2017年2月23日木曜日

遠い昔と遠い未来

今週末は国家試験ですね。

合格率はどのくらいになるのだろう?

昨年は74%だったが、今年は60%台をみるのだろうか?

もちろんうちの学生には全員合格して欲しい。

よその学生も全員合格して欲しい。

そしてその中でもきちんと準備を積み重ねてきた人から順に合格して欲しい。

僕が理学療法士国家試験を受けたのはもう遠い昔でどんな試験問題が出たのかさえ全く記憶に残っていないが、今あるこの人生の大事な1日であったことは間違いない。

天気の良い日だった。3月だ。

派手なグリーンのシャツに真っ白なジーンズを穿いていたことは覚えている。

その年の合格率は確か95%か96%じゃなかったかな。

不合格になるのは統計学的にみても無視して良い水準の古き良き時代だった。

平成元年のことだったと思う。

病院が理学療法士を雇うのに7年待ちをしていた時代である。

今から思えば、僕たちバブル世代の療法士はこれまで随分と恵まれた時間を過ごしてきたように思う。

アホみたいなことがバカ受けするようなレバレッジの効いた時間帯だ。

今年、療法士になる人たちは30年後、どんな人生を歩んでいるのだろうか。

2047年の話である。

皆さんどう思いますか?

久しぶりのブログです^^

学生の頃、休み明けにノートに字を書くのに何かしら右手に違和感を覚えたことを覚えていますが、そんな感じですね。

「えらい久しぶりやな......」

みたいな感じ。

いろいろと書くべきことはあるのですが、もともと0時前から書き始めていたのが近頃は気がつくと1時や2時を回っていることも多く、断念することが多いのです。。。


さて、先週、先々週と週末はCBRセミナーで名古屋、大阪と巡ってきました。

どちらの会場も熱い受講者さんたちにお集まり頂き、話に花が咲きました。

ひと昔前は「基礎」って流行らなかったんですけど、だんだん流行ってきてますね^^

僕のセミナーに参加してくれる人の平均的な勤務年数は8年くらいで、つまり30歳前後の人が多いのですが、このお年頃はそれまで良いと思っていたものが輝きを失ったりと、お肌の曲がり角なのかもしれません。

実技の講習会とか一通り出て、結局本当に身に付いたものや確信できるものは一つもなく、、、

やっぱり

「基礎が大事」

みたいな流れなんでしょうか。。。


中には

「(基礎は)苦手な部分で...」

と言う人も(少なからず)いらっしゃいますが、

「それは気軽に言ってはいけないんじゃないの?」

とも思います。

別に悪気があって言ってるわけじゃないんですが、

「基礎が苦手でどうやって応用してんの?」

って話ですよ。

皆さんどう思いますか?

ちょっと考えると不思議な話だと思いません?

何気なく口にする(無意識の)言葉にはその人の本当の姿が現れるものなので、何気の無さには気をつけた方が良いと思います。

「無意識なものをどう気つけんねん?」

って話ですけど、

結局、意識的にトレーニングして自動化するってことですかね。

automatization。


来月は高松、東京、札幌ですが、新規にお席があるのは東京のみ。

東京も実はもともとの定員が埋まって、増席して、「残りわずか」となっています。

8年目、30歳と言わず、1年目から歓迎です。

最短距離で突き抜けて下さい。


■ 3/19 東京会場への申込みはこちらから
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp

■ 詳細ブログ
http://www.toshiznet.com/2016/09/cbr.html

■ セミナープログラム
http://stellar-mind.com/cbr-basic-sp/program2016.pdf

2017年2月9日木曜日

がぶり寄り

うちの2年生の臨床実習が来週から始まります。

2週間の実習です。表向きは理学療法検査について学びます。裏向きはその他いろいろ学びます。

今週末から週明けにかけて忙しくなるので、少し早いですが学生向けにアドバイスらしきものを書き留めておきます。

先日、一緒にこの実習を担当しているO先生にアンケートを取ってもらいました。

「不安だ」という学生がちらほらいました。「ワクワクします」という学生はいませんでした。

ここで言う「不安」は、英語で言うとanxious(不安だけど楽しみ)というよりはscared(怯える)に近いのだろう。

不安な人に対するアドバイスは、ありきたりですが、きちんとその感情と向き合い乗り越えるということですね。

気持ちが逃げて先送りしてると一生逃げ続けることになりかねません。

実習の不安、国試の不安、就職の不安、結婚の不安、子育ての不安、住まいの不安、病気の不安、老後の不安、などなど、人生から不安がなくなることはありません。

あ、そうそう、お金の不安も一生無くなることはないでしょう。人間の欲には限りがないので。

結局のところ、誰もあなたの代わりに生きてあげることはできないのだから、不安を受け入れ、その時その時にそれと格闘するしかないのです。

具体的な予防策としては、可能な限り準備するくらいでしょうか。準備し倒したら不安は減ります。不安があるということは準備が足らないということです。

自分の心とがっぷり四つに組んで寄り切りましょう。最後はユッさユッさと、がぶり寄りで決めるのです。

不安が自信に変わるまで。

2017年2月7日火曜日

分かったつもりになってもらうのではなく

研修会のご案内を。

CBRベーシック・マスタープログラム
※全4日間のコースです※

■福岡会場(博多駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月15日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月16日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月20日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月21日 10時〜16時(日)

■大阪会場(新大阪駅周辺徒歩5分以内)

1日目 2017年4月22日 14時〜18時(土)
2日目 2017年4月23日 10時〜16時(日)
3日目 2017年5月27日 14時〜18時(土)
4日目 2017年5月28日 10時〜16時(日)

■東京会場(都内会場未定)

1日目 2017年6月10日 14時〜18時(土)
2日目 2017年6月11日 10時〜16時(日)
3日目 2017年7月15日 14時〜18時(土)
4日目 2017年7月16日 10時〜16時(日)

現在、全国で開講中のCBRベーシック・ショートプログラム(SP)の上位コースです。

参加申込サイトを近日中にアップします。定員は各会場20〜30名となる見込み。

SP受講者にはメール等で先行案内します。
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『カンデル神経科学』の読み方を学べる4日間集中のプログラムです。

神経解剖学、電気生理学、分子生物学をベースに感覚、運動、発達、情動、痛み、学習、記憶の神経科学を学べます。

SPとはまた違う次元で受講者の方々と向き合います。

分かったつもりになってもらうのではなく、
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厳密に理解してもらいます。
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海外のエリート校で脳研究の道を目指す方からリハビリ治療を臨床実践するセラピストまで、共通の理解を得て頂きます。

興味のある方はサイト開設後すぐに申し込みができるよう今から柔軟体操をしておいて下さい。

宜しくお願いします。

2017年2月5日日曜日

村の伝統

昨日、今日と香川県理学療法士学会に参加しました。

「運動器と脳科学」というテーマで1時間ほどお話させてもらったんですが、大きな会場だったので皆さんの反応がどうだったのか? 気になるところですね。

話の半分は今うちのラボでやっている研究の話でした。科学と非科学を織り交ぜての内容で「なんのこっちゃ」と思った人も少なからずいたかもしれませんね^^

学会長の山田先生はじめスタッフの先生方には本当に至れり尽くせりの対応をして頂いて有難うございました。

昨日の懇親会から会場を去るまで完璧なガイドがなされていて、何不自由なく二日間過ごすことが出来ました。

これだけのチームワークを発揮するためにはマニュアルとかマネジメントとかそういった次元を超えた確固たる村の伝統があるのだろうと深く感じた次第です。

懇親会での数々の郷土料理と鶴丸カレーうどん。骨付き鶏は山田先生がお話されている間にほぼ一人で食べていたように思います......

ありがとうございました。

2017年2月3日金曜日

つながる感覚

2月が始まりました。

1月もいろいろとありましたが、2月もいろいろあるでしょうね。

昨年末から一つ、ある案件がこじれて、僕にとっては積○ハウスとの争い以来、3年ぶりの裁判になるかというところでしたが、幸いうまくまとまりました。。。

ま、訴訟になったらなったで、ここでまた裁判日記が書けるという楽しみもあったんですけどね...^^

道中、お声がけ頂いた皆さま。いろいろと話を聞いて下さり有難うございました。この件は、これからやりたいことをやっていくだけです。

この場を借りて御礼申し上げますmm

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さて、話変わって今週末は香川学会で講演です。今、発表で使うスライドをチェックしてますが、短くするのが大変ですね。

一般公開講座でもあるのでその辺りの調整もあるしね。

自分の中ではかなり良い内容に仕上がってますが、あとはそれを上手く伝えられるかどうかだね。

僕にとって、講演する時に一番難しいのは聞き手を理解することです。

特にセラピストの皆さんが相手の時はある意味博打で、

「ほれっ」

「これどや?」

みたいな感じで投げかけます。

僕が面白いと思うことでも聞き手はそうは思わなかったり、その逆もあったりする。

読めないんですよ。

また、同じ話してるのに、会場によって反応が違うこともあったりするし、その時、風がどちらに吹くかは本当にちょっとしたことで決まるのです。

ライブの芝居や演奏でも似たようなとこあるんだろうね。

でも、僕の場合、確実に言えることは、自分がその場でノレた時は極端な話、どんな話でも聞き手に届いている実感がある。

実際、正確に内容が伝わっているかどうかは疑わしいところもあるんだけど、「つながる感覚」というのは、またそれとは違ったところで成立するんだろう。

たぶん、話の内容というよりは、エネルギーをやり取りしてるんだと思う。