セラピストが通うリハビリ系の大学院でどこまで指導すれば良いのか、なかなか難しいところはありますが、二人とも入学した2年前と比べるとちょっと人格が変わったように思います。良い意味で。
その変化をどう表現すれば良いのか、また彼らにインタビューでもして動画でお伝えしたいですね。そして出来ればこのままうちのラボで博士も目指してさらに自己研鑽して欲しいです。
二人ともセラピストの文化の中でやってきた人なので当初は偉い先生たちが唱える理論(のようなもの)に自分のやってることを当てはめることが研究だと勘違いしていたり、必要のない(irrelevantな)神経メカニズムの考察をやりたがったりしてましたが、なんとかそのレベルは抜け出てくれたように思います。
そういう人はまだまだ療法士の中ではマイノリティーなのでこれから周りの人たちと歩調が合わなかったりすることを多々経験すると思うけど、どうか少数派であることを誇りに思って欲しいです。
「本物」の定義はこれまたなかなか難しいのですが、一つ条件を挙げるとすれば、自分で価値あるものを生み出せるかどうかだね。模倣からの脱却が出来ているかどうかです。
ほとんどの人はこれが出来ぬまま生涯を終えます。だから本物(本当に良いもの)の数はとても少なく、それに出会うことは滅多にないのです。もちろん少数派であるからといって本物であるとは限りません。が、本物は常に少数派であるということは覚えておきたいものですね。
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