と言うとちょうど1000日を超えたあたりになるんだけど、どの仕事も、やる人にとってはここらが一つの山になるんだろうね。

2017年1月13日金曜日

独自のルートで

昨日、一昨日と、仕事で東京に行ってました。分野はそれぞれ違うんですが、ボストンにいた頃を思い出す集まりで、楽しいですね。

目指しているものが似ている人たち(つまり価値観が似ている人たち)と意思疎通するのはたとえ使う言語が違ってもそれほど難しくありません。

僕は理学療法士(PT)でもあるんだけど、基本的にPTとはそれほど話が合いません。たぶん価値観にズレがあるんだろう。

もちろん、多くのPTがそうであるように「患者が良くなること」や「社会が良くなること」や「みんなが幸せになること」に僕も価値を置いていますが、そのゴールに至るまでのアプローチの仕方(好み)が違うのかもしれない。

ま、その違いが摩擦熱を起こしてエネルギーを生み出すわけだから僕にとっては違った方が良いんですけどね^^

来週の期末試験に向けて学生から質問があり、動画で回答してみました。

最終的な答えが合っているかどうかは大事ではあるのですが、結論に至る道筋はもっと大事です。少なくとも来週の試験においては。

宿泊した田町のホテルと羽田空港で撮影しました。

みんなそれぞれ頂上に至る独自のルートを見つけて下さいね。

 

2017年1月8日日曜日

リハの表舞台は

初めに30秒だけCBRセミナーのアラートをさせて下さい。

1月15日(日)開催のCBRベーシック・ショートプログラム福岡会場。

満席のため15席増やしましたが、現時点で残り2席となっています。

3月12日(日)開催のCBRベーシック・ショートプログラム高松会場。

現時点で残り2席です。

参加される方はお早めにお申し込み下さいネ。お待ちしています。

参加申込サイト
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp


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以前、このブログで紹介した阪神医療生活共同組合診療所グループのスタッフ(PT・OT)募集の件ですが、このブログを見て現地見学・面接等されている方が少なからずいるそうです。

縁あって、同グループの求人プロジェクトに関わらせてもらっています。

何名か採用が決まり、今期は残り1〜2名とのことです。

もし今年卒業で、まだ就職先が決まっていない学生の皆さんは検討してみて下さい。

尼崎駅周辺においてダントツに地域密着型の診療所グループです。

リハの表舞台は病院から地域へ。

患者の生活により近い場所で力を発揮してみて下さい。

見学希望等は直接診療所に問い合わせるか(担当:射手園先生)、もしくは私のFacebookに友達申請の上、メッセージを送って下さい。

こちらもお待ちしています。

■関連ブログ

みんなと同じ
回復期に慣れると...

2017年1月6日金曜日

命を守る知識と技術

Facebookで幾つかこちらの記事が流れてきました。日本理学療法士協会の会長さんが書いた理学療法士の開業権に関するものです。

特に深い意味はないのですが、ちょっと思ったことを忘れないうちに書き留めておこうと思います。

まず第一に「一体何を言いたんだろう」ということですね^^

たとえば、「開業もどき」という言葉が記事の中に出てくるのですが、これはどういう業態を指しているのでしょうか?

「開業のようで開業でない」

といった状態ですか???

そんなのあるんですか?

また、「予防理学療法は堂々とやろう」と言いつつ、理学療法士には「命を守る知識と技術が欠落している」と言う。

だから、厚労省から「(医者なしで)やって良いよ」と言われているのに実際には理学療法士にはその力はない、と告白してるんですよね。

そんなホントのことわざわざ言わなくても良いのに...

患者にとってみても怖い話ですよね。病院で白衣を着て、聴診器を首からぶら下げているセラピスト(先生)が人の命を守る術を知らないんだから...T_T

話は少し前後するんですが、僕自身は「命を守る知識と技術」が開業するための絶対的な条件ではないと思っています。

なぜなら、巷で開業している柔道整復師や鍼灸師、整体師にヨガインストラクター、アロマセラピストといった人たちが理学療法士と比べて特に優れたその手の知識を持ち合わせているとは思えないからです。

相対的にみれば、今ある知識と技術で十分に開業できるんじゃないですか? 理学療法士。むしろ、開業した後、経営音痴で廃業する療法士のこと心配するべきじゃないでしょうか?

「予防分野と医行為を歴然と峻別すること」は難しいでしょ。

予防も「予防医学」や、その実践である「予防医療」って言葉があるくらいだから、解釈の仕方によっては「医行為」であるわけだしさ。

「少数の会員でも規範に反すると全体の前進の妨げになります。」

ここで言う「規範」って何だ???

理学療法士でも何でもない人がこの記事読んだら何がなんだか訳分からんだろうな...

ま、「会員向け」のメッセージだから、分かる人には分かるんだろう。僕にはよく分からないですけど。

それにしても、この記事って年の終わりのメッセージなんですよね。

組織のトップが書く年の瀬の記事は、やはり一年を総括した上で、みんなに夢や希望ややる気を与えるものであって欲しいね。

仲間への感謝の言葉も忘れずに。

2017年1月2日月曜日

心に厚みが

新年あけましておめでとうございます。

今年も早2日が過ぎ去ろうとしています。

昨年は自分にとっては割と充実した一年だったのですが、今年も気と身を引き締めて過ごしたいと思います。

今年取り組む課題は、

「球種を増やすこと」

です。

野球のピッチャーに喩えています。

家に喩えれば柱の数を増やすこと、

お店に喩えれば品数を増やすこと、

投資に喩えればポートフォリオを組むこと、

です。

持ち手が増えると心に厚みが生まれます。

圧倒的な組み合わせを生み出すことで、今ある状態に揺さぶりをかけていきたいですね。

そんなイメージの2017年です。